今年のメイド・イン・ハワイ・フェスティバルは、2026年8月20日(木)から23日(日)までの4日間、ハワイ・コンベンションセンターで開かれます。出店ブースは800以上、入場料は日曜なら8ドル。ハワイのあちこちで作られたものが、冷房の効いた建物ひとつの中にまとめて並ぶ4日間です。会場はカラカウア通りをアラワイ運河の向こうへ渡ったところなので、私たちの滞在先からなら歩いて行ける距離。ただ、直近の開催には約7万人が訪れたと伝えられていて、その数字を見た瞬間に「行くとしたら何曜日の何時だろうねぇ」と夫婦で言い合っていました。
ニュースのあらまし
Made in Hawaiʻi Festival returns in August for 32nd year | Big Island Now
Mark your calendars now; tickets go on sale Aug. 1 for what is hyped as what is expected to be the Honolulu festival's biggest and best year yet.
Aloha State Daily | Here's what's new at the 32nd annual Made in Hawai‘i Festival
Hawaiian Airlines presents the 32nd Annual Made in Hawai‘i Festival returns to Honolulu in August and organizers say it'll be the biggest festival yet,…
What’s New at the 2026 Made in Hawai‘i Festival
(Partner Content) Made in Hawai‘i Festival is coming up August 15–17.
Your Insider Guide to Made in Hawai‘i Festival
The 32nd annual Made in Hawai‘i Festival returns Aug. 20–23. Here’s what you should know before you go.
3枚目と4枚目は、この記事を公開したあとにホノルル・マガジンが出したもので、「今年の新しいところ」のまとめと、当日の過ごし方をまとめた案内です。読んでみたら、開催概要のほかにも分かっていなかったことがいくつも出ていたので、本文のあてはまる場所にそのまま足しました。
今年で32回目になるメイド・イン・ハワイ・フェスティバルの開催概要は、次のとおりです。主催は Hawaiʻi Food Industry Association、会場はハワイ・コンベンションセンター(1801 Kalākaua Ave.)です。
| 日程 | 時間 | 券種 | 料金 |
|---|---|---|---|
| 8月20日(木) | 18:30〜22:00 | VIPプレショー(Huakaʻi VIP) | 25ドル |
| 8月21日(金) | 18:30〜22:00 | プレビューナイト | 20ドル |
| 8月22日(土) | 8:00〜22:00 | 一般入場 | 9ドル |
| 8月23日(日) | 8:00〜19:00 | 一般入場 | 8ドル |
6歳以下は、チケットを持っている人と一緒に入る場合は無料。チケットは8月1日から公式サイトで売り出されています。
Home - Made in Hawaii Festival
1ドル160円で計算すると、日曜の8ドルは約1,280円、土曜の9ドルは約1,440円、木曜のVIPでも4,000円ほど。ハワイで一日過ごせる催しの入場料としては、かなり控えめな値段だなぁと思いました。
会場の中では、シェフによる実演や試食、ファッションショー、ライブ演奏も予定されていると案内されています。買い物だけを目当てに行かなくても、ぐるっと回っているうちに時間が過ぎていくタイプの催しなのだろうと想像しています。
今年は3階まで使って、ブースは800以上
今年いちばん大きな変化は、これまでの1階に加えて3階も使うようになったことです。3階には100以上の新しいブースに加えて、展示やステージも入るとのこと。全体では800を超えるブースが並び、広さは約30万平方フィート。1平方フィートを約0.093平方メートルとして計算すると、およそ2万8千平方メートルになります。
