ホノルルのチャイナタウンにブラック・オーキッド(Black Orchid Lounge)という新しいバーが開いて、ハッピーアワーも始まったそうです。私たちの晩酌の時間と場所からは少し外れたお店なのですが、メニューを読んでいて楽しくなってしまいました。生牡蠣が1個単位で頼めて、細切りのフライドポテトにはキャビアが添えてある。ふだんはワイキキの部屋でビールとワインばかり飲んでいる我が家でも、ポテトの話となると素通りできないんですよね。場所と営業時間、ハッピーアワーの中身と値段を、ひととおり表にしておきます。
ニュースのあらまし
Aloha State Daily | Black Orchid Lounge in Chinatown has a new happy hour
The new lounge — located in the former space of Obake — celebrated its grand opening in early September. It recently launched a new happy hour menu,…
地元のニュースサイト Aloha State Daily が10月8日に伝えたところによると、ブラック・オーキッドはチャイナタウンのスミス通り、以前は Obake というお店が入っていた場所に開いたバーです。8月の終わりにプレオープン(本格開業の前のお試し営業)をして、9月にグランドオープンを迎えたとのこと。
お店を立ち上げたのは Tuda Sarian さん。同サイトによると、ワイキキのハレクラニでカクテル部門の責任者(director of mixology)を務めていた方で、1年ほど前にハレクラニを離れ、自分のお店の準備を進めてきたそうです。
記事に出ていたお店の様子は、だいたいこんな感じです。
- 店内のバーは21人ほど、外のパティオ(屋外の席)は40人ほど入る
- 座り心地のいい椅子とエアコン、照明にこだわった
- 「高級感はあっても、地元の人が入りにくい場所にはしたくない」といった内容のコメント
- カクテルのほかに、アルコールなしの飲み物、グラスのビールとワインもある
地元の人が気後れせずに入れるお店に、という話は、カクテルにあまり詳しくない私たちにとっても少しほっとする一言でした。
場所と営業時間
場所は1112 Smith St., Honolulu。お店の公式インスタのプロフィールにも同じ住所が出ていて、「Black Orchid Bar (formerly Obake)」と、以前の Obake の場所であることも書かれていました。
| 曜日 | 営業時間 |
|---|---|
| 火曜・水曜・木曜 | 午後5時〜深夜0時 |
| 金曜・土曜 | 午後5時〜深夜1時 |
| 日曜・月曜 | 案内に出ていません |
営業時間は、公式インスタのプロフィールと Aloha State Daily の記事で同じでした(2026年10月9日に確認)。日曜と月曜はどちらにも載っていないので、その曜日に行くつもりの方はインスタで最新の案内を見てからが安心です。
ハッピーアワーは午後5時から7時なので、ちょうどお店が開いてからの2時間にあたります。開店直後のお客さんが少なめの時間をお得にするのは、ハワイのお店でもよく見かける形ですね。ハッピーアワーが終わっても、お店はそのまま夜中まで開いています。
ハッピーアワーのメニューと値段
ハッピーアワーは火曜〜土曜の午後5時〜7時。お店の公式インスタが9月17日に出した告知の画像(9月20日の投稿も同じ内容)と、Aloha State Daily の記事の両方にこの時間が出ています。値段は告知の画像に載っているものと、記事にだけ出てくるものがあるので、どこに載っていたかも添えて表にしておきます(2026年10月9日に確認)。
| 品名 | 中身 | 値段 | 載っていたところ |
|---|---|---|---|
| 生牡蠣(Kusshi) | 3種類のタレから選べる(記事による) | 1個3ドル | 公式の告知・記事 |
| オイスター・シューター | Kusshi という牡蠣を、3通りの味付けで小さなグラスに(記事による) | 8ドル | 公式の告知・記事 |
| ミニ・マティーニ | 何種類かから選べる(記事による) | 12ドル | 公式の告知・記事 |
