ハワイの老舗クラッカーメーカー、ダイヤモンドベーカリー(Diamond Bakery)が創業105周年を迎え、10月12日(月)にカリヒの工場で誰でも参加できる無料の記念イベントを開くそうです。あわせて、創業当時の商品を詰めた期間限定の「ファウンダーズボックス(Founder’s Box)」が登場し、長く作られていなかったココナッツタフィー(クッキー)がこの箱の中だけで復活するとのこと。ダイヤモンドベーカリーといえば、私たちにとってはロングスやワイキキマーケットの棚でよく見かける、ハワイの老舗クラッカーの会社という印象です。あの箱の向こうに105年の歴史があったのかと、記事を読みながら数字をしばらく眺めてしまいました。イベントの中身、限定の箱の中身と売り場、それから工場までは行かない我が家の受け止めを順番に並べてみます。
ニュースのあらまし
ダイヤモンドベーカリー、創業105周年記念イベントを開催ホノルル市長による開会式や鏡開き、工場見学も|ハワイの最新イベント情報|ライトハウス・ハワイの生活&観光情報
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現地の日本語情報誌ライトハウス・ハワイと「Myハワイ歩き方」、それに地元テレビ局KHON2の記事が伝えている内容をまとめると、こうなります。
- ダイヤモンドベーカリーは10月12日(月)午前9時〜午後4時、カリヒにある工場の直営店で創業105周年のイベントを開く。参加は無料で、一般公開
- KHON2によると、記念のセレモニーは、ホノルル市長が10月12日を「ダイヤモンドベーカリーの日」とする宣言と、鏡開きから始まる。正午ごろには州知事からも州の宣言書が贈られる予定で、そのあとに和太鼓の演奏。ほかに商品の無料配布、試食やゲーム、ガイドつきの工場見学もある
- この機会に、創業者に敬意を込めた期間限定の詰め合わせ「ファウンダーズボックス」を発売。販売はロングスドラッグスと工場の直営店だけ
社長のブッチ・ガルデイラ(Butch Galdeira)さんは、105年という節目を迎えられて感無量で、10月12日はお祝いであると同時に地域への恩返しの場でもある、といった内容のコメントを出しています。
10月12日の記念イベント、当日の中身
日時と場所
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時 | 2026年10月12日(月)午前9時〜午後4時(ハワイ時間) |
| 場所 | ダイヤモンドベーカリー工場直営店(756 Moʻowaʻa St., Honolulu) |
| 参加費 | 無料・一般公開 |
| 主なプログラム | 市長の宣言(ダイヤモンドベーカリーの日)と鏡開き、正午ごろ知事から州の宣言書、ドラゴンビートの和太鼓演奏 |
| そのほか | 商品の無料配布、試食コーナー、ゲーム、ガイドつきの工場見学(当日は数回) |
(ライトハウス・ハワイ、Myハワイ歩き方、KHON2の記事による)
予約が必要かどうかは、3つの記事のどれにも書かれていませんでした。工場見学も、この日は数回行うとあるだけで時間までは出ていないので、行く方は工場の公式SNSで直前の案内を確かめてから向かうのが安心です。
無料でもらえるもの、当たるもの
会場では、現役の消防士でインフルエンサーのジョー・ワダハラさんが考えた「消防士のチリ」に、ソーダクラッカーを添えて無料でふるまうそうです。ほかにもドリンク、カップケーキ、クラッカーが配られ、先着50名にはオリジナルのミニトートバッグがもらえます。
いちばん気になったのは「ゴールデンチケット」です。無料で配るソーダクラッカーかクリームクラッカーの箱のうち5箱に金色のチケットが隠してあって、当たると105ドル。105周年だから105ドル、という分かりやすさがいいですね。賞金の受け取り期限は30日以内とのことなので、当たった方は旅行の日程との兼ね合いも気にしておきたいところです。