その3階に何が入るのかも、後から出てきた案内で分かりました。新しいブースだけでなく、催しもの、食べもの・飲みもの、そして座れる席が上の階に用意されると書かれています。3階のコンコースでは「Talk Story with Kilo Summit」というトークの企画や、生演奏、実演も予定されているそうです。
私たちがここでいちばん反応したのは「座れる席」のほうでした。800のブースを見て回るとなると、問題は目移りより先に足のほうに来ます。上の階まで上がれば座って何か食べられる、という逃げ場が最初から用意されているのなら、途中で力尽きる心配がだいぶ減ります。上がってしまえばそのまま新しいブースも見られるわけで、休憩と買い物を一度に済ませられる場所として考えると、なかなかよくできた造りだなぁと思いました。
主催者の広報を担当する Olena Heu さんは、「出展する人と買いに来る人の両方の求めるものに応えられるよう、いつも広げることを考えている」という趣旨のコメントを出しています。3階を足したのは、1階の混み具合を和らげたいという狙いもあるそうです。
数字だけ並べるとピンと来にくいのですが、直近の開催では約7万人が訪れ、売り上げは約1,000万ドルに達したと伝えられています。4日間でその人数が動く催しなら、たしかにフロアを増やしたくもなるよねぇ、と素直に納得しました。
事前にチケットを買うと、入る時間帯を選べるようになった
もうひとつ、今年から始まる仕組みとして紹介されているのが、オンラインで前もってチケットを買った人が、到着する時間帯を選べるというものです。
これは地味ながら、ありがたい変更だと思います。7万人が同じ入口に同じ時間に押し寄せるのと、時間帯ごとにばらけて入ってくるのとでは、中の歩きやすさがまるで違うはずですから。長い列に並ぶのが何より苦手な私たちのような人間にとっては、「何時に行けば比較的すいているか」を運任せにしなくていいだけで、行ってみようかという気持ちの持ち方が変わります。
我が家が行けそうなのは、日曜の朝
こうして日程表を眺めていると、自分たちが入れそうな時間はどこだろう、という話になります。
木曜と金曜は18:30から22:00までの夜の回。ハワイにいるときの我が家は、明るいうちの午後3時か4時には飲み始めていて、夜9時にはとっくに数杯入って出来上がっています。この時間から出かけて4時間コースというのは、私たちの一日の並びには収まりません。夜の回には夜の回の良さがあるのでしょうし、仕事帰りに寄れる人にはむしろこちらが本命なのだと思います。
一方、土日は朝8時から。特に日曜は19時で終わって入場料も8ドルと、いちばん軽い日になっています。朝はキッチンでライオンコーヒーを淹れて、フルーツを少しつまむくらいで済ませる家なので、そのまま歩いて出て、昼前に部屋へ戻ってくる。この形なら、いつもの晩酌の時間には一切響きません。もし今年の日程にハワイ滞在が重なっていたら、選ぶのは日曜の朝の回だろうなぁと思いながら表を眺めていました。
この読みは、後から出てきた案内で思いがけず補強されました。ホノルル・マガジンの記事に、日曜は最終日のセールや値引き、そのほかの特別な売り出しがあるので、買い物をするには良い日だという趣旨のことが書かれていたのです。入場料がいちばん安い日が、そのまま売り手のほうも値段を動かす日でもあるらしい、と。
これは我が家にとってはかなり大きい話でした。安い日を選んだつもりが、実は品物のほうも安くなっている日だったわけで、そうなると日曜の朝という選択に迷う理由がほとんどなくなります。もっとも、最終日というのは売り切れているものが出てくる日でもあるはずなので、どうしても欲しいものが決まっている人には向かないのかもしれません。私たちのように「何があるか見に行く」ほうが目的なら、そのあたりは気にせずに済みます。
スーパーに歩いて行って棚を見て回るのが、私たちにとっては買い物であると同時に楽しみでもあり、貴重な運動でもあります。その延長で考えると、800のブースが冷房の効いた建物にまとめて並んでいる状態は、けっこう魅力的です。外を歩き回らずに、屋内でずっと涼しいまま見て回れるというのは、8月のハワイではなかなかありがたい話でもあります。
行列はワイキキ方面へ、車の人には駐車場とシャトルが用意された
今年は入場を待つ列の並べ方も変わります。案内によると、列はコンベンションセンターからカラカウア通り・ワイキキ方面へ、そしてアラワイ・プロムナード沿いに伸びる形になり、これまでのように住宅地の中を列が通ることはなくなるそうです。