| ローラン・ペリエ | フランスのシャンパン。グラスかボトルかは書かれていません | 19ドル | 公式の告知 |
| ハイライフ(High Life) | アメリカのビール。量は書かれていません | 6ドル | 公式の告知 |
| キャビア・フリット | 細切りのポテトに、トリュフ風味のペコリーノチーズの「雪」をかけ、キャビアとサワークリーム&オニオンのアイオリを添えて(記事による) | 18ドル | 値段は記事だけ(告知は名前のみ) |
| キャビア・バンプ | 3グラムのキャビアを、どの料理や飲み物にも足せる(記事による) | 記事では10ドル | 告知は名前のみ。ハッピーアワーの値段かどうかは不明 |
アメリカのお店なので、表の値段に税金とチップが加わると考えておくと安心です。
生牡蠣は、タレを3種類から選ぶ
生牡蠣は次の3つから味付けを選べるそうです。
- タバスコとレモン
- シラチャー(ピリ辛のチリのたれ)、ライム、玉ねぎのグラニテ(シャリシャリに凍らせたもの)
- ジャックフルーツのミニョネット(生牡蠣に添える、酢と刻んだ玉ねぎのタレ)に、レモングラスとココナッツの泡
1つ目は分かりやすいとして、3つ目は名前だけでは味が浮かびませんでした。ジャックフルーツは東南アジアでよく食べられている大きな果物で、ミニョネットは生牡蠣の定番のタレ。そこに南国らしい泡を重ねる、ということのようです。見慣れない名前は由来を調べてから味わうのが二人の習慣なので、ここで少し時間を使いました。
オイスター・シューターは、牡蠣とお酒のひと口
オイスター・シューターは、小さなグラスに牡蠣とお酒や味付けを入れて、ひと口で飲むものです。使っているのは Kusshi(クッシー)という、小ぶりで知られる牡蠣で、ダーティー・マティーニ風、ブラッディ・メアリー風、グリーン・ドラゴンの3通り。グリーン・ドラゴンは自家製のチリ・ベルデ(青唐辛子のたれ)とジン、柚子胡椒に漬けたイクラまで入るそうです。柚子胡椒とイクラという日本でおなじみの名前が並んでいて、ここは思わず二度読みしました。
キャビア・フリットは、お客さんに人気
記事によると、キャビア・フリットはお客さんに人気の一皿だそうです。フリットはフランス語でフライドポテトのこと。細く切ったポテトの上に、トリュフの香りのするペコリーノ(羊の乳のチーズ)を「雪」(スノー)と呼んで上にかけ、キャビアとサワークリーム&オニオンのアイオリ(にんにくの効いたマヨネーズのようなもの)は横に添えて出てくるそうです。
おつまみとカクテルの値段
ハッピーアワーの対象外と記事に書かれているのは、鹿肉のタルタルとドッグス・ゴー・バオの2つ。どちらもいつでも頼めるおつまみだそうです。ほかに、人気のカクテルも記事に出ていました。
| 品名 | 中身(Aloha State Dailyによる) | 値段 |
|---|---|---|
| 鹿肉のタルタル | ― | 16ドル |
| ドッグス・ゴー・バオ | 燻製のソーセージを中華まんの生地のようなバンズで挟んだもの | 9ドル |
| バナナ・バンシー | メスカル、バナナ、ココナッツ、ライム、ハワイのチリペッパーウォーターなど | 21ドル |
| オーキッド・クラブ | ジン、焼いたパイナップル、ラズベリー、レモンなど。お店の看板の一杯 | 23ドル |
| オーシャン・アイズ | バニラを漬けたウォッカ、パイナップル、ハイビスカス、リリコイとシャンパンの泡 | 23ドル |
| バッド・スニーカーズ | マッカランのスコッチ、パイナップル、ラベンダーのハチミツ、ココナッツ、レモンなど | 35ドル |
バッド・スニーカーズは、Sarian さんがハレクラニにいたころに生まれた一杯で、作るのがいちばん好きなカクテルの一つだそうです。ハレクラニはワイキキの中にあって、私たちの部屋から歩いて行ける場所です。ハレクラニの名前のついたベーカリーがハレプナ・ワイキキというホテルの中にあって、そのテラスが夜だけ別のお店になるという話もありました。食べ物の話題がよく流れてくる界隈ですね。ワイキキで腕をふるっていた人が、チャイナタウンで自分のお店を開いた、という流れはなるほどねぇと思います。
カクテルに出てくる「ハワイのチリペッパーウォーター」は、唐辛子を水と塩などに漬けた、ハワイでおなじみの辛い調味料です。カクテルにまで入っているとは思わなかったので、ここはちょっと面白かったところです。
私たちが手を止めたのは、ポテトの「雪」
