ホノルル最古のバー「Smith's Union Bar」が92年で閉店 ― 家飲み中心の私たちが、街の個性が一つ消える話を眺めてみました


お酒が好きな私たちにとって、長く続いてきたお店が閉まるニュースは、やっぱり少し胸に来るものがあります。今回流れてきたのは、ホノルルで一番長く営業してきたバーが、ついにラストコールを迎えた、という話でした。チャイナタウンにある老舗のダイブバーで、我が家が普段通っているお店ではないのですが、92年という年月の重みを思うと、これはどんなお店だったのか少し知っておきたくなりました。

Honolulu’s longest-running bar has ‘last call’ | Honolulu Star-Advertiser

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A 92-year-old downtown Honolulu dive bar with deep connections to USS Arizona crew members has served its last customers.

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ニュースのあらまし

閉店したのはSmith’s Union Bar(通称 Smitty’s / スミティーズ)。ホノルルのチャイナタウン、19 North Hotel Street にあったバーです。

ざっくり整理すると、こういう話です。

  • 創業は1934年92年営業してきた、ホノルルで一番長く続いたバー
  • 最終営業日は2026年5月31日(日)。日付が変わった6月1日の午前2時、ラストコールで幕を下ろした
  • 閉店の理由は、新しい賃貸契約を結ぶ試みがうまくいかなかったこと

気取らない、いわゆるダイブバー(地元の人がふらっと寄る、飾らない小さな酒場)だったそうです。最後の日には常連の人たちが次々と訪れて別れを惜しみ、「個性のあるバーは少ない。ここには個性があった」「最後まで残っていた、昔ながらのタイプのお店のひとつ」といった声が紹介されていました。

92年という年月の重み

数字だけ見ても、1934年から続いていたというのはすごい話です。世の中がずいぶん移り変わるなかで、同じ場所で同じように灯りをつけ続けてきたお店が、いまの時代まで残っていたわけですね。

私たちはきらびやかな高級バーよりも、こういう肩の力が抜けた、誰でも入れる飾らないお店の雰囲気のほうに、なんとなく親しみを感じます。常連が「個性があった」と惜しむ気持ちも、なんとなく分かる気がします。長く通った人にとっては、お酒を飲む場所であると同時に、ちょっとした居場所のような存在だったのかもしれません。

私たちが普段お酒を飲んでいる場所

我が家はチャイナタウンまでお酒を飲みに出かけることがありません。うちのハワイでの飲み方は、買ってきたビールやワインを部屋でのんびりやるか、歩いて行ける範囲のハッピーアワーで一杯やるか、だいたいこの二つに落ち着いています。

部屋飲みならコナブリューイングのビールや、スーパーで買った10ドルくらいのワイン。外で飲むなら、ビーチウォークのYardHouseでアメリカンなおつまみをつまみながらの一杯、といった具合です。昔はもう少しあちこちのお店に出かけていた気もしますが、今はこのくらいの距離感で飲むのが一番落ち着くようになりました。

そんな飲み方なので、チャイナタウンのバーは私たちの普段の行き先からは外れていて、Smith’s Union Bar にも足を運んだことはありません。それでも、お酒が好きな身としては、こうしたお店が一つ消えるニュースには、つい目が止まってしまいます。

街の個性が一つ静かに消えること

自分たちが通っていたお店ではないので、生活が直接変わるわけではありません。けれど、街の景色が少しずつ移り変わっていくなかで、92年続いた個性のあるお店が一つ消えるというのは、やっぱり寂しいものだなぁ、と思いました。

閉店の理由が賃貸契約の更新だった、というのも、なんとも言えない気持ちになります。お店の人気や味とは別のところで、続けたくても続けられなくなることがある。ハワイに限った話ではないですが、長く愛されたお店ほど、こういう幕の引き方になると少し切なく感じます。

次にハワイで一杯やるときに

私たちが次にハワイに行っても、おそらくこれまで通り、部屋やご近所で静かにビールを開けているのだと思います。それでも、こうして老舗が一つ店じまいしたと知ると、ハワイで一杯やるときにふと、こういうお店のことを思い出すのかもしれません。

92年、おつかれさまでした、という気持ちです。通ったことのないお店にこんな風に思うのは少し不思議ですが、長く街の片隅で灯りをともし続けたお店には、お酒が好きな者として、素直にそう声をかけたくなりました。

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