アラワイ運河のあたりは、私たちにとってはピンクトロリーでアラモアナへ向かうときに橋の上から眺めるくらいの場所で、散歩コースにはしていません。そこまで列が伸びる前提で並べ方を変えたと聞くと、7万人という数字が急に立体的になってきます。
並べ方を変えたのと合わせて、入口そのものも増やして、流れと待ち時間を良くするという説明も出ていました。列の向きを変えるだけなら住宅地への配慮という話で終わりますが、入る場所自体を増やすとなると、待つ人にも効いてくるはずです。長い列を見た時点で引き返す性分なので、こういう手当てが先に入っているかどうかは、行くかどうかの判断にけっこう影響します。
再入場は手の甲のスタンプ、カートやクーラーボックスは持ち込めません
当日の過ごし方をまとめた案内には、入るときに手の甲へスタンプを押してもらえて、それで再び入れると書かれていました。一度出て、また戻ってこられるということですね。
これはありがたい話でした。朝いちばんに入ってひと回りして、暑くなる前に一度部屋へ戻り、涼んでからまた出直す。会場が歩いて行ける距離にあるからこそできる形で、8時から19時までの日曜を一気に歩き通さなくても済みます。
一方で、持って入れないものもはっきり書かれていました。ベビーカーは大丈夫ですが、キャリーワゴン、クーラーボックス、椅子、カートは持ち込めません。場所の都合と会場の決まりによるものだそうです。ペットも入れず、こちらは介助犬だけが例外で、リードと、それと分かるものが必要だと案内されています。
カートが使えないとなると、たくさん買い込むつもりの人は持ち方を先に考えておいたほうがよさそうです。もっとも、さきほどのスタンプと合わせて読むと、重くなった時点で一度出て置きに帰ればいい、という話でもあります。私たちは見て回るのが主で、そんなに買い込むほうではないので、両手がふさがる前に一度引き揚げるくらいがちょうどいいのだろうと思っています。
駐車場は2か所、シャトルは往復6ドル
車で行く人向けには、今年から会場の外に駐車してシャトルで来る仕組みが初めて用意されました。
| 駐車場 | 台数 | 料金 | 支払い |
|---|---|---|---|
| Kaimukī High School | 600台以上 | 5ドル | 現金のみ |
| Stan Sheriff Center | 3,000台以上 | 10ドル | カードのみ |
シャトルは Roberts Hawaiʻi が担当していて、往復6ドル。シャトルのチケットを買うと「Priority Pass」がもらえて、専用の入口から入れるという特典も付いています。駐車代とシャトル代を足しても、入場料と合わせて一人あたり20ドル前後。会場周辺で駐車場を探して回る時間を思えば、悪くない条件に見えます。
後から出てきた案内で、このシャトルは両方の駐車場から20分おきに出ると分かりました。20分おきなら、乗り場に着いてから待つのはせいぜいその間ということになります。行きはともかく、帰りに長く待たされないというのは、荷物が増えた状態ではかなり大きい話だと思います。ただ、この駐車場とシャトルの案内は土日について書かれていたので、木曜と金曜の夜に車で行くつもりの人は、出かける前に公式で確かめておいたほうが確実です。
我が家はレンタカーを借りないので、この部分は直接は関係ありません。それでも、車で島の中を動いている人にとっては、当日いちばん心配なのが駐車場だと思うので、こういう受け皿が最初から用意されているのは大きいはずです。片方は現金のみ、もう片方はカードのみと支払い方法が分かれているのは、出かける前に覚えておきたいところですね。
お年寄りや体の不自由な人向けの区画も
もうひとつ案内に出ていたのが、kūpuna(お年寄り)と、移動に手助けが必要な人のための区画です。ロビーでの乗り降り、座って休める場所、そして案内係が用意されるとのこと。大きな会場になるほど「歩き続けなければいけない」時間が増えるので、途中で座れる場所がはっきり用意されているのは安心材料になります。
「ハワイ産」と「ハワイ発」を分けて紹介、寄付はフードバンクへ
もうひとつ、後から知って面白いなぁと思ったのが、出店している人たちを何種類かに分けて紹介するという取り組みです。ホノルル・マガジンの記事には、ハワイで作られたもの(Made in Hawaiʻi)、ハワイでデザインされたもの(Designed in Hawaiʻi)、オアフ以外の島に拠点がある店、ネイティブ・ハワイアンが営む店、女性が営む店、といった分け方が挙げられていました。
