南国の植物と木のぬくもりがある空港ラウンジのカウンターに、コーヒーとビールのグラスが並ぶ様子
執筆・編集:

ハワイアン航空、ホノルル空港に約200席の新ラウンジを2028年初めに開設へ ― A330の新スイート「レイホク」とプレミアムエコノミーも発表


ハワイアン航空が、ホノルル空港に新しいラウンジを作ると発表しました。場所はターミナル1のマウカ・コンコースの入口で、広さは約1万3,000平方フィート(約1,200平方メートル)、席はおよそ200席。開くのは2028年の初めの予定です。同じ発表のなかで、アジア路線などを飛ぶA330の客室を前から後ろまで新しくする話や、新しいプレミアムエコノミー「Premium Reserve(プレミアム・リザーブ)」の話も出ていました。私たちはANAでハワイに通っているので、このラウンジに入る機会はまずなさそうですが、ホノルル空港の景色が少し変わる話なので、確かめられた範囲で並べておきます。

ニュースのあらまし

ハワイアン航空、ホノルルに新ラウンジ 2028年初頭に開設 - TRAICY(トライシー)

ハワイアン航空、ホノルルに新ラウンジ 2028年初頭に開設 - TRAICY(トライシー)

ハワイアン航空は、ホノルルに新たなラウンジを2028年初頭に開設する。 地元にインスパイアされた料理と飲み物、地元ならではのコーヒー体験を提供する。特製カクテルを提供するフルサービスのバー、個室ワークスペースも設ける。地 […]

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TRAICY(トライシー)
Alaska Airlines plans major upgrades for Hawaii brand | Honolulu Star-Advertiser

Alaska Airlines plans major upgrades for Hawaii brand | Honolulu Star-Advertiser

Alaska Air Group is expected to use its Investor Day today to signal that Hawaiian Airlines has not been absorbed into Alaska Airlines and instead is being positioned as the company’s flagship brand for Hawaii travel, backed by more than $600 million in planned investments through 2030.

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Honolulu Star-Advertiser

もとになっているのは、ハワイアン航空とアラスカ航空を持つアラスカ航空グループが、現地時間の2026年9月29日に出した発表です。アラスカ航空グループのニュースルームに全文が出ていて、ラウンジのほかにも機内の話がたくさん詰まっていました。ホノルルのラウンジについて書かれていたのは、次のような内容です。

項目発表の内容
場所ホノルル空港 ターミナル1のマウカ・コンコース(搭乗口が並ぶ建物)の入口
広さ約1万3,000平方フィート(約1,200平方メートル)
席の数およそ200席
開く時期2028年の初め
入れる人今のプルメリア・ラウンジに近い条件。新しいスイート「レイホク」の利用者も含む
中にあるもの地元にちなんだ食べ物と飲み物、地元のコーヒー、カクテルを出すバー、個室の仕事スペース、地元アーティストの作品

ハワイアン航空のCEOは、ハワイアン航空というブランドを残すだけでなく、ハワイとの行き来の中心に据えて力を入れていくという意味だ、といった内容のコメントを地元紙に出しています。

ホノルルの新ラウンジは、どんな場所になりそう?

広さと場所

約1,200平方メートルと言われてもピンとこないので、同じ発表に出てきたほかのラウンジと並べてみると分かりやすいです。

ラウンジ広さ開く時期
ハワイアン航空(ホノルル)約1万3,000平方フィート・約200席2028年の初め
アラスカ航空(シアトル・2つのラウンジがつながった形)約4万1,000平方フィート・500席と200席2027年の終わりごろ
アラスカ航空(サンディエゴ)約1万4,000平方フィート2028年

シアトルはアラスカ航空の本拠地なので3倍ほどの広さがありますが、ホノルルはサンディエゴとほぼ同じくらいです。200席というと、ちょっとしたホテルの宴会場くらいの感じでしょうか。場所はターミナル1のマウカ・コンコースの入口とされています。

中で楽しめるもの

発表に並んでいたのは、地元にちなんだ食べ物と飲み物、地元のコーヒーを味わえるコーナー、カクテルを作ってくれるバー、ひとりで作業できる個室のスペース、そして地元のアーティストによる作品です。

我が家は滞在中、毎朝部屋のキッチンでライオンコーヒーを淹れて一日を始めているので、空港でもハワイのコーヒーで締めくくれる作りはいいなぁと思いました。バーのほうは、どちらかというとビールとワインで飲む夫婦なので、カクテルの話を読みながら「地元のビールも並ぶといいな」と考えてしまいます。もっとも、何が置かれるかの細かいところまでは、今回の発表には出ていませんでした。

誰が入れるのか

入れる人の条件については、発表ではこう書かれていました。

Access similar to The Plumeria Lounge, including guests traveling in the Leihōkū Suites

訳すと「プルメリア・ラウンジと同じような入室条件で、レイホク・スイートの利用者も含む」といったところです。「同じ」ではなく「近い(similar)」という書き方なので、細かい条件は開業が近づいてから案内が出るのだと思います。今プルメリア・ラウンジを使える立場の方なら、2028年以降はこちらにも入れる見込みが高そう、というくらいに受け止めておくのが良さそうです。

