ハワイのたこ焼き「ココボールズ(Coco Balls)」がモイリイリのフードトラックパークへ ― 8個入り10ドルから、大阪スタイル5種類【2026年】


カカアコのポップアップから始まったたこ焼き屋さんが、モイリイリのフードトラックパークに落ち着いて、毎日お店を開けているそうです。大阪スタイルのたこ焼きが8個入って10ドルから、というのが今回の話の中身になります。ハワイでたこ焼き、と聞いたときは「それは日本で食べればいいのでは」と思ってしまったのですが、メニューを眺めているうちに、これはビールのおつまみとしてなかなか良いのでは、という気分に変わってきました。惜しいのは、私たちが泊まっているあたりから歩いて行ける場所ではないところです。

ニュースのあらまし

Honolulu Star-Advertiserが2026年8月5日に伝えたところによると、たこ焼きのお店「ココボールズ・タコヤキ(Coco Balls Takoyaki)」が、モイリイリにあるバーシティ・ビル(Varsity Building)のフードトラックパークに新しい場所を構えました。もともとはカカアコでポップアップとして営業していたお店で、大阪スタイルのたこ焼きを専門にしています。営業時間は毎日午前11時から午後7時まで。記事では、こうした大阪風のたこ焼きが、ハワイの屋台の食べものとして広がりつつある、という書き方をされていました。

Takoyaki tales | Honolulu Star-Advertiser

Takoyaki tales | Honolulu Star-Advertiser

Coco Balls Takoyaki, which originally started as a pop-up in Kakaako, has found a new home at the Varsity Building food-truck park in Moiliili.The biz specializes in Osaka-style takoyaki, which is quickly becoming part of the island's street-food culture. If you haven’t had a chance to try this popular street food yet, this is your

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Honolulu Star-Advertiser

メニューは5種類、8個入りで10ドルから

紹介されていたメニューは全部で5つでした。たこ焼きはどれも8個入りで、お弁当箱のような容器に入って出てくるとあります。

メニュー値段中身
オリジナル$10マヨソース、かつお節、のり
ネギとポン酢$12刻んだ生ネギ、特製のマヨソース
明太マヨとチーズ$12とろけるチーズ、ピリ辛の明太ソース
バーベキューとマヨ$12甘めの照り焼きだれ、マヨ、のり
たこせん$5たこせんべいにたこ焼き3個、ソースとマヨ

1ドル160円で計算すると、10ドルが1,600円、12ドルが1,920円くらいになります。8個で1,600円と書くと日本の感覚ではなかなかの値段ですが、ハワイでテイクアウトを買うと大体このあたりに着地するので、ここは驚くところではないなぁというのが率直な感想です。ハワイの食料品の値段がここ数年でどれくらい上がったかを見たあとだと、なおさらそう思います。

5ドルの「たこせん」がいちばん気になりました

5つの中でいちばん目を引いたのが、たこせんです。せんべいにたこ焼きを3個挟んで、ソースとマヨをかけたもの。せんべいでたこ焼きを挟む食べ方は、日本の縁日や屋台でも見かけるものという印象がありますが、それがハワイのフードトラックのメニューに並んでいるというのが面白いところです。

値段も5ドルで、日本円にすると800円ほど。8個入りを一箱抱えるほどではないけれど、何か一つつまみたい、というときの大きさに見えます。見慣れない名前の料理に出会うと、まず由来を調べてから口に入れたくなるのが私たちの癖なのですが、たこせんは名前を見た瞬間に中身が想像できてしまう素直さがあって、そこも好ましく感じました。

大阪のたこ焼きが、ハワイの屋台の食べものになっていく

カカアコで期間限定のポップアップとして始まったお店が、フードトラックパークに移って毎日開けるようになった、という流れそのものが、けっこういい話だなぁと思います。ハワイの食べもののニュースは新店の開店と閉店が交互にやってくるので、こうやって少しずつ足場を固めていく話は読んでいて気持ちがいいですね。

私たちもフードトラックの並びで買って帰るのは慣れていて、ワイキキのフードトラックパークでガーリックシュリンプを買うのは滞在中の定番です。窓口で注文して、番号を呼ばれるまで少し待って、紙袋を抱えて部屋まで戻ります。あの一連の流れは、レストランに入って席に着くよりも気楽で、我が家の過ごし方によく合っています。そこにたこ焼きが加わるところを想像すると、なかなか楽しいものがあります。

日本の食べものがハワイに根を下ろしていく話は今に始まったことではないのですが、たこ焼きのように「屋台で焼いて、その場で紙の器に入れて渡す」形の食べものは、フードトラックという売り方とそのまま重なります。お店を構えなくても成立する食べもの、という意味では、ハワイでも広がりやすいのかもしれません。