「ハワイのもの」とひとくくりに言っても、ハワイで作っているのか、デザインだけハワイなのかで話はだいぶ違います。棚の前でパッケージを裏返して原産地を確かめる、みたいなことを普段からやっている身としては、その区別を売る側が先に出してくれるのはありがたい話です。何がどこまでハワイのものなのか、という後述のラベル表示の話とも、根っこは同じところでつながっている気がします。
オアフ以外の島に拠点がある店、という分け方も、私たちには意味があります。滞在中に他島まで足を伸ばすことはまずないので、マウイやハワイ島の作り手が作ったものは、普段どうやっても手に取る機会がありません。それが年に一度、歩いて行ける建物の中に出てきてくれるのなら、そこは素直に見に行く価値がありそうです。
会場では寄付も受け付けていて、集まったお金はハワイ・フードバンクとザ・フード・バスケットという2つの団体に渡されると案内されています。元記事によると、これに対してServco が最大1万ドルまで同額を上乗せするとのこと。1ドル160円で計算すると約160万円ですね。入場料が8ドルから、という値段づけの背景に、こういう部分も含まれているのだと思うと、日曜の8ドルの見え方が少し変わってきます。
学生の作り手だけを集めた区画が、今年から106番に入ります
Aloha State Daily | Made in Hawaiʻi Festival to feature Mākia Market for the first time
Founder Taylor Yuen is a college senior and local entrepreneur who remembers helping at her dad’s booth at MIHF at a young age. This month, her business…
会期が近づいてから出てきた話です。今年は「Mākia Market」という、学生の作り手だけを集めた区画がこのフェスに入ると、現地のニュースサイトが伝えていました。場所は106番のブース。元記事によると、幼稚園の子から大学生まで130人を超える学生が売り手として並ぶそうです。
並ぶのは、ジュエリー、かぎ針編みのキーホルダーやぬいぐるみ、絵、焼き菓子など。Mākia はハワイ語で「目的」という意味だと説明されていました。
この市を始めたのは Taylor Yuen さんという方だそうです。元記事によれば、2012年に小学生としてこのフェスに来たのが最初で、2023年に学生の作り手が出せる市を立ち上げた。その市が今年、自分が子どものころに歩いた同じ会場に出ることになったわけで、ご本人は「一回りして戻ってきた瞬間です」といった内容のコメントを出しています。
800もブースがあると、どこから見ればいいのか分からなくなりがちです。そこに「106番は学生の区画」という目印がひとつあるだけで、歩く順番を決めるのがずいぶん楽になります。奥さんは「かぎ針編みのぬいぐるみ、見るだけでも楽しそうだねぇ」と言っていました。買うかどうかは別として、値札のつけ方から棚の並べ方まで自分たちで考えたであろう区画というのは、ちょっと覗いてみたくなります。
買うかどうかより先に、涼しいところで見て回れるのがいい
ハワイで作られたものが一度に800も並ぶとなると、値段や中身を見比べるにはうってつけの場所です。同じジャンルの品物がいくつも並んでいれば、どれがどう違うのかも分かりやすい。たとえばコナコーヒーは配合が10%でもコナと名乗れるというラベルの話は、実物のパッケージを何種類も並べて見られる場所でこそ、実感が湧くのだろうと思います。
ハワイの食料品の値段がここ数年でどれくらい上がったかを見た後だと、作っている人から直接値段を聞ける場が年に一度あるというのも、それだけで意味がありそうです。ワヒアワの蜂蜜とミードのお店のように、車がないと店舗まで足を運べない作り手もハワイにはたくさんあるので、こういう場に出てきてくれていたら嬉しいなぁと思います。歩いて行ける場所に作り手のほうが集まってくるというのは、私たちのような人間にはいちばんありがたい形です。
今月はほかにも、カピオラニ公園のコリアンフェスティバルのように歩いて行ける催しが続きます。8月のハワイは外を歩くと汗だくになりますが、こちらは会場に入ってしまえばずっと屋内。日曜の朝いちばんに入って、混み合う前にひと回りして帰ってくる。今年の日程を見ながら考えたのは、だいたいそのくらいの過ごし方でした。










