ホノルル周辺の物価が、2026年9月の時点で前年より5.2%高くなっていた、という数字が出ていました。ガソリンは21.6%、果物と野菜は9.7%、家賃は5.4%の上昇です。私たちが読んでいて手が止まったのは、スーパーで買う食料品のほうが、レストランなどの外食より上がり方が速かったところでした。滞在中はほとんど部屋のキッチンで晩酌を用意している我が家にとっては、ガソリンの2割高よりこちらのほうが身近な話です。品目ごとの数字を並べて、買い出しの目線で読んでみました。
【2026年最新】ハワイ・ホノルルの生活費が5.2%上昇!ガソリン21.6%、家賃も5.4%値上がり
【2026年最新】ハワイ・ホノルルの生活費が5.2%上昇!ガソリン21.6%、家賃も5.4%値上がりハワイの物価高が続いています。ホノルルを含むハワイの都市部では、2026年9月までの1年間で消費者物価が5.2%上昇しました。特に大きく値上...
ニュースのあらまし
元の数字を出したのは、アメリカの労働統計局(BLS、物価や雇用の統計を出している政府の機関)です。2026年10月14日(アメリカ時間)に、ホノルル郡を対象にした「都市部ハワイ」の消費者物価指数(CPI、ふだん買うものの値段の動きをまとめた指数)の9月分を公式の発表として出しています。ホノルルの数字は2か月に1度の発表で、日本語ではハワイの情報サイト「ハワイいいね!!」が11月8日に紹介していました。
主な品目を並べると、こんな感じです(数字は労働統計局の発表による)。
| 品目 | 1年前(2025年9月)と比べて | 直近2か月 |
|---|---|---|
| 全体 | +5.2% | +0.2% |
| 食品とエネルギーを除いた全体 | +4.5% | +0.2% |
| エネルギー | +20.9% | -0.7% |
| ガソリン | +21.6% | +0.1% |
| 食品全体 | +3.9% | +0.4% |
| スーパーなどで買う食料品 | +4.1% | +0.7% |
| レストランなどの外食 | +3.5% | 変わらず |
| 果物と野菜 | +9.7% | +1.1% |
| 住まいにかかるお金 | +4.2% | -0.5% |
| 家賃 | +5.4% | +0.1% |
| 新車・中古車 | -2.6% | -0.7% |
このほか、1年前と比べて交通は7.6%、医療は6.1%、娯楽(レジャーや趣味にかかるもの)は9.8%の上昇になっていました。次の11月分は、12月10日に出る予定だそうです。
1年で5.2%、でもこの2か月は0.2%
まず全体の数字です。1年前と比べると5.2%高いのですが、7月から9月の2か月だけで見ると0.2%の上昇にとどまっています。値動きの大きい食品とエネルギーを除いた数字も、1年では4.5%、2か月では0.2%でした。
1年で見ると大きく、2か月で見ると小さい。この並びを見ると、大きく上がったのはそれより前の時期で、ここ最近は横ばいに近いのかな、と読めます。ただ、2か月の動きだけで「落ち着いた」と言えるほどの話でもないので、次の11月分がどうなるかを待ちたいところです。
ハワイの値段が高いという話は今に始まったことではありませんが、1年で5%となると、同じものを同じように買っていても、去年より財布から出ていくお金がはっきり増えている計算になります。
ガソリンは2割高、レンタカー派の方には大きい数字
いちばん大きく上がっていたのはガソリンで、1年で21.6%の上昇でした。エネルギー全体でも20.9%です。一方で、直近2か月ではガソリンは0.1%の上昇、エネルギー全体は0.7%の下落になっていて、ここ最近はほぼ止まっている形です。
我が家はレンタカーを借りない派なので、給油の場面がなく、この数字がそのまま財布に響くことはありません。移動は歩きとピンクトロリー、遠いところはUberかLyftで足りています。春にモロカイ島でガソリンが1ガロン7ドルを超えたという話が出たころから、このあたりの事情は変わっていません。
ただ、レンタカーで島をぐるっと回る予定の方には、2割高はなかなか大きい数字だと思います。交通全体でも7.6%上がっているので、配車アプリの料金にもどこかで出ているのかもしれません(発表に配車アプリの項目は無いので、ここは想像です)。新車・中古車の値段は逆に2.6%下がっていて、車そのものではなく、走らせるほうにお金がかかっている1年だったようです。
