ハワイのシーフードは、我が家の場合ほとんどが「買って帰って、部屋で食べる」形に落ち着いています。太平洋にぐるりと囲まれたハワイは、アヒ(マグロ)やマヒマヒ、シュリンプなど新鮮な魚介の宝庫。せっかくなら海の幸を、とは思うのですが、高級シーフードディナーにかしこまって出かけるより、ポケを部屋飲みのおつまみにしたり、焼き魚をテイクアウトしたりするほうが、私たちにはしっくりくるんですよね。そんな肩の力を抜いた食べ方と、ワイキキ周辺の名物店との距離感を、まとめて書いてみます。
我が家のシーフードの食べ方は、だいたい3通り
先に全体を並べると、こんな形です。
| こんな日 | 食べるもの | どうやって |
|---|---|---|
| ビールのおつまみが欲しい | ポケ | 買い出しのついでに買って帰る |
| 焼いた魚が食べたい | パイア・フィッシュマーケットの魚のプレート | 歩いて行ってテイクアウト |
| がっつり食べたい | ニコズ・ピア38のシーフードプレート | デリバリーで部屋まで |
こうして並べてみると、お店で着席してゆっくり、という食べ方がほとんど出てきません。私たちの場合、シーフードの話はだいたい、その日のビールとワインの前に何を置くか、という話になっていきます。
部屋飲みのおつまみは、まずポケ
滞在中の定番になっているのがポケです。醤油やごま油、玉ねぎや海藻で味付けされたアヒポケは、日本の刺身とはまた違う食べものとして大好物。夫婦そろって握り寿司や刺身をそんなに食べるほうではないのですが、ポケだけは完全に別ジャンルの扱いになっています。
選ぶ理由は、味と栄養の両方です
- 日本ではあまり見かけない食べ方だから。醤油とごま油で和えた生魚は、滞在中だからこそ食べたくなります
- 生臭さが気にならないから。しっかり味がついているぶん、刺身より食べやすいと感じます
- お魚の栄養を足せるから。ガーリックシュリンプやバーガー、フライドチキンで油ものが続きがちなので、マグロのDHAやEPAをおつまみ感覚で入れておくと、なんだか安心します
3つ目が地味に一番大きな理由です。滞在が長くなるほど食べているものが茶色に寄っていくので、ポケは味の気分転換も兼ねています。
買うのは、味付けが済んだもの
スーパーの鮮魚コーナーには生アヒの柵が並んでいて、ポケ用のタレも売られています。「自分で和えたら安く上がるのでは」と毎回ちらっと思うのですが、結局は面倒くさくなって、味付けが終わっているものを買って帰ることになるんだろうなぁと思います。この手の「ひと手間」に関しては、我が家は本当に弱いです。
そのアヒも、2026年7月からはスーパーで売られる生鮮のものにどの海で獲れたかの表示が義務づけられました。買うのは出来上がったポケばかりですが、鮮魚コーナーの表示を眺めてみるくらいの楽しみは増えました。
買う場所は、その日の買い出しのついでに
ポケ専門店だとオノ・シーフード(Ono Seafood)あたりが有名どころですね。ただ、私たちが実際に手を伸ばすのは、もっと身近なところばかりです。
- スーパーの量り売り: フードランド系のお店やホールフーズには、ポケを量り売りしてくれるコーナーがあります。買い出しに出たついでに、その日に食べる量だけ買って帰る形
- アラモアナのフードコート: Poke & Boxのポケはずっしり量があって食べ応えあり。ピンクのトロリーで行った日はここ
- Island Vintage Coffee: スパイシー醤油ポケのボウル。ライスをキヌアにできるので、こってり続きの日でも罪悪感が薄まります
- ABCストア: 究極に出歩くのが面倒な日はここ。専門店と比べると質はそれなりですが、しっかり味がついていてビールのおつまみとしては十分合格点
醤油ベースとスパイシーマヨ系を1つずつ買って、二人で食べ比べて順位を発表する、というのもよくやります。だいたい意見が一致するのがおかしいところです。オアフではポケの専門店が次々にできているそうなので、歩いて行ける範囲に増えてくれたら嬉しいなぁと思いながら眺めています。並ばずに部屋で食べられるのが、この食べものの一番ありがたいところです。
焼き魚が食べたい日は、パイア・フィッシュマーケット
ポケは好きですが、夫婦そろって焼き魚や干物のほうが好きなタイプでもあります。「今日は焼いた魚が食べたいなぁ」という日に頼りになるのが、ワイキキにあるパイア・フィッシュマーケット(Paia Fish Market Waikiki)です。
公式サイトのお店一覧によると、ワイキキのお店は2299 Kuhio Ave。クヒオ通り沿いなので、歩いて行ってテイクアウトしてくるのにちょうどいい場所です(一覧には営業時間の記載がなかったので、時間は公式で確かめてからどうぞ)。マウイのパイア本店のほか、オアフではカイルアにもお店があります。
