ハワイでシクロスポラ症が今年3例目 ― 感染はいずれも州外ですが、朝のフルーツの洗い方だけ見直しました


ハワイ州の保健省が、シクロスポラ症の感染者を新たに2人確認したと発表しました。今年に入ってハワイ州内で確認されたのは、これで3件目です。ただ、感染したのはいずれも州の外とみられていて、ハワイの中で広がっている状況ではない、とはっきり書かれています。ひとまず落ち着いて読める知らせでした。とはいえ、原因になりやすい食べ物として挙がっていたのが生野菜と果物とハーブ類で、そこは我が家の朝ごはんそのものなんですよね。滞在中は毎朝フルーツを切っているので、洗い方くらいは考え直しておこうかな、と思っています。

ニュースのあらまし

今回新たに確認されたのは2人。2人とも、海外や全米で集団感染が報告されている地域への渡航に関連した感染だそうです。これで今年ハワイ州内で確認された症例は合計3件になりました。最初の1件は、州外から来ていた訪問者でした。

そのうえで、元の記事には大事な一行が添えられています。今回確認された感染はいずれも州の外で感染したとみられていて、ハワイ州内で感染が広がっている状況ではない、と明記されていました。

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シクロスポラという寄生虫のこと

原因になっているのは「Cyclospora cayetanensis(シクロスポラ)」という寄生虫です。この寄生虫に汚染された食べ物や水を口にすることで感染します。海外や全米では、生野菜・果物・ハーブ類が原因になった集団感染が報告されているそうです。

保健省が説明している中身を並べると、こんな形になります。

項目内容
主な症状長く続く、水のような下痢
そのほかの症状腹痛、おなかの張り、吐き気、食欲が落ちる、体重が減る、だるさ、微熱、嘔吐
潜伏期間おおよそ1週間(2日〜2週間ほど)
予防策石けんでの手洗い / 生野菜と果物をよく水で洗う / 衛生的な調理と保存 / 安全な飲料水を使う

一日で熱が上がって下がるような急な病気ではなく、だらだらと長く続くのが特徴のようです。だからこそ、旅行のあとに下痢が続くようなら早めに医療機関へ、という呼びかけが添えられていました。

州の中で広がっている話ではありません

今年の3件を並べてみると、最初の1件は州外から来ていた訪問者で、今回の2件も集団感染が報告されている地域への渡航に関連したものです。つまりハワイの食べ物や水が原因で誰かが倒れた、という話ではありません。ここを取り違えると、まったく違う話になってしまいます。

とはいえ、生野菜と果物とハーブ類が原因になりやすいというのは、場所を選ばない話ですよね。ハワイに来る前に別の国を回っている人もいれば、ハワイから本土へ抜けていく人もいます。「ハワイが危ない」でも「ハワイなら平気」でもなく、生のものを口にする機会は世界中どこにでもある、というくらいの受け止め方をしています。

保健省がわざわざ「州内で広がっているわけではない」と書き添えてくれているのも、旅行者の多い土地ならではだなぁと思いました。3件という数字だけが独り歩きすると、来る人も、迎える人も、余計な心配を抱えることになりますから。

朝のフルーツと、部屋で切る果物のこと

ここが、今回いちばん自分たちに引っかかったところです。

私たちのハワイ滞在は、朝が完全に固定されています。部屋のキッチンでライオンコーヒーを淹れて、前の日にスーパーで買っておいたバナナやパイナップルを切って、それで軽く済ませる。本格的な朝食は食べません。昼も基本的に食べないので、一日のうち生の果物を口にするのは、この朝の時間だけということになります。

買い出しは、歩いて行けるワイキキマーケットやロングスが中心です。スーパーを歩いて食材を選ぶのは夫婦のちょっとした楽しみで、ついでの運動にもなるので苦になりません。ただ、まとめ買いをしたあとは数日ほど部屋にこもって食べ切るリズムなので、買ってきた果物が何日か冷蔵庫で待っている状態になります。

このニュースを読んで奥さんに話したら、「洗うのは食べる直前でいいんだっけ」と返ってきました。言われてみると、買ってきたその日にまとめて洗ってしまう方が、朝の手間も減って楽かもしれません。切る前に外側を水で流しておけば、包丁が外の汚れを中へ持ち込むこともないですし。

部屋で野菜をかじる暮らしについては、ワイキキで続けているサラダ生活のこととしても書いています。ジャンクなものばかり食べていそうに見えて、実のところ部屋ではけっこう生のものを食べている夫婦なので、今回挙げられていた予防策は他人事ではありませんでした。

症状が出るのは、日本に帰ってからかもしれません

潜伏期間がおおよそ1週間(2日から2週間ほど)というのが、旅行者にとっては地味に効いてくるところです。

私たちのように1回の滞在が25泊くらいあると、何かあれば滞在の途中で症状が出ます。慣れない土地で医療機関にかかるのは気が重いですが、少なくとも「今の旅の出来事」としてつなげて考えられます。一方で1週間ほどの旅行だと、帰国してから体調を崩す方が起こりやすいことになります。

帰ってきてからの不調は、時差ボケや疲れのせいにして、とりあえず寝てやり過ごしがちですよね。長く続く水のような下痢だけは、そこで片付けずに早めに医療機関へ、というのが今回の呼びかけの中心でした。診てもらうときに「ハワイから帰ってきたところで」と一言添えておくと、話が早いのかもしれません。

果物まわりでいうと、ハワイから生の果物を持ち帰れるのかを調べたときの話も、日本に帰るときの植物検疫のこととして書きました。果物は、行きも帰りも案外いろいろな決まりに囲まれています。

次の滞在で気をつけようと思ったこと

やることは、まったく特別ではありません。石けんで手を洗う。買ってきた果物と野菜を、水でよく洗う。保健省が挙げていた予防策も、その2つが先頭でした。

洗えば必ず落ちる、という単純な話ではないのだろうと思います。それでも、いちばん最初に挙がっている基本を飛ばす理由もないので、まずはそこからやります。冷蔵庫に入れる前に一度まとめて流しておけば、眠い朝に「洗ったっけ」と考えなくて済むのもありがたいところです。

飲み水については、我が家は日本から浄水ポットを持って行って、部屋の水道水を濾して飲むスタイルに落ち着いています。もともと重い水を運ぶのが面倒になって始めたことなので、今回の知らせで慌てて何かを変えるつもりはありません。

次の滞在も、朝はコーヒーと切った果物で始まると思います。変わるのは、買ってきた日に一度まとめて水で流しておく、そのひと手間くらいです。長く滞在するほど、その小さな習慣の差は積み上がっていくのだろうなぁ、と思いながら読んでいました。

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