我が家のお酒はビールとワインが中心で、奥さんは蒸留酒があまり得意ではありません。甘めのカクテルも二人とも選ばないので、カクテルの表は「へぇ、こんな組み合わせがあるんだぁ」と眺めるところまででした。グラスのビールとワインもあると書いてあったのは、私たちにはありがたい一行です。公式の告知には6ドルのハイライフも載っていて、ビールが中心の我が家はここでまた手が止まりました。
その代わりに目が止まったのが、キャビア・フリットでした。フライドポテトはハワイに来るとつい手が伸びる、私たちの好きなものの一つです。ただ、この一皿で気になったのはキャビアよりも、上にかかったチーズのほう。チーズを「雪」と呼んでいるのを読んで、細切りのポテトの上に粉雪みたいに白く積もっている様子を想像してしまいました。キャビアと別添えのアイオリは、ちょっとずつ付けて味を変えながら食べる形なのだと思います。
奥さんに写真を見せたら、「ポテトがメインで、キャビアはおまけなんだね」とひと言。たしかに、キャビアを横に添えてポテトを主役にしている出し方は、ポテト好きにはうれしいところです。塩気の効いたポテトなら、ワインよりはビールの番かなぁ、という話で二人とも一致しました。
時間と場所は、私たちには少し遠い
行くかどうかで言えば、たぶん行かないと思います。味や値段ではなく、時間と場所の話です。
まず時間。我が家の晩酌は午後3時か4時には部屋で始まっていて、午後5時にはもう2本目のビールを開けているころです。そこから出かけていくのは、なかなか難しいんですよね。
場所もあります。滞在中に足を運ぶのはワイキキの歩いて行ける範囲と、トロリーで行くアラモアナセンターくらいまで。チャイナタウンとなると、レンタカーを借りない私たちの場合は、行くならUberかLyftを呼ぶところから始まります。チャイナタウンには92年続いたバーがあったように、昔からバーの多い界隈という印象ですが、我が家は飲みに出かけたことがありません。
もし行くとしたら、ハッピーアワーの始まる午後5時に合わせて、6ドルのハイライフとキャビア・フリットを頼む、というのが二人の想像の範囲です。ちなみに生牡蠣は1個3ドルなので、6個頼んでも18ドル。キャビア・フリットと同じ値段です。近所のロングスの10ドル前後のワインを思い浮かべると、つい本数に置き換えてしまうのは我が家の癖ですが、お店で飲む一杯は雰囲気と手間込みのお値段なので、比べるものではないですね。
一方で、ハッピーアワーの2時間は夕方の早い時間なので、夜に出かけるのが好きな方なら、食事の前に軽く一杯、という使い方にちょうどよさそうです。ダウンタウンのユアーズ・トゥルーリーのハロウィンの隠れ家バーと同じく、夜にホノルルの街へ出る方の候補になりそうなお店です。ワイキキの中でハッピーアワーを探しているなら、シェラトン・プリンセス・カイウラニのスプラッシュ・バーのように歩いて行けるお店もあります。
行く前に確かめておきたいこと
最後に、このお店を予定に入れる方向けに、確かめておきたいことを並べておきます。
- 営業時間は火曜〜木曜が午後5時〜深夜0時、金曜・土曜が午後5時〜深夜1時(公式インスタと Aloha State Daily で同じ)。日曜・月曜は案内に出ていないので、公式インスタで最新の案内を確かめるのが確実です
- ハッピーアワーの時間(火曜〜土曜の午後5時〜7時)と、生牡蠣3ドル・オイスター・シューター8ドル・ミニ・マティーニ12ドル・ローラン・ペリエ19ドル・ハイライフ6ドルは、公式インスタの告知の画像で確かめました(2026年10月9日)。キャビア・フリット18ドルとキャビア・バンプ10ドルは Aloha State Daily の記事にだけ出ている値段なので、当日のメニューで確かめるのが安心です
- 予約ができるかどうかは、記事にもインスタのプロフィールにも書かれていませんでした
- 表の値段には税金とチップが含まれていないと考えておくと安心です
- 外のパティオでは、いずれ催しや貸し切りもやっていく予定だそうです
私たちはこの時間、たぶんワイキキの部屋でビッグウェーブ ゴールデンエールの何本目かを開けていると思います。それでも、チャイナタウンの小さなバーで、細切りのポテトにチーズの雪が積もっている様子は、読んでいるだけで少し楽しくなりました。夕方からホノルルの街へ出る方の、ハッピーアワーの候補に入れておいてもらえたらと思います。











