ワード・センターにあったベーグル屋さん、タリズ・ベーグル・アンド・シュミア(Tali’s Bagels & Schmear)が、カカアコで店を開け直します。現地時間の8月21日(金)にソフトオープンで、場所はワイマヌ通り1052。営業は朝7時から午後2時まで、火曜日はお休みだそうです。ベーグルだけでなく、パストラミやターキーを挟んだデリのサンドイッチも増えるとのこと。朝ごはんのお店に見えますが、私たちが気になったのはむしろ午後のほうでした。閉まる前に買っておいて、夕方の晩酌に回せるんじゃないか、という話です。
ニュースのあらまし
Aloha State Daily | Tali’s Bagels & Schmear is reopening in Honolulu
The bagel shop, which used to be located in Ward Centre, is soft opening in its new location on Waimanu Street on Friday, Aug. 21. The business features…
タリズ・ベーグル・アンド・シュミアは、ワード・センターの中に入っていたベーグルのお店です。ワード・センターが取り壊しのために閉まったのに合わせてホノルルの店をたたんでいましたが、2か月ほどして、カカアコのワイマヌ通り1052で開け直すことになりました。現地時間の8月21日(金)にソフトオープンで、グランドオープンはあらためて後日、という進め方だそうです。
店名の後半にある「シュミア(schmear)」は、ベーグルに塗るクリームチーズを指す言葉。ニューヨークのベーグル屋さんでよく見かける言い方です。名前からして、そちらの流儀のお店なんだなぁと想像がつきます。
カイルア店はそのまま営業していて、KCC(カピオラニ・コミュニティ・カレッジ)とパールリッジのファーマーズマーケットにも土曜日に出ているとのこと。今回の話は、なくなっていたホノルル市内の店舗が戻ってくるという知らせですね。
Ward Centre Shops and Restaurants: Where Are They Going?
With Ward Centre closed, here’s where its eateries and businesses have relocated and what’s next for those still on the move.
ホノルル・マガジンが7月に出した移転先の一覧でも、行き先はカカアコのワイマヌ通り1052と書かれていました。同誌の2026年の「ベスト・オブ・ホノルル」で、ベスト・ベーグルに選ばれているお店でもあるそうです。賞を取ったお店の話はつい読んでしまうのですが、いつも次に気になるのは場所と時間のほうで、今回もそこから見ていくことになりました。
メニューは「ベーグル屋から、少しずつデリへ」
お店のタリア・ボンゴラン=シュワルツさんは、今回の再開について「ベーグル屋から、ゆっくりデリカテッセンに広がっていくような感じ」といった内容のコメントを出しています。元記事に載っていた値段を並べてみると、たしかにパンに挟むものがずいぶん増えていました。
元記事に出ていた値段
| メニュー | 値段 | 中身 |
|---|---|---|
| b.e.c. | 13.99ドル | ベーコン・エッグ・チーズ |
| OG NYC | 17.99ドル | 中身までは元記事に出ていませんでした |
| ザ・デリ(The deli) | 15.99ドル | ターキー、ハム、レモンとケッパーのレムラードソース |
| ジューイッシュ・デリ(Jewish deli) | 16.99ドル | スライスしたてのパストラミ、スパイシーブラウンマスタード |
| ホット・パストラミ(Hot pastrami) | 18.99ドル | ニューヨークの定番という一品 |
| イスラエル風アイスコーヒー | 7.99ドル | — |
| シャロハ・スラッシュ(リリコイ) | 6.50ドル | — |
値段はいずれも元記事に出ていたもので、ここに税が乗ります。ソフトオープンのうちは変わることもあるかもしれないので、目安として見ておくくらいがちょうどよさそうです。
新しく増えたのはデリ系のサンドイッチ
今回あたらしく並ぶデリのサンドイッチには、ボアズヘッド(Boar’s Head)の肉をその場でスライスして使い、ソースも自家製とのことでした。いちばん高いホット・パストラミについては「ニューヨークの定番で、カッツ・デリのような雰囲気を狙っている」といった内容の話も出ています。
これを読んでいたら、奥さんが「パストラミって、ハムとは違うんだっけ」と言い出しまして。牛肉を塩漬けにしてスパイスをまぶし、燻したもの、というところまでは二人で確かめられたのですが、そこから「じゃあコンビーフとは何が違うんだ」まで話が転がって、最後はマスタードが塗ってあってパンに挟まっていれば、だいたい美味しいという、かなり雑なところに落ち着きました。見慣れない名前のものは調べてから食べたい二人なのですが、今回は途中で力尽きた形です。
