ハワイでシクロスポラ症が6例目 ― 初めて州の中で感染した可能性、朝のフルーツの洗い方をまた見直しました
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ハワイでシクロスポラ症が6例目 ― 初めて州の中で感染した可能性、朝のフルーツの洗い方をまた見直しました


ハワイ州の保健省が、州の中で感染した可能性のあるシクロスポラ症の症例を初めて調べている、という続報が出ました。7月からの合計は6件で、これまでの5件はいずれも州の外への渡航に関連したものでしたが、6件目のオアフの住民だけは事情が違うようです。原因になった食べ物はまだ分かっていないとのことで、保健省は一般の人にとってのリスクの見立ては変わらず低いままだとしています。それでも、滞在中の朝ごはんが毎日フルーツの我が家としては、果物の洗い方の話をもう一度することになりました。

ニュースのあらまし

保健省が8月26日に明らかにしたのは、7月から数えて6件目にあたる症例です。患者はオアフの住民で、体調を崩したのは7月の終わりごろ。これまでの5件が州の外への渡航に関連した感染だったのに対して、今回は州の中で感染した可能性のある最初のケースとして調べが進んでいます。

原因になったとみられる食べ物は、今のところ特定されていないそうです。そのうえで保健省は、州の中で感染したとみられる症例が1件出たからといって、一般の人にとってのリスクの見立てが変わるわけではなく、引き続き低いままだ、といった内容のコメントを出しています。

DOH investigates Hawaii’s 1st locally acquired cyclosporiasis case | Honolulu Star-Advertiser

DOH investigates Hawaii’s 1st locally acquired cyclosporiasis case | Honolulu Star-Advertiser

The Hawaii Department of Health today said it is investigating a sixth case of cyclosporiasis in the islands. This time, the case is not travel-related.

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Honolulu Star-Advertiser
DOH investigates potential locally acquired case of cyclosporiasis on Oʻahu | Maui Now

DOH investigates potential locally acquired case of cyclosporiasis on Oʻahu | Maui Now

The Hawaiʻi Department of Health is investigating a sixth reported case of cyclosporiasis. The case involves an Oʻahu resident who became ill at the end of July and did not travel outside Hawaiʻi during the period when they were likely exposed.

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| DOH investigates potential locally acquired case of cyclosporiasis on Oʻahu

7月の3件から、8月の6件へ

7月の終わりの時点で、州内で確認されていたのは3件でした。最初の1件は州外から来ていた訪問者で、そのあとに確認された2件も、海外や本土で集団感染が報告されている地域への渡航に関連した感染です。当時は、感染したのはいずれも州の外とみられていて、ハワイの中で広がっている状況ではない、とはっきり書かれていました。

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それが8月26日の時点で6件になり、そのうちの1件が、州の中で感染した可能性のあるものとして扱われています。残りの5件は、変わらず州の外への渡航に関連したものです。数が3から6になったこと自体よりも、「感染したのはいずれも州の外」という前提が動いたところが、今回の知らせの中心だと思っています。

とはいえ、1件で「ハワイが危ない」に振れてしまうのも違うのだろうなぁ、と思いながら読んでいました。保健省がわざわざリスクの見立ては変わらないと言い添えているのは、旅行者の多い土地ならではだなぁと感じます。数字だけが独り歩きすると、来る人も、迎える人も、余計な心配を抱えることになりますから。

シクロスポラという寄生虫のこと

原因になっているのは「Cyclospora cayetanensis(シクロスポラ)」という、目に見えないほど小さな寄生虫です。英語の読みに寄せてサイクロスポラと書かれることもあります。この寄生虫がついた食べ物や水を口にすることで感染し、海外や本土では生野菜・果物・ハーブ類が原因になった集団感染が報告されているそうです。

保健省が説明している中身を並べると、こんな形になります。

項目内容(保健省の案内による)
主な症状何度も続く、水のような下痢
そのほかの症状食欲が落ちる、体重が減る、腹痛、おなかの張り、吐き気、ガスがたまる、だるさ。まれに嘔吐や微熱
潜伏期間おおよそ1週間(早ければ2日、遅いと2週間ほど)
治療処方される薬がある。放っておくと症状が数週間続くことがある
予防石けんでの手洗い / 生の野菜と果物を流水でよく洗う / ひどい下痢が数日を超えて続くときは受診

一日で熱が上がって下がるような急な病気ではなく、だらだらと長く続くのが特徴のようです。だからこそ、旅行のあとに下痢が続くようなら早めに医療機関へ、という呼びかけが添えられていました。

本土のレタスの回収と、ハワイの店頭

本土で続いている集団感染は、メキシコの生産者テイラー・ファームズ・デ・メキシコ(Taylor Farms de Mexico)が7月17日に出した、アイスバーグレタス(日本でいう玉レタス)の自主回収に結びつけられています。

そのうえで大事なのが、回収の対象になったレタスはハワイには入っておらず、州内で売られてもいないと保健当局が説明していることです。今回オアフで確認された症例についても、原因になった食べ物はまだ分かっていません。

Department of Health investigates potential locally-acquired case of cyclosporiasis | Big Island Now

Department of Health investigates potential locally-acquired case of cyclosporiasis | Big Island Now

The sixth case involves an Oʻahu resident who reportedly became ill with cyclosporiasis at the end of July and did not travel outside Hawaiʻi during the period when they were likely exposed.

