ロイ・ヤマグチがカウアイに新店「Ocean House」開業 ― 着席の高級店は普段行かない私たちが、名前に安心した話
ハワイの料理に少し詳しい方なら、ロイ・ヤマグチという名前を一度は目にしたことがあるかもしれません。ワイキキを歩いていても彼の名前を冠したお店の看板が出ていますし、長くハワイに通っていると「ハワイ料理といえばこの人」という空気を、私たちもなんとなく感じ取っています。そのロイ・ヤマグチさんが、カウアイ島に新しいお店「Ocean House」を開いたというニュースが入ってきました。
Celebrated Chef Roy Yamaguchi Debuts New Dining Destination on Kauaʻi
This June, Outrigger Kauaʻi Beach Resort & Spa unveiled a transformed property featuring elevated accommodations, refreshed gathering spaces and a new Chef Roy Yamaguchi has partnered with Outrigger Kauaʻi Beach Resort & Spa to launch a new oceanfront restaurant showcasing the island’s farmers, ranchers and fishermen.
ニュースのあらまし
「Ocean House by Roy Yamaguchi」の場所は、カウアイ島の海沿いにある「アウトリガー カウアイ ビーチ リゾート&スパ」の中。2026年6月にオープンし、グランドオープンのセレモニーは6月22日に行われたそうです。料理はハワイ・リージョナル・キュイジーヌと呼ばれるジャンルで、ざっくり言うと「ハワイの地元食材を活かした創作料理」のこと。地元の農家さんや牧場、漁師さんと組んで、その土地で採れたものをお皿に乗せる、という考え方がベースにあります。
まず基本のところを、さらっと表に並べてみます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | Ocean House by Roy Yamaguchi |
| 場所 | カウアイ島・アウトリガー カウアイ ビーチ リゾート&スパ内 |
| オープン | 2026年6月(グランドオープンは6月22日) |
| 料理 | ハワイ・リージョナル・キュイジーヌ(地元食材の創作料理) |
| 営業 | 朝食・夕食を毎日 |
| 名物 | カウアイ・バッグ・アンド・ボイル(海の幸の鍋蒸し) |
シェフ・パートナーがロイ・ヤマグチさん、現場のエグゼクティブシェフはSam Taganecaさんという方が務めるそうです。
名物の「カウアイ・バッグ・アンド・ボイル」
看板メニューとして紹介されているのがカウアイ・バッグ・アンド・ボイル。地元のエビ、新鮮な魚、ハマグリ、ポルトガル風ソーセージ、トウモロコシを、ブラウンバターとココナッツのソースで蒸し煮にした一皿だそうです。文字で読んでいるだけでも、海の幸がどっさり入った賑やかな鍋もの、という感じが伝わってきますねぇ。ほかにもサーフ&ターフのロールや、刺身、創作寿司、手打ちのヌードルに季節料理と、ハワイの海と土地のものを幅広く出すお店のようです。
着席の高級店は、普段の我が家とは少し違うけれど
正直に書いておくと、こういうきちんと着席していただく高級店は、私たちの普段のスタイルとは少し違います。ワイキキに滞在しているときは、近所のお店でテイクアウトを買って帰り、窓を開けた部屋でビールを開けるのが一番落ち着くので、コース仕立てのお店に毎回足を運ぶタイプではありません。高級ステーキハウスのハッピーアワーのように、お得さとお酒が揃えば喜んで出かけますが、それでも「ここぞ」というときに限られます。アラモアナのモートンズのパウハナあたりが、今の我が家にとってはちょうどいい距離感です。
そしてカウアイ島自体も、ワイキキ中心で過ごしている私たちが普段わざわざ飛んで行く場所ではありません。とはいえここ最近は、110年続く食堂Tip Topや、長く眠っていたリゾートの再開発のニュースなど、カウアイの食まわりの話題がなぜか続いています。今回のロイ・ヤマグチさんの新店も、その流れにまた一つ加わった形ですね。
メニューにある創作寿司や刺身についても、もともとハワイで握り寿司を食べに行くことが少ないうちにとっては、「へぇ、そういうのも出すんですね」と眺める距離感が正直なところ。それでも、このお店のニュースには妙に手が止まりました。
それでも名前に安心する、ハワイ料理という土台
理由はやっぱり「ロイ・ヤマグチ」という名前なのだと思います。ハワイの地元食材を主役にした料理のジャンルを早くから広めてきた人で、ハワイ料理の世界では名前そのものが一つの安心材料になっています。お店に入ったことが何度もあるわけではないのですが、それでも「この名前がついているなら、土地のものを大事にした料理なんだろうな」と、自然に想像できてしまう。
昔ハワイ島によく通っていた頃、私たちも観光らしいことを一通り楽しんで、島で採れるものの豊かさに触れた記憶があります。マウナケアまで登って星空を眺めたり、ビールの本店で飲み比べをしたり。今のようにワイキキの近所で完結するスタイルとは正反対のアクティブさでしたが、あのとき感じた「ハワイの食材って面白いな」という感覚は、ハワイ・リージョナル・キュイジーヌという言葉の根っこと、どこかでつながっている気がします。
そういう土台のある料理を、私たちは普段、もっと気軽な形で楽しんでいます。近所で買うポケや焼き魚、歩いて行ける範囲のシーフードのお店。我が家のシーフードとの付き合い方は別の記事にもまとめましたが、有名シェフのコースでなくても、ハワイの海のものを部屋飲みのおつまみにできるだけで、私たちには十分ごちそうです。
カウアイまで飛んで行くことはしないけれど、ハワイ料理の名前がまた一つ増えるのは、聞いていて気持ちのいいニュースでした。次にワイキキで過ごすときも、結局はいつもの近所のポケで一杯やりながら、「カウアイのあのお店、賑わってるかな」と遠くから思いを馳せるくらいが、私たちにはちょうどいいのだと思います。
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