開いているのは朝7時から午後2時まで、火曜はお休み
営業時間は朝7時から午後2時まで、水曜から月曜で、火曜日が定休。ソフトオープンの期間はお店に行っての注文だけで、オンラインの注文は受け付けていないそうです。テイクアウトのカウンターに加えて、店内に座れる席もあるとのことでした。
この時間を見て最初に思ったのは、我が家の一日とはきれいにすれ違うなぁ、ということでした。朝は部屋のキッチンでライオンコーヒーを淹れて、前の日に買っておいたフルーツで軽く済ませるだけ。昼はそもそも食べません。朝7時から午後2時というのは、夫婦そろって一日でいちばん何も食べていない時間帯にぴたりと重なります。
ただ、ベーグルのサンドイッチは、その日のうちなら夕方まで持ちます。閉まる前に買っておいて、午後3時か4時に始まる晩酌に回す。パストラミとマスタードのサンドイッチなんて、冷えたビールと並べればそのまま一品になります。朝ごはんのお店として見ると縁が薄いのですが、持ち帰る前提で見ると、急に距離が縮まるお店でした。
ホノルルの塩パン専門店も朝10時から16時までで、売り切れ次第そこで終わり。朝から昼過ぎまでのお店というのは、夕方から動き出す私たちにとっては、いつも「間に合うかどうか」という話になります。逆に言えば、間に合いさえすれば、夜まで美味しく食べられるものは案外多いんですよね。
ワード・センターが閉じて2か月、行き先の一つが実際に開きます
Aloha State Daily | Ward Centre closed; looming demolition will make way for new Ward…
Although a timeline has not yet been finalized, sources say that demolition and redevelopment work at the site is expected to begin later this year.
ワード・センターは2026年6月30日に閉まりました。1982年の開業から44年で、跡地には33階建て(148戸)と35階建て(221戸)のタワーが2棟建つ計画です。取り壊しと再開発は2026年の7〜9月ごろから始まる見込みと伝えられていました。
ワード・センターに入っていたお店の行き先は一覧にしてありますが、そのときのタリズの欄は「カカアコのワイマヌ通り1052へ」とだけ書いてありました。住所は決まっていても、いつ開くのかは分からないままだったわけです。それが今回、日にちまで決まりました。
閉店の知らせというのは、読んだ瞬間はしんみりするのですが、しばらくすると「で、あのお店はどこへ行ったんだろう」のほうが気になってきます。建物が一つなくなっても、そこにいたお店は案外すぐ近くで開け直している。今回のように後から日にちが決まる話が出てくると、追いかけていてよかったなぁと思います。
場所はカカアコのワイマヌ通り、アーティストが集まる建物の中
新しいお店が入るのは、「アワースペース(OurSpace)」という、アーティスト向けの共同の仕事場とギャラリーを兼ねた新しい場所です。ここを立ち上げた人たちは以前ボックスジェリー(BoxJelly)という共同オフィスに関わっていて、その縁でベーグル屋さんに声をかけて移ってきてもらった、という経緯だそうです。パンの焼ける匂いのする仕事場というのは、なかなか良さそうですね。
ワード・ビレッジのすぐ近くというあたりで、アラモアナセンターから歩いて行ける距離ではあります。ただ我が家の場合、アラモアナから先まで歩く機会がここ数年めっきり減っていて、カカアコ方面には足が向いていません。ワイキキから見ると、ちょっと遠いあたりです。
それでも、次にアラモアナまで出たときに、もう少し先まで歩いてみようかという気にはなっています。パストラミのサンドイッチを紙に包んでもらって、そのまま部屋まで持って帰る。その絵が浮かぶくらいには、ちょうどいいお店に思えました。昔は「せっかくだからお店まで行って食べるもの」だと思っていましたが、最近は「持ち帰って部屋で食べられるか」のほうで行き先が決まるようになりました。
行く前に確かめておきたいこと
ソフトオープンのあいだはお店での注文だけで、グランドオープンは後日。営業時間も、開けてみてから変わることがあるかもしれません。公式サイト(talisbagels.com)は、この記事を書いた8月21日の時点ではカイルア店とファーマーズマーケットの案内だけで、カカアコの新しいお店はまだ載っていませんでした。行く前に公式サイトかお店のSNSで最新の案内を見ておくのが確実です。
値段のほうは、サンドイッチ1つで15ドル前後から19ドル近く。ハワイの外食として驚く額ではないものの、二人で頼めばそれなりになります。それでも、その場でスライスした肉を挟んだパンを買って帰って、部屋でビールを開けて食べる。この形なら、お店で気を張って食べるよりも私たちには合っています。
ワード・センターが消えて、そこにいたお店が一軒ずつ別の場所で開け直していく。閉店の知らせを追いかけていると、たいていこういう続きがあるので、しばらく気にして見ておこうと思います。