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| Department of Health investigates potential locally-acquired case of cyclosporiasis

滞在中はワイキキマーケットやロングスで野菜を買って部屋で食べることが多いので、店頭のレタスの話は素通りできませんでした。とはいえ、ハワイの店に並んでいるものが名指しされているわけでもないので、いつもどおり買って、いつもより丁寧に洗う、というくらいに受け止めています。

朝のフルーツと、部屋で切る果物のこと

ここが、今回いちばん自分たちに引っかかったところです。

私たちのハワイ滞在は、朝が完全に固定されています。部屋のキッチンでライオンコーヒーを淹れて、前の日にスーパーで買っておいたバナナやパイナップルを切って、それで軽く済ませる。本格的な朝食は食べません。昼も基本的に食べないので、一日のうち生の果物を口にするのは、この朝の時間だけということになります。

買い出しは、歩いて行けるワイキキマーケットやロングスが中心です。スーパーを歩いて食材を選ぶのは夫婦のちょっとした楽しみで、ついでの運動にもなるので苦になりません。ただ、まとめ買いをしたあとは数日ほど部屋にこもって食べ切るリズムなので、買ってきた果物が何日か冷蔵庫で待っている状態になります。

このニュースを読んで奥さんに話したら、「洗うのは食べる直前でいいんだっけ」と返ってきました。言われてみると、買ってきたその日にまとめて洗ってしまう方が、朝の手間も減って楽かもしれません。切る前に外側を水で流しておけば、包丁が外の汚れを中へ持ち込むこともないですし。

部屋で野菜をかじる暮らしについては、ワイキキで続けているサラダ生活のこととしても書いています。ジャンクなものばかり食べていそうに見えて、実のところ部屋ではけっこう生のものを食べている夫婦なので、今回挙げられていた予防のやり方は他人事ではありませんでした。

症状が出るのは、日本に帰ってからかもしれません

潜伏期間がおおよそ1週間(早ければ2日、遅いと2週間ほど)というのが、旅行者にとっては地味に効いてくるところです。

私たちのように1回の滞在が25泊くらいあると、何かあれば滞在の途中で症状が出ます。慣れない土地で医療機関にかかるのは気が重いですが、少なくとも「今の旅の出来事」としてつなげて考えられます。一方で1週間ほどの旅行だと、帰国してから体調を崩す方が起こりやすいことになります。

帰ってきてからの不調は、時差ボケや疲れのせいにして、とりあえず寝てやり過ごしがちですよね。長く続く水のような下痢だけは、そこで片付けずに早めに医療機関へ、というのが今回の呼びかけの中心でした。診てもらうときに「ハワイから帰ってきたところで」と一言添えておくと、話が早いのかもしれません。

果物まわりでいうと、ハワイから生の果物を持ち帰れるのかを調べたときの話も、日本に帰るときの植物検疫のこととして書きました。果物は、行きも帰りも案外いろいろな決まりに囲まれています。

次の滞在で気をつけようと思ったこと

やることは、まったく特別ではありません。石けんで手を洗う。買ってきた果物と野菜を、流れる水でよく洗う。保健省が挙げていた予防のやり方も、その2つが先頭でした。

洗えば必ず落ちる、という単純な話ではないのだろうと思います。それでも、いちばん最初に挙がっている基本を飛ばす理由もないので、まずはそこからやります。冷蔵庫に入れる前に一度まとめて流しておけば、眠い朝に「洗ったっけ」と考えなくて済むのもありがたいところです。

飲み水については、我が家は日本から浄水ポットを持って行って、部屋の水道水を濾して飲むスタイルに落ち着いています。もともと重い水を運ぶのが面倒になって始めたことなので、今回の知らせで慌てて何かを変えるつもりはありません。

次の滞在も、朝はコーヒーと切った果物で始まると思います。変わるのは、買ってきた日に一度まとめて水で流しておく、そのひと手間くらいです。長く滞在するほど、その小さな習慣の差は積み上がっていくのだろうなぁ、と思いながら読んでいました。

ここに書いた件数と保健省の説明は、2026年8月26日に出た続報の時点のものです。感染症の話は日ごとに動きますし、症状が出たときにどうするかは自分で決められることでもないので、気になる状態が続くときは医療機関で診てもらって、最新の案内は保健省の発表で確かめてください。

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