ハワイに伝わるスラックキーギターの名手が集まるフェスティバルが、2026年8月29日(土)の17時から21時まで、ワイキキ水族館の芝生で開かれます。44回目になる催しで、入場料は旅行者が25ドル、12歳以下は無料。夕方から夜にかけての4時間、芝生に座って生の演奏を聴ける、という話です。ただ、17時というのは我が家がもうグラスを持っている時間でして、日付と時間を見たところでしばらく黙ってしまいました。行くとなると、その日は一日の形がまるごと入れ替わることになります。
ニュースのあらまし
Slack key masters headline 44th Annual Slack Key Festival in Waikiki | Honolulu Star-Advertiser
Slack key guitar masters Ledward Kaapana, George Kuo, Bobby Moderow and Jeff Peterson top the bill as Milton Lau, the Ki-ho‘alu Foundation, Outrigger Hotels and Resorts, and the Waikiki Aquarium, present the 44th Annual Hawaiian Slack Key Guitar Festival Waikiki Style on Aug 29 on the lawn at the Waikiki Aquarium.
現地の新聞が2026年8月21日付で、44回目になるハワイアン・スラックキー・ギター・フェスティバル ワイキキ・スタイルの開催を伝えていました。会場はワイキキ水族館の芝生で、演奏は17時から21時までです。
名前が挙がっているのは、まず Ledward Kaapana さん、George Kuo さん、Bobby Moderow さん、Jeff Peterson さんの4人。そこに Kawika Kahiapo さん、Darrell Aquino さん、Walt Keale さん、Dwight Kanae さん、Anthony Pfluke さん、Kamuela Kahoano さん、Kahiau Lam Ho さん、LT Smooth さんと続きます。Anthony Pfluke さんについては、ハワイの音楽の賞であるナ・ホク・ハノハノ賞を2026年に受けた方だと紹介されていました。
催しを開くのは Milton Lau さんと Ki Hoʻalu Foundation、それにアウトリガー・ホテルズ・アンド・リゾーツとワイキキ水族館。入場料は元記事によると一般が25ドル、ハワイ在住者と軍関係者は身分証を見せれば15ドル、12歳以下は無料で、チケットは当日会場で売られるとのことです。集まったお金はワイキキ水族館のために使われるそうです。
日時と料金 ― 旅行者は25ドル、12歳以下は無料
ワイキキ水族館の公式サイトにも、同じ催しの案内が出ていました。新聞の記事と公式の案内でそろっている部分をまとめると、こういう形になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時 | 2026年8月29日(土)17:00〜21:00 |
| 会場 | ワイキキ水族館の芝生 |
| 入場料(旅行者) | 25ドル |
| 入場料(ハワイ在住者) | 15ドル(元記事では軍関係者も同額・身分証が必要) |
| 12歳以下 | 無料 |
| チケット | 当日、会場で |
土曜の夕方に4時間。予約サイトで席を押さえて…という形ではなく、その日その場でお金を払って入る、昔ながらの素朴な催しなんですね。
現金の用意だけは、先にしておきたいところです
水族館の案内には、入場は当日その場で現金のみ、という一文が添えられていました。
入場は当日、会場で現金のみ。集まったお金は水族館と、太平洋の海の生きものを知り、守っていくための活動に使われます。
(ワイキキ水族館の公式サイトの案内より。原文は英語なので日本語の要約に直しています)
これが地味に効きます。私たちの買い物はカードで済ませることがほとんどで、ドルの現金を財布に厚く入れたまま滞在することはまずありません。行くと決めたなら、前の日のうちに二人分の現金を数えておく類の話になります。当日になって「あれ、足りない」と気づいて、暗くなってから現金を下ろしに戻る ― これはいちばん避けたい流れですね。
案内の書き方が変わる可能性はあるので、心配な方は出かける前にもう一度、水族館の案内で確かめておくと確実です。
飲みものを持ち込む形にはできないようです
同じ案内には、お酒・外からの食べもの・飲みものの持ち込みはできませんとも書かれていました。会場で何が売られているのかまでは案内に見当たらなかったので、そこは行ってみないと分からないところです。
スーパーで冷えたものを買ってきて部屋で飲む、というのがいつもの形なので、それをそのまま芝生に持ち出すという手は使えないことになります。芝生に座って生演奏を聴きながら一杯、という絵を勝手に思い浮かべていたのですが、そこは切り離して考えたほうがよさそうです。
1982年に始まって、今年で44回目