ビールのおつまみとして見ると、たこ焼きはよくできています

たこ焼きは晩酌のおつまみとして考えると、かなり良いところにいる食べものだと思っています。

理由は単純で、小さく分かれているからです。私たちの晩酌は午後3時か4時に始まって、そこから数時間かけてだらだらとお酒を進める形なので、一気に食べ終わってしまう料理はどうしても組み込みにくくなります。たとえばラーメンは食べもの自体は夫婦とも好きなのですが、出てきたら伸びる前に食べきることになるので、ワイキキのラーメン屋さんの新メニューを見ても「美味しそうだけれど、うちの飲み方には合わないなぁ」で止まってしまいます。

その点、8個に分かれているたこ焼きは、1個食べてビールを一口、また1個、という進み方ができます。ピザを1切れずつ買って部屋で食べる形が私たちに合っているのと同じ理屈で、ワイキキで1切れから買えるピザ屋さんを気に入っているのも、結局そこに理由があります。手を動かす回数が多い食べものほど、長い晩酌には向いているんですよね。

5種類あるので、食べ比べにも向いています

もうひとつ良さそうなのが、味が5種類あることです。我が家には、同じジャンルの食べものを違う味で買ってきて並べ、二人で順位をつけるという昔からの遊びがあります。ポケでも惣菜でもチキンウィングでもやっていて、せーので順位を発表すると大体一致するので、そのたびに笑ってしまいます。

オリジナル、ネギとポン酢、明太マヨとチーズ、バーベキューとマヨ。この並びなら、二箱買ってきて交換しながら食べるだけで、その日の晩酌がひとつ賑やかになります。明太子とチーズという組み合わせは、聞いただけで味が浮かんでくる分かりやすさがありますね。

ただ、二人が最後まで手を伸ばし続けるのは、たぶんオリジナルだろうなぁと思っています。マヨソースにかつお節とのり、というあの定番の形です。ハワイに滞在していると、ソース味の食べものに出会う機会がほとんどありません。買い出しで並べるものも、外で買って帰るものも、気がつけば塩気とスパイスのほうに寄っていきます。ソースとマヨとかつお節は、滞在中だけぽっかり抜け落ちている味なんですよね。変わり種を試すのは、その一箱を空けたあとで十分だなぁと思いました。

モイリイリまでは、歩いて行けません

ここが唯一にして最大の引っかかりです。モイリイリは、ワイキキから見るとアラワイ運河を渡った先、ハワイ大学のあるあたりの地区で、滞在先から歩いて行くには少し距離があります。私たちが滞在中に動いているのは、だいたいワイキキの周りと、トロリーで行けるアラモアナまで。そこから先までてくてく歩く機会は、正直なところ最近めっきり減りました。

バスやUberを使えば行けない場所ではありません。ちょうど、歩いて行くには少し外れたところにできたバーガー屋さんと同じくらいの感覚でしょうか。行こうと思えば行ける、でも普段の帰り道からはちょっとだけ外れる場所、というあたりです。

ただ、たこ焼きには時間の問題がついて回ります。我が家には「温かいものは温かいうちに食べたい」という譲れないところがあって、飲む準備を全部整えてから最後に買い出しに出るのも、そのためです。焼きたてを買って、バスに乗って、部屋まで持って帰ることになります。着く頃には、あの外は香ばしく中はとろりという状態はだいぶ落ち着いているはずで、そこがどうしても引っかかります。持ち帰った翌日の料理でも「これはこれで美味しいね」と言い合える私たちですが、たこ焼きばかりは焼きたてに敵わないだろうなぁと思うのです。

ガーリックシュリンプも、昔はノースショアまで行くものという話でしたが、今はワイキキの中で美味しいものが買えます。たこ焼きがこの先どうなっていくのかは分かりませんが、この手の食べものは、お客さんのいるところへ少しずつ近づいていくものなのかもしれません。

私たちはこう読みました

ハワイに来てまで日本の食べものを食べるのか、という気持ちはやっぱりあります。滞在中に外で買って帰れる回数はそんなに多くないので、その回数はどうしても、日本ではあまり食べないアメリカらしいものやハワイらしいものに回したくなります。寿司屋さんに足が向かないのも、根っこは同じ理由です。

それでも今回の話が引っかかったのは、たこ焼きが「食事」ではなく「屋台でつまむもの」の顔をしているからだと思います。8個入って10ドル、たこせんなら5ドル。ビールを開ける前に小さくて熱いものが一つある、という形は、私たちの飲み方にそのまま合います。日本にいるときのたこ焼きと、ハワイのフードトラックで買うたこ焼きは、たぶん同じ食べものでも意味が少し違うんですよね。

次の滞在で、ワイキキの近くにも同じような一台が停まっていたら、迷わず一箱買って帰ると思います。それまでは、モイリイリで毎日11時から7時まで開いているお店があるらしい、という話として楽しみに眺めておくことにします。

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