ハワイ行きの深夜便が増えています ― ラスベガス発2時45分・ホノルル6時10分着、早朝に着いた日をどう過ごすか
深夜に出て、早朝にホノルルへ着く便が増えているそうです。ハワイの情報サイト Beat of Hawaii によると、サウスウエスト航空がラスベガスを深夜2時45分に出てホノルルに朝6時10分に着く便を予定しているとのこと。しかもホノルルを出発する便のほうも、いまは55%以上が夕方6時から深夜2時の間に飛び立っているそうです。これはアメリカ本土とハワイを結ぶ路線の話なので、日本から行く私たちがそのまま乗る便ではありません。ただ「朝早く着いてしまって、部屋に入れるまで時間が空く」という部分には我が家にも覚えがあって、つい最後まで読んでしまいました。
ニュースのあらまし
The Hawaii Red-Eye That Starts Your Trip Exhausted
An overnight flight lands you in Hawaii before sunrise with a full first day ahead. The catch is the shape you're in when it starts, and now two airlines fly it.
記事が取り上げていたのは、ハワイ路線に深夜出発の便が並びはじめている、という話です。
サウスウエスト航空が2027年春までのスケジュールに入れているラスベガス発ホノルル行きは、出発が深夜2時45分、ホノルル到着が朝6時10分。飛行時間は6時間以上あります。同じ区間ではハワイアン航空も、深夜1時55分ごろに出て朝5時15分にホノルルへ着く便をすでに飛ばしているとのことでした。
| 航空会社 | ラスベガス発 | ホノルル着 |
|---|---|---|
| サウスウエスト航空(スケジュールに掲載) | 深夜2時45分 | 朝6時10分 |
| ハワイアン航空(すでに運航中) | 深夜1時55分ごろ | 朝5時15分 |
そしてもうひとつ、記事に出ていた数字がホノルルを出発する便の55%以上が、夕方6時から深夜2時の間に飛び立っているというもの。半分より多いわけですから、ハワイと本土を行き来する便は、夜に飛ぶほうがすっかり普通になってきているんですね。
ちなみにサウスウエストは、2022年にやめていたサンディエゴからカウアイ島・コナへの直行便も戻すそうです。ハワイ路線そのものを増やしにいっている流れの中に、今回の深夜便もある、という読み方になりそうです。
夜に飛ぶのは、飛行機のやりくりの都合だそうです
なぜわざわざ真夜中に飛ぶのか。記事の説明が分かりやすくて、これは乗る人の快適さのためというより、航空会社が機体を回すための時間割なのだそうです。
深夜に本土を出た機体は、早朝にホノルルへ着きます。そうすると、その機体はそのまま午前中のうちに本土へ折り返すことができる。そして本土行きの午前便というのは、みんなが取り合う人気の便なんだとか。つまり、往きの深夜便は「帰りのいい時間の便」を作るために存在している、という話ですね。
言われてみればなるほどという理屈です。ホテルでも飛行機でも、こういう「お店や会社の都合が、そのままお客さんの時間割になる」という場面はよくありますから、責める気にはなりません。ただ、乗る人にとってのしんどさがそこに残ってしまうのも事実で、記事のコメント欄はそこそこ賑わっていました。
「着いたはいいけれど、部屋に入れない」という声
コメントで一番多かったのが、朝早く着いても、ホテルの部屋には午後にならないと入れないという話でした。着いてから部屋に入るまでの数時間が、どこにも行き場のない時間になってしまう、と。
そのほかにも、普通の座席では眠れないので結局ほとんど寝ないまま初日を迎えることになる、睡眠時に使う医療機器を持っている人には深夜のフライトそのものが負担になる、といった声が並んでいました。一方で「地元の人や慣れている人にはむしろ便利」という反対の意見もあって、ここは本当に人それぞれなんだなぁと感じます。
安く早く着けるという良さと、着いた時点でぐったりしているという困りごとが、同じ一本の便の中に同居している。これはなかなか難しい話ですね。
この話は本土との路線のもので、日本から行く便とは別です
