ワイキキのホテルの一角にあるシャーベット店のカウンターに並ぶ色とりどりのカップ
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ワイキキのシャーベット店「アサトズ(Asato's Waikīkī)」1カップ6ドル ― かき氷が食べられるのは58ドルのコースだけ【2026年8月】


ワイキキのカラカウア通りに、1カップ6ドルのシャーベットのお店があります。毎日11時から21時まで開いていて、予約も要りません。ハワイ・マガジンが取り上げていたのは同じお店の奥で開かれる58ドルのコースのほうなのですが、調べていて私たちがいちばん引っかかったのは、ハワイらしいかき氷が出てくるのはそのコースの中だけという点でした。カップで買えるのはシャーベットで、かき氷は単品では頼めません。場所はハイアット リージェンシー ワイキキの中、デューク・カハナモク像の真向かいです。何度も歩いている通りなのに、建物の中に入っているせいで、私たちはこれまで一度も気づいていませんでした。

ニュースのあらまし

The Local Scoop at Asato’s

The Local Scoop at Asato’s

This story was originally published in our SUMMER Digital issue, which you can view here.    When Neale Asato launched an exclusive hourlong tasting

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HAWAIʻI Magazine

ハワイ・マガジンが2026年8月11日に配信した記事で、ワイキキのシャーベット店「Asato’s Waikīkī(アサトズ・ワイキキ)」と、そこで開かれている「Flavor Lab(フレーバー・ラボ)」という1時間のコースが紹介されていました。同誌の夏の電子版に載ったものを、あらためて公開したものだそうです。

書き手の方は、最初はあまり乗り気ではなかったようです。クラックシードとかき氷で58ドル、それに誰が申し込むのだろう、というところから記事が始まって、実際に座ってみたら考えが変わった、という流れで書かれていました。

お店を手がけているのは Neale Asato さん。2025年11月にワイキキ店を開き、Flavor Lab は2026年1月に始まっています。この方が2026年のジェームズ・ビアード賞(アメリカの料理界で広く知られる賞)でどこまで行ったのかは、記事の後半で別に書きました。ハワイ・マガジンの記事は夏の電子版がもとになっていて、そのあと結果が出ているためです。

場所はデューク像の真向かい、ホテルの中の一角

まずは場所と時間を並べておきます。

項目内容
店名Asato’s Waikīkī(アサトズ・ワイキキ)
住所2424 Kalākaua Ave.(公式サイトの表記では STE 113)
目印ハイアット リージェンシー ワイキキ内の「Kings & Queens」というお店の中。デューク・カハナモク像の真向かい
営業時間毎日 11:00〜21:00
シャーベット1カップ6ドル(1カップにつき1種類)
かき氷58ドルのコースの中のみ。単品では買えない
公式サイトasatos.com

通りから看板は見えません

引っかかったのは目印の書き方です。元記事では、ハイアット リージェンシー ワイキキ ビーチ リゾート&スパの中にある Kings & Queens というお店の中、と紹介されていて、通りに面した路面のお店ではありません。お店の中にお店が入っている形なので、看板を探しながら歩いても、たぶん見つからないと思います。カラカウア通りを歩くとき、ホテルの中まで覗いて回る習慣が私たちにはないので、こういうお店は本当に目に入りません。

住所は公式サイトでも同じ2424番地でした。営業時間と1カップ6ドルという値段も、元記事と公式サイトの両方に同じ内容が出ています(いずれも2026年8月に確認)。ふたつで一致している数字なので、ここは安心して持っていける情報です。

開店は11時なので、朝の一杯には間に合いません

私たちは旅先の朝だけは甘いものを別枠にしていて、現地の菓子パンを買ってきて二人でランキングを付けたりしています。ただ、このお店は11時開店なので、その時間帯には間に合いません。開いているのは11時から21時まで。買い出しの帰りや、夕方に外へ出たついでに寄る場所ということになります。