機内のほうも変わる ― A330の「レイホク」とプレミアムエコノミー

ラウンジと同じ発表で、ハワイアン航空のA330(24機)の客室を2028年から前から後ろまで新しくする話も出ていました。A330はアジアやオセアニア、北米の一部の路線を飛んでいる機材だと書かれています。

新しい前方の席は「Leihōkū(レイホク)」という名前で、ハワイの言葉で「星のレイ」という意味だそうです。昔のポリネシアの人たちが星を頼りに海を渡ったことにちなんだ名前とのこと。

項目発表の内容
レイホク・スイートA330に22席。国際線のビジネスクラスと、アメリカ国内線のファーストクラスで使う
スイートの中身平らになるベッド型の席、扉つき、どの席からも通路に直接出られる、19インチの画面
空港での特別な手続きホノルルとシアトルに、スイート利用者専用のチェックインと案内サービス
上のクラスの席の割合今の約30%から約40%へ
Premium Reserve(新しいプレミアムエコノミー)A330に28席。座席の前後の間隔は38インチ(約97センチ)、普通のエコノミーより幅の広い席、ふくらはぎを支える足置き、16インチの画面
Premium Reserveの販売・導入席の販売は「来年の夏」(2027年の夏)から、機内への導入は2028年から
機内Wi-Fiスターリンクの高速Wi-Fiを、アトモス・リワーズ(アラスカ航空グループの会員制度)の会員は無料で使える(T-Mobileの提供)

機内食の話では、2026年の夏から米本土〜ハワイ間の大半の便で始まった、メインキャビンの事前注文メニュー(マウイのシェフ、シェルドン・シメオンさんが監修)にも触れられていました。この有料メニューの話はハワイアン航空のエコノミー機内食が有料制になった記事で詳しく書いています。

ANAで通う私たちには、どう関係する?

我が家のハワイ行きは、成田からのフライングホヌ(ANAのA380)のプレミアムエコノミーを特典航空券で取るのが定番です。マイルもANAに集めているので、ハワイアン航空に乗る予定は今のところありません。帰りのホノルル空港でもANAの便に乗るので、この新しいラウンジに入る場面はまずないと思います。

ハワイアン航空は2026年4月にワンワールドに入っていて、JALなどワンワールドの会社でマイルを貯めている人にとっては、ぐっと身近な会社になりました(そのときの話はハワイアン航空のワンワールド加盟の記事にまとめています)。そういう方にとっては、ホノルル空港に新しい居場所ができるのは嬉しい話だと思います。

それでも、プレミアムエコノミーで通っている身としては、Premium Reserveの話はつい細かく読んでしまいました。38インチの間隔に足置きつき、16インチの画面。ANAのプレミアムエコノミーに慣れた私たちから見ても、「ハワイアン航空のA330にもこういう席が加わるんだなぁ」と素直に面白い話です。ビジネスまでは要らないけれど、エコノミーより少しゆったりしたい、という人の選び方が増えるのはいいことですよね。

ホノルル空港は、ワイキキの滞在を終えて最後に過ごす場所でもあります。自分たちが使わないラウンジでも、地元のコーヒーや作品が置かれた場所が空港に増えるのは、ハワイの最後の時間の空気が少し変わる話として、楽しみに眺めておこうと思います。

ハワイアン航空で日本から行く人が気にしておきたいこと

ハワイアン航空でハワイに通っている方に向けて、今回の発表で分かったことと、まだ分からないことを分けておきます。

  • ラウンジが開くのは2028年の初め。それまでは今のラウンジの案内のまま、と考えておくのが無難です
  • 今のプルメリア・ラウンジがこの先どうなるかは、今回の発表には出ていませんでした
  • A330の新しい客室は2028年から順番に入っていく形で、どの路線のどの便から新しくなるかまでは書かれていませんでした
  • Premium Reserveの席は2027年の夏から販売、とされています。日本路線でいつから選べるかは、販売が始まるころの案内を待つことになりそうです

発表は2年ほど先の話が中心なので、実際に予約する段階で、ハワイアン航空の公式サイトの案内を確かめるのが確実です。

まとめ

ハワイアン航空が、ホノルル空港ターミナル1のマウカ・コンコースの入口に、約1万3,000平方フィート・約200席の新しいラウンジを2028年の初めに開くと発表しました。地元のコーヒーにバー、地元のアーティストの作品まで入る予定で、入れる人の条件は今のプルメリア・ラウンジに近い形になりそうです。同じ発表で、A330の客室の一新や、新しいプレミアムエコノミー「Premium Reserve」も出ていました。

ANAで通う私たちは入る機会がなさそうですが、ホノルル空港で過ごすハワイの最後の時間が、少しずつ変わっていく話として読みました。2028年に開いたら、どんなビールが置かれたのか、誰かの写真で見せてもらうのを楽しみにしています。この記事は、2026年9月29日のアラスカ航空グループの発表をもとにしています。

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出不精夫婦

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