ホテルの客室の窓辺のデスクに紙の搭乗券とホテルのカードキーが並び、窓の外の夕方の空を飛行機が飛んでいく様子
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ANA×IHGのステイタスマッチ、詳細が公式に。開始は2027年1月、日本在住なら一般会員にも5泊分。ANAホテルの朝食無料などは終了へ


ANAとIHGホテルズ&リゾーツの提携について、IHGの日本語の公式ページ「ANAとのロイヤルティ・パートナーシップ」に、ステイタスマッチの細かい条件が載りました。4月の発表のときは「2026年10月以降、順次」という書き方でしたが、今回のページでは始まるのは2027年1月。ANAのステイタスごとにIHGのどの会員ランクになるかの表、泊数のカウントが始まる日、予約の条件、それにANAのホテルで今受けられる特典が終わる時期まで、気になっていたところがだいたい出そろっています。2026年11月6日に公式ページを読んで、要点を並べてみました。

ニュースのあらまし

IHGの公式ページに書かれていることを、まず短くまとめます(どれも2026年11月6日に確認)。

  • ステイタスマッチは2027年1月に開始予定。申し込みはANAマイレージクラブ(AMC)のマイページから
  • 対象は日本在住のすべてのAMC会員。ステイタスの無い一般会員にも5泊分のボーナスエリートナイトクレジット(IHGの上級会員になるための宿泊実績として数えてもらえる泊数)が付く
  • 泊数のカウントは2027年1月1日以降にチェックアウトした宿泊から。2026年中のチェックアウトはさかのぼって数えない
  • ステイタスの条件にも特典にも、数えてもらえるのはIHG公式サイト・公式アプリ・LINEミニアプリからの直接予約だけ
  • マイルとポイントの相互交換は2027年2月の予定(ページ内には「2月中旬」との書き方もあります)。交換レートは「正式提供開始時に案内」
  • ダブルディップ(1回のフライトでANAのマイルとIHGのポイントの両方が貯まる仕組み)は日本国外に住んでいる人が対象
  • ANAのホテルで今あるAMC会員向けの朝食無料・ウェルカムドリンク・割引は、予約が2027年2月28日まで、利用が2027年10月31日までで終わる

4月の発表の中身は、当時の会見を伝えた記事が詳しいです。

ANA×IHG、ステイタスマッチなど会員向け特典開始。AMCダイヤモンド+Moreなら残り2泊でIHGダイヤモンドエリートに

ANA×IHG、ステイタスマッチなど会員向け特典開始。AMCダイヤモンド+Moreなら残り2泊でIHGダイヤモンドエリートに

 ANAとIHGホテルズ&リゾーツは4月22日、包括的ロイヤルティ・パートナーシップを締結した。ANAマイレージクラブ(AMC)会員とIHGワンリワーズ会員に向けて、10月以降に3つの特典を順次提供していく。

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ANAのステイタスごとのIHGの会員ランク

公式ページには対応表が画像で載っています。文字に起こすとこうなります。

ANAのステイタスIHGの会員ランクさらに2泊すると
ダイヤモンド+Moreプラチナエリートダイヤモンドエリート
ダイヤモンドゴールドエリートプラチナエリート
プラチナゴールドエリート—
ブロンズシルバーエリート—
一般会員5泊分のクレジット—

IHGの会員ランクを普通に取るのに必要な泊数は、表の中にこう書かれています。

  • ダイヤモンドエリート: 通常70泊(または120,000ポイント)。アップグレード・朝食・ラウンジなど
  • プラチナエリート: 通常40泊(または60,000ポイント)。アップグレード・レイトチェックアウトなど
  • ゴールドエリート: 通常20泊(または40,000ポイント)。ボーナスポイント40%
  • シルバーエリート: 通常10泊。ボーナスポイント20%

注意書きとして、プラチナエリートとダイヤモンドエリートは、その年に最低2泊の宿泊が条件とあります。ダイヤモンド+Moreとダイヤモンドの方は、登録したあと自分で2泊すると、表の「さらに2泊すると」の段に上がるという説明です。

4月の会見では、加算される泊数はダイヤモンド+Moreが68泊、ダイヤモンドが38泊、プラチナが20泊、ブロンズが10泊と伝えられていました。今回の表の「通常70泊」「通常40泊」に2泊を足すと、ちょうど計算が合います。

SFC(スーパーフライヤーズカード)をお持ちの方がどの段になるかは、このページには書かれていませんでした。気になる方は、2027年1月にAMCのマイページで申し込むときに確かめるのが確実です。

加算された泊数は「マイルストーン特典」にも数えられる

もう一つ目を引いたのが、マイルストーン特典(年間の泊数が節目に届くたびに選べる特典)の扱いです。FAQによると、ANAのプラチナ以上の方は、ステイタスマッチで加算された泊数がマイルストーン特典にも数えられます。

マイルストーン特典は20泊から100泊まで、10泊ごとにもらえて、ボーナスポイント・フード&ドリンク特典・確約できるスイートへのアップグレード・年間のラウンジ会員資格などから選ぶ仕組みです。選べる期間は90日以内で、それを過ぎると失効するとのこと。

単純に数えると、68泊が加算されるダイヤモンド+Moreなら20・30・40・50・60泊の5回ぶんの節目を越える計算になります。ただ、実際にいつ・どう付くかは始まってみないと分からないので、登録したら会員ページで確かめるのがよさそうです。

泊数のカウントは2027年1月1日のチェックアウトから

IHGの会員ランクは1月から12月の暦の年で数えるので、数えてもらえるのは2027年1月1日以降にチェックアウトした宿泊からです。登録の前か後かは関係ないそうです。