ハイアット リージェンシー ワイキキは2026年7月19日で開業50年を迎えた建物で、館内には記念のロゴグッズの売り場も出ています。同じ建物に用があるなら、ついでに寄れる場所ということになりますね。

1カップ6ドル、リヒムイやウベが並ぶ

公式サイトに出ているフレーバーを並べると、定番がストロベリー、パイナップル、グリーンリバー。季節ものとしてウベ&コンデンスミルク、リヒムイレモン、マカハマンゴー、リヒムイフロート、リヒムイサワーベルツが挙がっていました。元記事のほうでは、ホワイトラビットのキャンディ、漬けたマンゴー、リヒムイ、パイナップル、抹茶、ウベ、ライチといった名前が紹介されています。どれも、ハワイの人が子どもの頃から食べてきたおやつの味を写したものだ、という書かれ方でした。

オープン当時の地元ニュースによると、フレーバーは常時8〜10種類用意していて、POGといった定番は切らさないようにしている、とお店の方が話しています。

Aloha State Daily | Inside scoop: Asatos Waikīkī shop is opening this Sunday

Aloha State Daily | Inside scoop: Asatos Waikīkī shop is opening this Sunday

The popular sherbet shop is located on Kalākaua Avenue, within Kings & Queens in Hyatt Regency Waikīkī Beach Resort & Spa. You’ll find scoops of Asato…

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Aloha State Daily

この記事によると、ワイキキ店が開いたのは2025年11月23日(日)。それ以前はワイキキの中でオレンジ色のトラックで売っていたものの、置き場所がいまひとつだった、という話も出ていました。トラックから、ホテルの中の一角へ。看板が見えにくいのは相変わらずですが、溶けるものを売るお店としては、屋根の下に落ち着いたほうが良かったのだろうと思います。

グリーンリバーの正体はレモンライムでした

名前だけでは味の見当がつかなかったのがグリーンリバーです。知らない食べものが出てくると、まず由来を調べてから口にするのが我が家の癖で、今回も二人で調べることになりました。答えは公式サイトに小さく書いてあって、レモンライム味とのこと。あっけない解決でしたが、緑色の正体が分かるとだいぶ頼みやすくなります。

リヒムイとクラックシードの話

リヒムイ(li hing mui)は、梅を塩や砂糖、甘草などで漬けて干したもので、ハワイでは粉にしてフルーツやお菓子にふりかける食べ方でおなじみです。スーパーやお菓子屋さんの「クラックシード」の棚に、この手の漬けた果物がずらりと並んでいます。名前だけ聞くと少しぎょっとしますが、要は昔ながらのおやつですね。

メニューにリヒムイの付く名前が3つも並んでいるあたり、このお店が何を大事にしているのかがよく分かります。観光客向けの派手な色ではなく、地元の人が子どもの頃から食べてきた味のほうを並べている、ということなのだと思います。

ウベ(紫いも)は、ここ数年ハワイでよく見かけるようになった食材で、鮮やかな紫色が目を引きます。色の派手さで食べものを選ぶことはあまりないのですが、シャーベットにしてしまえば見た目より味の話になるので、これはこれで気になります。

かき氷(シェイブアイス)は単品では買えません

ここが今回いちばん大事なところだと思います。ハワイでかき氷といえばシェイブアイスで、ワイキキで探している方も多いはずです。ただ、このお店の場合、カップで買えるのはシャーベットのほうだけです。

Aloha State Daily | Shave ice is coming soon to Asatos Waikīkī

Aloha State Daily | Shave ice is coming soon to Asatos Waikīkī

Reservations are now open for a new dessert omakase experience, which is debuting on Jan. 14 at the business’s new Waikīkī shop.