「プリンコ」という、玉を落として景品が決まるゲームのコーナーもあって、直営店での追加の割引(10%・15%・20%・50%)、キーホルダー、ファウンダーズボックス、トートバッグなどが当たるそうです。試食コーナーには、ダイヤモンドベーカリーのグラハムクラッカーを使ったアーモンドツリー社の新商品や、セイジ・クリーマリー(Sage Creamery)のアイスクリームなど、地元の会社が並ぶとのことでした。
工場見学は靴とヘアネットに注意
ガイドつきの工場見学には、決まりがいくつかあります。
- サンダルは不可。スニーカーなど足を覆う靴で行く
- ヘアネットの着用が必要
- 工場の中の撮影は禁止
- 11歳以下は参加できない。12歳以上の子どもは成人の同伴が必要
ハワイ滞在中はサンダルで出かけるのが当たり前になっているので、うっかりそのまま行ってしまう方もいそうです。見学が目当てなら、靴だけは出がけに確認しておきたいですね。
ちなみに、ダイヤモンドベーカリーの工場見学は、ふだんは予約制の有料ツアーです。公式の日本語ページによると、料金は1人15ドル(税抜)、参加は中学生以上、開催はハワイ時間の金曜10時から。さらに2026年12月からは設備の入れ替えでツアーの受付を一時停止し、再開は2027年の半ばを予定しているそうです(10月11日時点の案内)。この日の見学に料金がかかるかどうかは、3つの記事のどれにも書かれていませんでした。
限定の「ファウンダーズボックス」には何が入っているのか
公式のオンラインショップにも、この箱の商品ページが出ていました。そこに書かれていた中身はこの7種類です。
| 入っているもの | 量 |
|---|---|
| ソーダクラッカー | 13オンス |
| サルーンパイロット | 7オンス |
| ロイヤルクリーム | 8オンス |
| グラハム | 9.5オンス |
| アニマルクラッカー | 4.5オンス |
| キャンディビード | 4.5オンス |
| ココナッツタフィー | 4.5オンス |
(公式オンラインショップの商品ページによる)
目玉はやはりココナッツタフィーで、公式の説明では、作るのをやめていたファンの多い商品を、期間限定でこの箱の中だけで復活させたものとしています。数に限りがあって、なくなり次第終わりとのことです。
値段は、公式オンラインショップの表示で23.99ドル。10月11日時点では、オンラインショップでもカートに入れられる状態になっていました。ロングスや直営店の店頭で同じ値段かどうかまでは分からないので、そこは売り場で確かめてください。
ダイヤモンドベーカリーってどんな会社?
105年と聞いて、どんなふうに始まった会社なのかが気になって調べてみました。
始まりは1921年。日本から渡った移民の村井秀五郎さん、昼屋菊太郎さん、村本ナツさんの3人が創業したそうです。1926年にマスターベーカーのサム・ダンフィーさんを迎え、1937年までに、厚みと歯ごたえのあるクラッカーやクッキーを作れるようになった、とライトハウス・ハワイは伝えています。戦争中の材料が限られた時期にも生産を続け、1980年代にサウスキング通りの工場からカリヒへ移ったとのことでした。
今も作られている代表的な商品は、ハワイアンソーダクラッカー、グラハムクラッカー、サルーンパイロット、ロイヤルクリームあたり。サルーンパイロットは、固めに焼いた素朴なクラッカーとして知られている商品です。
ハワイのスーパーで当たり前のように並んでいるクラッカーが、日本から渡った人たちの手で始まっていたというのは、知っているとちょっと棚の見え方が変わる話でした。知らない食べ物に出会うと由来を調べてから味わいたくなる私たちとしては、こういう背景があると、次に棚の前を通るときの楽しみがひとつ増えます。
カリヒの工場は、私たちには少し遠い場所
イベントの場所はカリヒの工場です。カリヒはダウンタウンのさらに先、空港寄りのエリアで、ワイキキとアラモアナセンターを結ぶピンクトロリーの路線からは外れます。レンタカーを借りない我が家の場合、行くとしたらUberかLyftを呼ぶことになります。
