ハワイから果物は持ち帰れる? ― 有名な「出発時の農産物検査」は本土行きの話。日本に帰る私たちの関所は帰国時の植物検疫でした


旅先で一番気が重いのは、帰る日の空港でのバタバタです。だからこそ我が家は、空港で慌てる要素をできるだけ前もって減らしておきたい。そんな私たちが「これは予習しておくと楽だなぁ」と思ったのが、ハワイを出るときの農産物検査の話でした。

ハワイには、いつもの保安検査とは別に農産物の持ち出しを調べる検査があることがよく知られています。ただ、調べてみると、この検査が当てはまるのは本土(アメリカ本土)へ向かう便で、日本に帰る私たちには少し事情が違っていました。今日はそこを整理しておきます。

The Hawaii Airport Check First-Time Visitors Never See Coming

The Hawaii Airport Check First-Time Visitors Never See Coming

First-time Hawaii visitors often sail through arrival, then discover an airport line they never knew existed before the flight home. Here is what to expect, what to leave behind, and why so many travelers only find out too late.

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Beat of Hawaii

ニュースのあらまし

元のニュースは、ハワイから本土へ向かう便で行われるアメリカ農務省(USDA)による農産物の持ち出し検査の話です。流れはこういう形だと書かれています。

  • まず預け入れの荷物が航空会社に渡る前に検査され、続いて機内持ち込みの荷物もチェックされる
  • これは保安検査(TSA)とは別物で、見ている対象がそもそも違う(片方は危険物、片方は農産物)
  • 持ち出してよいもの: コーヒー、マカデミアナッツ、チョコレート、クッキーといったパッケージされた商品など
  • 持ち出せないもの: パパイヤやマンゴーなどの生の果物、土の付いた植物など(記事では「カットしたマンゴーやパパイヤでも取られてしまう」と書かれています)

そして、着いたときは申告書を書くくらいでほぼ素通りなのに、出るときははっきり目に見える検査がある。この非対称が初めての人を驚かせるポイントだ、という内容です。

まず大事な前提 ― この検査は「本土行き」の話です

ここがいちばん大事なところです。この出発時の農産物検査は、ハワイから本土・アラスカ・グアムへ向かう便を対象にしています。ハワイ独自の自然や農業の害虫・病気を、アメリカ本土側に広げないために設けられている仕組みだからです。

なので、日本のような国際線で帰る場合、ハワイの空港でこのUSDAの検査を通るわけではありません。「ハワイを出るときに必ず農産物を調べられる」と一律に思っていると、少しズレてしまう。ここは日本から行く側にとって、最初に押さえておきたい前提でした。

では日本に帰る私たちは? ― 関所は「帰国時の日本側」

では生の果物を気にしなくていいのかというと、そうではありません。日本に帰る私たちの関所は、ハワイ側ではなく帰国時の日本側にあります。日本では、植物や農産物を持ち帰ると、税関の前に植物検疫(植物防疫所)のカウンターで検査を受ける仕組みになっています。

ざっくり整理すると、こういう線引きです。

  • 生のパパイヤ・マンゴー・パイナップルなどの果物: 植物検疫の対象。検査証明書(植物検疫証明書)がないと日本に持ち込めないのが基本。一定の手続きが整っている品目もありますが、ふらっと買った生の果物をそのまま持ち帰るのは難しいと考えておくのが安全です
  • ドライフルーツ(乾燥させたパパイヤ・マンゴーなど): こちらは植物検疫の対象外にあたり、基本的に持ち帰れる側に入ります
  • 焙煎したコーヒーやローストしたマカデミアナッツのようなパッケージ品: 基本的に問題になりにくい枠

ただし、持ち込める・込めないは品目や産地で細かく変わります。気になるおみやげがあるときは、農林水産省の植物防疫所の案内で先に確認しておくと、帰国の検査でつまずかずに済みます。心配なものほど、買う前に調べておくのが安心です。

我が家は身軽に帰る派なので

うちはもともと、荷物を増やさずに身軽に帰るのが好きです。スーツケースを生の果物でいっぱいにする習慣がないので、本土行きにせよ日本行きにせよ、検査で慌てて何かを取られる場面はあまりありません。飲み物として焙煎コーヒーを少し買って帰るくらいで、それなら問題になりにくい側に入ります。

それでも、関所がどこにあるのかを知っているかどうかで、帰る日の気分はだいぶ変わります。「ハワイで止められるのかな」と思い込んでいたものが、実は日本帰国時の検疫の話だった、と整理できているだけで、空港での摩擦がぐっと減る。先に分かっていれば、最初から引っかかるものを持たずに済みます。

帰る日を気持ちよく終えるために

ハワイの市場やスーパーには、つい持って帰りたくなる果物がたくさん並んでいます。その気持ちはよく分かるのですが、生のままだと、本土行きならハワイの出発検査で、日本行きなら帰国時の検疫で止められる可能性が高い。だったら、みずみずしい果物は滞在中にしっかり味わって、おみやげはコーヒーやナッツ、ドライフルーツのようなパッケージものに寄せておく。そう決めておくと、帰りの空港で残念な思いをせずに済みます。

最後の検査でつまずかないことも、旅を気持ちよく締めくくる立派な準備のひとつです。日本へ帰る日の朝を慌てずに迎えられるよう、生もの系は早めに食べきって、軽い荷物で空港に向かいたいですね。

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