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Aloha State Daily

2026年1月の地元ニュースによると、このお店のかき氷はFlavor Lab のコースの中だけで出されるもので、単品での注文はできない、と紹介されていました。日本製の機械を使った、ふんわりした食感のものだそうです。

つまり、通りかかって「ハワイのかき氷を食べたい」と思って寄っても、その場で出てくるのは6ドルのシャーベットになります。シャーベットとかき氷は別物で、後者を目当てにするなら58ドルの席を7日前から取りに行く必要がある、ということですね。ここを知らずに寄ると、たぶん少し戸惑うと思います。

もっとも、6ドルのシャーベットのほうも同じ人が作っているもので、フレーバーの並びを見るかぎり地元の味という点では変わりません。暑い日に冷たいものを一つ、という用途なら、こちらで十分だとも思います。

58ドルのコースは水曜から日曜の1日2回、4席だけ

元記事の主役はこちらです。

Asatos Waikīkī Debuts a Whimsical Three-Course Dessert Omakase Starting Today

Asatos Waikīkī Debuts a Whimsical Three-Course Dessert Omakase Starting Today

At Asatos Waikīkī, Neale Asato’s $58 menu is a Willy Wonka-esque journey that’s wacky, geeky and over the top.

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Honolulu Magazine
項目内容
名前Flavor Lab(フレーバー・ラボ)
値段58ドル
所要時間1時間
品数3品のおまかせ
開催水曜〜日曜、1日2回(14:00と16:00)
席数1回につき4席(1日8席)
予約オープンテーブルで7日前の正午(ハワイ時間)から受付

始まったのは2026年1月14日(水)から。ホノルル・マガジンの記事によると、開催は午後2時と午後4時の2回で、1日に取れる席は合わせて8つです。

中身は3品

中身は、元記事の紹介をまとめるとこうなります。

1品目は、干したレモンピールやリヒムイのスイカといったクラックシードの定番と、グミベアを溶かして作った虹色のゼラチン。2品目は、自家製シロップに専用のチンキを自分で加えて作るソーダ。3品目は、日本式のかき氷にクレームブリュレかクランチケーキを合わせたもの。

ホノルル・マガジンのほうには、2品目で加えるものの中身も出ていました。クエン酸を入れると酸っぱくなり、アスコルビン酸を入れるとりんごのような酸味になる、という具合に、自分で味を寄せていけるようになっているそうです。3品目のかき氷は2種類を試して、シロップを1本お土産に持たせてくれるとも書かれていました。

高価な素材を並べるのではなく、身近なおやつを順番に出していくコースということのようです。実際に食べていないので味のことは書けませんが、駄菓子のようなものを1時間かけて出す、という発想自体が面白いなぁと思いました。

予約はハワイ時間の正午から

ただ、1回4席・1日2回・7日前の正午から予約という条件は、なかなかのものです。公式サイトにも「7日前の正午(ハワイ時間)に予約が開く」「1回あたり最大4名」と書かれていて、元記事にはほぼ即座に埋まるともありました。

日本から取るとなると時差の計算が要ります。ハワイの正午は、日本時間だと翌日の朝7時です(サマータイムのないハワイと日本の時差は19時間)。腰の重い私たちには、この一手間を思うだけで、まずはカップのほうから、という気持ちになります。

作っているのは、ジェームズ・ビアード賞の最終候補に残った人

お店の背景も少し追いかけてみました。

Foodflash: Sherbet Wiz Neale Asato Is Hawai‘i’s Sole Finalist in This Year’s James Beard Awards

Foodflash: Sherbet Wiz Neale Asato Is Hawai‘i’s Sole Finalist in This Year’s James Beard Awards

Winners for the James Beard Awards, the country's most prestigious restaurant honors, will be announced in June.