  • 2026年中にチェックインして、2027年にチェックアウトする宿泊は、全泊が2027年の実績になる
  • 2026年12月31日までにチェックアウトした宿泊は、さかのぼって数えない

年末年始にIHGのホテルを予定している方は、チェックアウトが1月1日以降かどうかで扱いが変わるので、ここは覚えておくと安心です。

予約はIHGの公式から。予約サイト経由は対象外

ステイタスの条件になる泊数も、会員ランクの特典も、IHG公式サイト・IHG公式アプリ・LINEミニアプリからの直接予約だけが対象です。ポイントを使った無料宿泊も数えてもらえます。

一方、じゃらんやExpediaのような予約サイトや旅行会社を通した宿泊は、泊数にも数えられず、会員ランクの特典も使えないと書かれています。いつも予約サイトでホテルを取っている方は、ここがいちばん変わるところかもしれません。

ダブルディップは「日本国外に住んでいる人」だけ

4月の発表で話題になったダブルディップは、細かい条件が出ました。

  • エントリーの時点と、搭乗した日の翌月末の時点で日本国外に住んでいるAMC会員かつIHG会員が対象
  • ANA便名でANAが運航する国際線(コードシェア便は対象外)を、ANAの海外向けサイトなどの直接販売で買い、海外発の路線に乗った場合だけ
  • 国・地域を「日本」にしたANAの日本サイトで買ったものは対象外
  • 特典航空券は対象外。予約クラスがS以上の運賃が対象

対象外の例として、「日本在住の人がホノルル→成田の片道航空券だけを買った場合」がはっきり挙がっています。ハワイ発の帰りの便でポイントも、と考えていた方には残念なところです。

我が家のハワイ行きは日本発の特典航空券なので、もともと対象には入りません。4月の発表のころから、ダブルディップは私たちには縁が薄そうだと思っていたので、そこは予想どおりでした。

マイル→IHGポイントの交換は2月、レートはまだ

ANAのマイルからIHGのポイントへの交換は、2027年2月の予定です。交換にはAMCとIHGの両方の会員アカウントが必要で、何マイルを何ポイントにできるかは「正式提供開始時に案内」となっていて、まだ出ていません。

マイルはハワイの特典航空券のために取っておきたいので、私たちがこの交換を積極的に使うことはなさそうです。それでも、マイルの有効期限が近づいたときの逃がし先が一つ増えるのはありがたいので、レートが出たら一度は見てみようと思います。

ANAホテルの朝食無料や割引は終わる

ANA派の方にとって、実はここがいちばん大きいかもしれません。新しい特典が始まるのに合わせて、今IHG・ANAのホテルでAMC会員向けに用意されている特典が終わります。公式ページに挙がっているのはこのあたりです。

  • 国内の対象ホテルを5〜10%割引の料金で予約できる特典
  • 国内の対象ホテルでの飲食代が、ダイヤモンド・プラチナ・SFC会員なら5〜10%割引になる特典
  • 朝食無料とウェルカムドリンクの特典

終わる時期は予約が2027年2月28日まで、利用が2027年10月31日まで。FAQには「2027年3月より順次終了」とも書かれています。ANAクラウンプラザやANAインターコンチネンタルで朝食無料をよく使っていた方は、来年の予定を立てるときに頭に入れておきたいところです。

なお、ANAの株主優待券を使った宿泊料金20%割引などの案内は、同じページに引き続き載っていました。

ハワイではホリデイ・イン エクスプレス ワイキキ

公式ページの「ANAで行くIHGのホテル特集」には、大阪・沖縄・石垣・東京・バンコク・シンガポールなどと並んで、ハワイからホリデイ・イン エクスプレス ワイキキが載っていました。紹介文では「ワイキキビーチから2ブロック」。ワイキキでIHGのホテルを考えている方は、2027年からはここも会員ランクの特典の対象になります(一部対象外のホテルがあるとの注記はあります)。

私たちはワイキキではタイムシェアに泊まっていて、国内の旅でもホテルはヒルトンに寄せています。ヒルトンでは夕方にエグゼクティブラウンジのカクテルタイムで一杯やるのが楽しみなので、今からIHGに乗り換えることはなさそうです。使い切れない会員ランクは持たないことにしているので、今回も見送りかなというのが今の気持ちです。

まとめ

  • ステイタスマッチは2027年1月開始予定。AMCのマイページから申し込み
  • 日本在住なら一般会員にも5泊分。ダイヤモンド+Moreは2泊でダイヤモンドエリート、ダイヤモンドは2泊でプラチナエリート
  • 泊数のカウントは2027年1月1日以降のチェックアウトから
  • 予約はIHGの公式サイト・アプリ・LINEミニアプリから。予約サイト経由は対象外
  • ダブルディップは日本国外に住んでいる人だけ。特典航空券も対象外
  • マイル→IHGポイントは2027年2月の予定、レートは未発表
  • ANAホテルの朝食無料や割引は予約2027年2月28日・利用10月31日まで

IHGによく泊まっていてANAでマイルを貯めている方には、1月に登録するだけで会員ランクが付くので、かなり大きな話だと思います。一方で、ANAのホテルで朝食無料をよく使っていた方は、終わる特典と始まる特典を並べて見比べておくと安心です。ここに書いた内容は、2026年11月6日にIHGの公式ページで確かめたものです。始まる前に条件が変わることもあるので、申し込むときは公式の案内をもう一度見てください。

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出不精夫婦

並ぶのも遠出も得意ではない夫婦です。ハワイの現地の英語ニュースから、日本語ではあまり見かけないお店・イベント・HGV・ANAの話をほぼ毎日書いています。

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