元記事によると、Milton Lau さんがこのフェスティバルを始めたのは1982年。当時のスラックキーは、まだ音楽の主流の外にあったと書かれていました。そこから数えて44回目。Ki Hoʻalu Foundation は今ではオアフだけでなく、ほかの島やアメリカ本土でもスラックキーの催しを開いているそうです。
スラックキーというのは、ハワイに伝わる、弦をゆるめて調律するギターの弾き方のこと。ハワイ語の ki hoʻalu がそのまま名前になっていて、「弦をゆるめる」という意味です。水族館の案内では、190年以上の歴史がある音楽だと紹介されていました。
40年以上前に、まだ広く知られていなかった音楽のために場を作った人が、いまもその催しの先頭に名前を出している。しかも会場は水族館の芝生で、入場料は水族館のために使われる。なんだか、いろいろなものがゆるくつながって回っている感じがして、いい話だなぁと思いました。
8月には、ワイキキの店で1か月演奏できる契約が賞になっている催しの決勝もありました。そのときに審査をしていた Kawika Kahiapo さんと Milton Lau さんが、今度は弾く人と主催する人として名前を並べています。ハワイアン音楽の世界は、こうして同じ名前が何度も出てくるところがあって、面白いですね。
17時から21時は、我が家がもう飲み始めている時間です
さて、ここからは我が家の事情です。
ハワイにいるときの晩酌は、午後3時か4時に始まります。窓を全開にして、リビングのソファでコナブリューイングをだらだら。17時というと、ビールはもう2本目に入っているころです。3本目に手が伸びるかどうか、というあたりで日が傾いてきて、そのまま夜まで続いていく ― これが滞在中の基本の流れですね。
そこにこの催しを差し込むとなると、話は単純ではありません。飲み始める前に部屋を出て、芝生に4時間座って、21時に立ち上がって歩いて戻る。戻ってから飲み直すには遅いですし、かといって出かける前に一杯やってしまうと、そのあと4時間座っていられる自信がありません。持ち込みができないと分かった時点で、「途中で一杯」という逃げ道もなくなりました。
行かないと決めるのは、そんなに難しくないんです。難しくないのですが、1982年から44回という数字を見てしまうと、それはそれで簡単に流せない気持ちも出てきます。44回目ということは、私たちがハワイに通い始めるよりずっと前から、毎年どこかでギターを抱えた人たちが集まっていたわけですよね。
夕方から夜に出かけるなら、用意しておきたいこと
日程が滞在と重なっていて、行ってみようかなと考えている方のために、気をつけておくとよさそうな点を並べておきます。
- 現金: 入場は当日その場で現金のみという案内です。前の日までに人数分を用意しておくと安心です
- 飲みもの・食べもの: 外からの持ち込みはできません。会場での販売については案内に出ていないので、そのつもりで出かけるほうが無難です
- 会場までの行き方: ワイキキ水族館はカラカウア通りをダイヤモンドヘッドの方向へ進んだ先、カピオラニ公園のとなりにあります。レンタカーを借りない私たちの場合は、歩くか The Bus に乗るかの二択で、ワイキキの真ん中からだと歩いてそれなりの距離です
- 帰り: 終わりは21時。始まるときは明るくても、帰りは暗くなっています
- 座るもの: 芝生の会場ですが、椅子や敷きものを持ち込んでよいかどうかは案内に見当たりませんでした。気になる方は当日、会場の案内で確かめてください
こうして並べてみると、荷物が少なくて済むのは有り難いところです。持ち込むものが無いのなら、財布と羽織るものだけ持って出ればいい。準備でくたびれてしまうのがいちばん惜しいので、身軽に出られる催しというのは、それだけで少し前向きになれます。
まとめ ― 8月29日の夕方、水族館の芝生で
まとめると、こういう催しです。
- いつ: 2026年8月29日(土)17:00〜21:00
- どこで: ワイキキ水族館の芝生(カラカウア通り・カピオラニ公園のとなり)
- いくら: 旅行者25ドル、ハワイ在住者15ドル、12歳以下は無料
- 支払い: 当日、会場で現金のみ
- 持ち込み: お酒・外の食べもの・飲みものは不可
私たちはたぶん、その時間も部屋にいると思います。ソファに座って、2本目を開けているころでしょう。それでも、同じ夕方にワイキキの端の芝生で44回目のスラックキーが鳴っていると知っているのと知らないのとでは、窓の外から入ってくる音の感じ方が少し変わる気がします。
部屋でハワイアン音楽のラジオを流してみようか、という話は前から出ていました。その電波に乗ってくる音を弾いている人たちが、8月29日には水族館の芝生に集まって、生の音を4時間鳴らしている。同じ音楽でも、ソファで聞くのと芝生で聞くのとではまるで別ものなのだろうなぁと想像しています。
それでも私たちは、たぶんソファのほうを選びます。芝生で聞いた人が「よかったよ」と言っているのを後から読んで、へぇと思いながらまた2本目を開ける。そのくらいの関わり方が、いまの我が家にはちょうどいいのだと思います。
日程が合う方は、財布に現金を入れて、夕方の芝生へどうぞ。土曜の17時から21時、ワイキキ水族館です。