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Honolulu Magazine

Neale Asato さんは、2026年のジェームズ・ビアード賞のアウトスタンディング・ペストリーシェフ部門で、まず1月にセミファイナリスト(第一次候補)に選ばれました。ハワイからは9人が名前を挙げられています。

そして3月末に発表された最終候補で、ハワイの9人のうち唯一、Asato さんだけが残りました。全国5人の中に入った形です。ハワイ・マガジンの記事が「セミファイナリスト」と書いているのは、あの記事のもとが夏の電子版で、そこから先の話が入っていないためだと思われます。

結果が出たのは2026年6月15日、シカゴでの授賞式でした。この部門を取ったのはワシントンD.C.のお店のペストリーシェフで、Asato さんの受賞はなりませんでした(ジェームズ・ビアード財団の受賞者一覧と、複数の米メディアの報道で確認しています)。

とはいえ、全国5人に残るところまで行った人が、ワイキキのホテルの一角で1カップ6ドルのシャーベットを売っている、というのはなかなかの話です。オレンジ色のトラックから始まって数年で全国の最終候補まで行き、それでも6ドルの看板は下ろしていない。値段の幅が10倍近くある二枚看板というのは、そういう成り立ちなのだと思うと少し腑に落ちます。

甘いものをあまり買わない私たちが、それでも足を止めた理由

我が家の買い物かごに甘いものが入ることは、めったにありません。買い出しのときに考えているのはその日の晩酌に合うかどうかで、お菓子の棚の前は素通りしてしまいます。だからケーキ屋さんやアイスクリーム店のニュースは、面白く読みはしても自分たちの食卓の話にはならないことがほとんどです。

それでも今回、値段のところで手が止まりました。1カップ6ドルで、しかも歩いて行ける通り沿いです。ワイキキで何かを買って6ドルで済むことは、最近そう多くありません。ハワイの8月は、日中に外を歩いているだけで消耗しますから、買い出しの帰りに冷たいものを一つ挟むというのは、理にかなった使い方だと思います。

もうひとつは、予約が要るのは奥の4席だけ、というところです。片方は7日前から席を取り合う1時間のコースで、もう片方はふらっと寄って6ドル。同じお店の中にこの幅があるのは、旅行者にはありがたい作りだと思います。時間に余裕があってきっちり味わいたい人はコースへ、通りすがりの人はカップへ、と分かれられます。

マッカリーのケーキ屋さんのバターもちのように、お店まで出かけなくてもスーパーの棚で会えるものもありますが、シャーベットはそうもいきません。溶けてしまうものは、その場で食べられる距離にあるかどうかがすべてです。カラカウア通りは、同じ場所でお店が何度も入れ替わってきた通りでもありますが、路面の看板ばかり見ていると、建物の中で静かに開いているお店は見落とします。次の滞在では、通り沿いだけでなく中も少し覗いてみようと思います。

まとめ ― 出かける前に確かめておきたいこと

今回の話を短くまとめると、こうなります。

  • シャーベットは1カップ6ドル毎日11時から21時までで予約は不要
  • ハワイらしいかき氷は58ドルのコースの中だけ。単品では買えないので、シェイブアイス目当てで寄ると戸惑うかもしれない
  • 場所は2424 Kalākaua Ave.、ハイアット リージェンシー ワイキキ内の「Kings & Queens」の中。デューク・カハナモク像の真向かいで、通りに看板は出ていない
  • Flavor Lab は58ドル・1時間・3品水曜から日曜の1日2回、1回4席で、予約はオープンテーブルで7日前の正午(ハワイ時間)から。ほぼ即座に埋まる
  • フレーバーは常時8〜10種類。リヒムイ、ウベ、マンゴーなどハワイのおやつの味が中心で、季節ものが多い。定番のグリーンリバーはレモンライム味
  • 店主はジェームズ・ビアード賞2026の最終候補(全国5人)に残った人。受賞は6月15日の発表で他の方だった

値段と営業時間は元記事と公式サイトの両方に同じ内容が出ていましたが、いずれも2026年8月に確かめたものです。フレーバーは季節で入れ替わる書き方になっていましたし、コースの内容や予約の受け付け方も変わることがあります。お目当てのものがある方は、出かける前に公式サイトか予約サイトで一度確かめておくと確実です。特にコースのほうは1回に4席しかないので、日程が決まった時点で7日前の正午を手帳に書いておくくらいでちょうどいいと思います。

通りを歩いていても見えないお店が、まだワイキキにはいくつもあるのだろうなぁと、あらためて思った一件でした。

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