それに、開催日は月曜の朝9時から午後4時まで。私たちは昼ごはんを食べず、午後3時か4時には部屋で晩酌を始めてしまうので、その前にカリヒまで出かけて戻ってくる、という一日の組み立ては、どうしても腰が重くなります。リリハ・ベーカリーもリリハの本店ではなくワイキキのお店で済ませている我が家なので、今回のイベントは記事で楽しませてもらうことになりそうです。
一方で、無料で一般公開、試食と商品の無料配布つき、工場見学までというのは、ハワイ在住の方や、レンタカーで動いている旅行中の方にはかなりうれしい内容だと思います。ふだんの工場見学は金曜の朝に予約して行く有料ツアーで、12月からはしばらく受付が止まるそうなので、1日に何回か見学が行われるこの日は、見学目当ての方にはちょうどいいタイミングの催しですね。
ロングスの棚に並ぶなら、という楽しみ
我が家にとってのいちばんのニュースは、むしろ限定の箱の売り場のほうでした。ファウンダーズボックスはロングスドラッグスと工場の直営店だけで売られるとのこと。ロングスは、ワイキキの滞在先から歩いてすぐのところにあって、ビールやワインを買いによく行くお店です。
どのロングスの店舗に並ぶのかまでは書かれていなかったので、ワイキキのお店で見かけるかどうかは分かりません。もし次の滞在中に、ワインの棚へ向かう途中でこの箱が目に入ったら、ココナッツタフィーの袋がどんな見た目なのか、手に取って眺めるくらいはしそうです。
甘いお菓子を普段あまり買わない私たちですが、記事を読んだ奥さんの感想は「105周年だから105ドルって、分かりやすくていいね」でした。たしかに、こういう素直な数字の遊び方は、老舗らしい感じがします。
日本へのお土産を探している方にとっては、「創業当時の味」と「期間限定」がそろった箱というのは、選ぶ理由として分かりやすいと思います。ソーダクラッカーやアニマルクラッカーのように子どもから大人まで食べやすいものが一緒に入っているのも、配りやすそうなところです。
行く方・買う方へのメモ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 工場直営店の住所 | 756 Moʻowaʻa St., Honolulu |
| 直営店のふだんの営業時間 | 月〜金 8:00〜16:00、土 9:00〜13:00、日曜休み(10月11日時点の公式サイト。変わることがあります) |
| 駐車場 | 来客用の駐車スペースあり(ライトハウス・ハワイによると敷地内に数台分) |
| 限定の箱の売り場 | ロングスドラッグスと工場直営店(公式オンラインショップにも商品ページあり) |
| 公式サイト | www.diamondbakery.com |
(営業時間は公式サイト、駐車場は公式サイトとライトハウス・ハワイ、売り場はライトハウス・ハワイとMyハワイ歩き方の案内による。ライトハウス・ハワイは祝日も休みとしています)
イベント当日の10月12日は月曜なので、9時から16時までイベントが開かれます。ふだんの日に直営店へ行く方は、日曜と祝日が休みという点だけ気をつけてください。
まとめ
- ダイヤモンドベーカリーが創業105周年。10月12日(月)午前9時〜午後4時に、カリヒの工場で無料・一般公開のイベントを開く
- 無料のチリとソーダクラッカー、先着50名のミニトート、105ドルが当たるゴールデンチケット、当日は数回行われる工場見学(サンダル不可・11歳以下不可)。ふだんの見学は予約制の有料ツアーで、12月から受付を一時停止
- 限定の「ファウンダーズボックス」は7種類入りで、ココナッツタフィー(クッキー)がこの箱の中だけで復活。売り場はロングスと工場直営店、公式オンラインショップでは23.99ドル
- 始まりは1921年、日本から渡った3人の移民の方々による創業
カリヒまでは行かない私たちですが、ロングスの棚でいつも見ているクラッカーに、こんな105年の話があったと知れたのは収穫でした。工場見学やゴールデンチケットが目当ての方は、当日の案内を公式のSNSで確かめてから出かけてみてください。限定の箱は数に限りがあるそうなので、気になる方は早めに売り場をのぞいてみるのがよさそうです。