しっかり焼いた魚のプレートは、バーガーやガーリックシュリンプで疲れた口がすっとリセットされる感じがして、長い滞在の途中に挟むとありがたい一皿です。持ち帰って味がもう少し欲しいと思ったら、日本から少しだけ持ってきている使い慣れた塩をひと振り。これで大体決まります。
がっつり食べたい日は、ニコズ・ピア38
しっかりボリュームのあるシーフードプレートが食べたいときはニコズ・ピア38(Nico’s Pier 38)。ホノルルの漁港ピア38にある地元人気店で、新鮮な魚介をリーズナブルに楽しめます。
公式サイトによると場所は1129 North Nimitz Highwayで、魚の競り場のすぐ隣。営業は月曜〜土曜が朝6時30分から夜9時まで、日曜は朝10時から夜9時まで(2026年8月時点)。併設の魚市場のほうは夕方までなので、こちらは早めの時間に行く必要があります。朝6時半から開いているというのが、いかにも漁港のお店らしいですね。
ただ、中心部からは少し離れているので、我が家はDoorDashで部屋まで届けてもらうことが多いです。お店で買うより手数料や値段が上乗せになるのは承知のうえで、それでも食べたい日には頼んでしまいます。出かけずにお店の味を楽しめるのは、出不精にはありがたいんですよね。ちなみに同じピア38では、サーティエイトというお店が週末のブランチを始めたという話もありました。港のあたりは、思っていたより賑やかです。
メニューでよく見る魚の名前
見慣れない食べものに出会うと、由来を調べてから口に入れたくなる二人です。ハワイのメニューに並ぶ魚の名前も、ハワイ・シーフード・カウンシルの一覧を見ると整理されていました。
- アヒ: メバチマグロとキハダマグロ。ポケでおなじみ
- アク: カツオ
- マヒマヒ: 日本ではシイラと呼ばれる魚
- オノ: 英語ではワフー
- オパカパカ: ピンクスナッパー
- オナガ: 赤い深場の魚(ロングテール・レッドスナッパー)
- ウク、モンチョン: どちらも深場でとれる魚
同じ一覧には、沖合や深場の魚は網を使わずに獲っている、という説明も添えられていました。なるほどそういう獲り方をしている海なのか、と思いながら読みました。名前を知ってから食べると、同じ一皿でも味わいが変わる気がします。
名物店とは、それぞれの距離感で
このほかにも、ハワイには名の知れたシーフード店がたくさんあります。手づかみで豪快に食べるカライ・クラブ(Karai Crab)、カパフルのフレッシュ・キャッチ、ワイキキのビーチフロントで有名なデュークス・ワイキキ、カカアコのアフイ通りにある眺めのいい53 バイ・ザ・シー、そしてロイ・ヤマグチさんのロイズ・ワイキキなど。
ただ、このあたりは「特別な日に背伸びして」という位置づけだったり、ワイキキから少し距離があったりで、我が家としては最近ご無沙汰のお店も多いのが正直なところです。ハレイワ・ジョーズやハレイワ・ビーチハウスのようなノースショア方面のお店は、車を運転しない私たちが普段歩く範囲からは外れていて、なかなか足が向きません。それぞれに良さがあるのは分かっているので、「あちらにはあちらの楽しみ方がある」と思いながら、遠目に眺めている形です。
合わせるお酒は、ビールか10ドル前後の白ワイン
シーフードを買って帰ったら、あとはお酒です。ポケの日はコナブリューイングのビッグウェーブ ゴールデンエールか、その時に見かけたIPA。焼いた魚の日は白ワインに切り替えることが多くて、ニュージーランドのソーヴィニヨンブラン(NOBILOやMATUA)か、シャルドネならケンダル・ジャクソンあたりを10ドル前後で選んでいます。
ワインは近所のロングスドラッグスで4本または6本をまとめて買うと15%オフになるので、滞在中の白はここで確保しておく形。ビールはこの割引の対象外ですが、それでも歩いて1〜2分で買えるのが何よりありがたいところです。魚もお酒も野菜も、結局はいつものスーパーとドラッグストアを回れば揃ってしまうので、この買い出しの時間そのものが、私たちには散歩も兼ねた楽しみになっています。
肩の力を抜いて、海の幸を
こうして並べてみると、私たちのシーフードとの付き合い方は、やっぱり「部屋でポケ、焼き魚はテイクアウト、がっつりはデリバリー」に落ち着いているなと感じます。かしこまったシーフードディナーもたまにはいいですが、買ってきたものを窓を開けた部屋で広げて、ビール片手にだらだら食べるのが、夫婦ふたりには一番しっくりきます。
各店のメニューや営業時間、場所は変わることがあるので、お出かけ前に公式情報をご確認くださいね。