スーパーの食料品4.1%、外食3.5%
今回いちばん「へぇ」と思ったのがここでした。スーパーなどで買う食料品は1年で4.1%上がっていて、レストランなどの外食の3.5%より上がり方が速かったのです。直近2か月で見ても、食料品は0.7%上がり、外食は変わらずでした。
外食のほうが人件費やチップの話もあって高くなりやすいイメージがあったので、この並びは少し意外です。私たちの滞在は、昼は食べず、午後3時か4時に部屋で飲み始めて、つまみは近くのお店で買ってくるかキッチンで用意する、という形です。つまり、外食より食料品の値段のほうがずっと身近なんですよね。
とはいえ、差は0.6ポイントほどです。外食が安くなったわけではなく、どちらも上がっている中で、スーパーのほうが少し速かったというだけの話です。部屋で用意するほうが外食よりお得だという点は、たぶんこれからも変わらないと思います。
ハワイの食料品の値上がりについては、全米の都市部は2019年の初めから33%高、ホノルルは1980年代から全米平均より速いペースで上がってきたという7月のニュースもありました。今回の数字も、その流れが続いている形に見えます。
果物と野菜は9.7%、朝のフルーツに直撃です
細かい品目の中で目立ったのが、果物と野菜の9.7%でした。食品全体の3.9%と比べると、倍以上の上がり方です。
これは我が家には直撃の数字です。滞在中の朝は、部屋のキッチンでライオンコーヒーを淹れて、前の日にスーパーで買っておいたバナナやパイナップルで軽く済ませるのが毎日の形なので、果物は欠かさず買っています。肉や缶ビールのように「今日は控えめに」と調整しやすいものではなく、毎朝必ず手に取るものが一番上がっている、というのは少し身にしみます。
それでも、朝のフルーツをやめるつもりはありません。1日の始まりがコーヒーとフルーツ、というのは私たちにとって数字で決めることではないので、次の買い出しでは値札を見て「やっぱり上がってるねぇ」と言い合いながら、いつもどおり買うのだと思います。
家賃5.4%は、暮らしている方々の話
家賃は1年で5.4%、住まいにかかるお金全体では4.2%の上昇でした。直近2か月では、住まいにかかるお金は0.5%下がっています。
私たちは旅行で行っているだけなので、家賃の数字が自分たちの財布に直接出てくることはありません。ただ、ハワイで暮らしている方々にとっては、家賃が1年で5%上がるのはかなり重い話だと思います。ワイキキのお店で働いている方々の暮らしにも関わってくる数字なので、旅行者としても他人事ではないなぁ、と読んでいました。
娯楽の9.8%、医療の6.1%も、どちらかというと現地で暮らす方々の実感に近い数字かもしれません。
数字が動いても、買い出しの楽しみ方は変わりません
物価の数字を読むたびに思うのですが、私たちの滞在の中身は、こういう数字であまり変わりません。買い出しは歩いて行けるロングスとワイキキマーケットで足りていて、ビールは箱で、果物は朝の分を前の日に。その流れは同じです。
変わるのは、棚の前で二人が言い合う内容くらいです。「これ前より高くない?」「上がってるねぇ」と言いながら選ぶのも、それはそれで滞在の楽しみのひとつになっています。高いと思ったら次の日は控えめにすればいいし、美味しそうなものがあったら買えばいい。そのくらいのゆるさでちょうどいいと思っています。
外食中心で過ごす方、レンタカーで回る方、私たちのように部屋で過ごす方と、同じ5.2%でも効き方は人それぞれです。どこが自分の旅に効いてくるかを見ておくと、予算の見当がつけやすいかもしれません。
まとめ
今回の数字を短くまとめると、こうなります。
- ホノルル周辺の物価は2026年9月時点で前年より5.2%高い(直近2か月は0.2%増)
- ガソリンは21.6%、エネルギー全体は20.9%の上昇(直近2か月はほぼ横ばい)
- スーパーの食料品は4.1%、外食は3.5%で、食料品のほうが速いペース
- 果物と野菜は9.7%、家賃は5.4%の上昇
- 次の11月分は12月10日に発表予定
ここに並べたのは、労働統計局が2026年10月14日(アメリカ時間)に出した9月分の数字です。私たちは次の買い出しで、まずバナナの値札から見てみようと思います。