ひとつはっきりさせておきたいのが、ここまでの深夜2時45分という数字は、あくまでアメリカ本土とハワイを結ぶ路線のものだということです。日本からホノルルへ行く便は、日本を夜に出て、時差の関係でホノルルには朝に着く形が一般的で、深夜に空港へ向かうわけではありません。
こういうアメリカ国内向けの話を、そのまま日本から行く旅に当てはめてしまうと話がずれます。実際に飛ぶ時間帯も、空港での過ごし方も別ものですから、今回の便を「日本からのハワイ便もこうなる」と読むのは違いますね。ハワイ路線全体がどっちを向いているかという流れについては、ハワイアン航空がニュージーランド線を運休して機材をラスベガス便へ回すという話のほうが近いかもしれません。
それでも「着いてから部屋に入るまで」は私たちも同じでした
とはいえ、コメント欄で一番刺さっていた困りごと ―― 着いた時間と、部屋に入れる時間が噛み合わない ―― これは日本から行く場合もそっくり同じです。朝にホノルルへ着いて、そこから部屋の準備が整うのを待つ、という流れになりますから。
昔ハワイに通いはじめた頃は、その空いた時間がもったいなくて、着いたその足で出かけたりしていました。せっかく来たんだから初日から楽しまないと、という気持ちだったんだと思います。ただ最近はそういう気負いがすっかり抜けて、着いた日は荷物をほどいて、近所へ買い出しに行くくらいで終わってしまうことが多くなりました。
そうなった理由はいくつかあって、ひとつは1回の滞在を長めにとるようになったこと。25泊くらい滞在するのがいつもの感覚なので、初日に何かを詰め込む必要がまったくないんですよね。もうひとつは、我が家の1日が昼食を取らず、午後3時か4時から晩酌が始まるという組み方になっていること。夕方までに部屋へ入れて、ビールが冷えていればその日は成立してしまいます。
早朝に着いたその日をどう埋めるか、と考えると気が重くなりますが、「夕方までに落ち着けばいい」と考えると、待ち時間もそれほど気にならなくなりました。
早く着いた日を軽くするための、我が家のやり方
具体的にどうしているかというと、たいしたことはしていません。
我が家はレンタカーを借りないので、空港からワイキキまでは配車アプリで車を呼びます。着いてすぐ運転席に座るということがないので、寝不足のまま慣れない道を走る心配もありません。この一点だけでも、到着日はだいぶ楽になっています。
部屋に入れるまでの時間は、荷物を預けてしまえば身軽になりますし、あとは近所のスーパーへ買い出しに行くくらいで十分に時間が過ぎます。うちはスーパーを歩き回ること自体が楽しみのひとつなので、これが初日の予定としてはちょうどいいんですよね。ビールと水とフルーツを買って部屋に戻れば、その日の準備はもう終わりです。
初日から観光やレストランの予約を入れていると、飛行機が遅れただけで全部が崩れます。何も入れていなければ、遅れようが早く着こうが困りません。出かけるのが面倒だからそうなった、というのが正直なところではあるのですが、結果として旅の始まりがだいぶ穏やかになりました。
安く行くための深夜便と、疲れずに行くための便
深夜2時45分の便を選ぶ人がいるのは、そこに値段や日程の都合があるからで、それはそれで納得のいく選び方だと思います。滞在の日数が限られているなら、着いた日の朝からまるまる使えるほうが得ですものね。
我が家の場合はそこまで急ぐ理由がないので、飛行機は食事とお酒をゆっくり楽しめるほうを選んで、着いてからも慌てずに始める、というやり方に落ち着いています。マイルの使い方についてもANAの減額マイルキャンペーンの話で書いたように、値段の安さより「二人で並んで座れて、無理なく着けるか」のほうを先に見てしまう癖がついてしまいました。
深夜便が増えていくという知らせは、直接乗る予定のない私たちにとっては遠い話です。それでも、着いた朝の宙ぶらりんな時間をどう過ごすかという部分だけは、日本から通っていても同じように付いてきます。次にホノルルへ降りる朝も、たぶん焦らず荷物をほどいて、買い出しに出て、夕方にビールを開けているんだろうなと思います。
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