アシアナ航空が2026年12月16日でスターアライアンス脱退 ― 大韓航空と統合しスカイチームへ、ANA派の私たちが眺める航空連合の地図替え
毎日のように飛行機やマイルの話を眺めている我が家にとって、ちょっと時代の節目を感じるニュースが入ってきました。韓国のアシアナ航空が、2026年12月16日でスターアライアンスを脱退するそうです。ANAと同じ航空連合(航空会社のグループ)の仲間だったので、「へぇ、ひとつ減るのかぁ」と、少し寂しい気持ちで読みました。脱退の翌日には大韓航空と統合して、今度はライバル側のスカイチームに移るとのこと。航空連合の地図がまた少し塗り変わるなぁ、と落ち着いて眺めたニュースです。
ニュースのあらまし
アシアナ航空、スターアライアンス12/16脱退 上級会員はスカイチーム特典へ
アシアナ航空は、韓国時間の2026年12月16日午後11時59分をもってスターアライアンスを脱退します。これは、翌17日に予定されている大韓航空との統合に合わせた動きです。統合後は大韓航空と同じスカイチームの一員になります。
上級会員やマイルまわりの扱いも発表されています。要点はこんな感じです。
- スターアライアンスとしての特典が使えるのは12月16日搭乗分まで
- アシアナ便へのマイル積算は、原則10月15日出発分まで
- アシアナクラブの上級会員資格は、相当する大韓航空「SKYPASS」の上級会員資格へ移行
- すでに貯めたマイルは脱退後も残高と有効期限がそのまま維持される
- 発券済みの特典航空券は払戻手数料が免除で払い戻しに応じてもらえる
スターアライアンス各社の便で特典航空券を取っている場合、利用できる期限は運航する航空会社によって違い、2026年10月末から12月16日まで、あるいは2027年12月16日まで、と幅があります。このあたりは予約を持っている人ごとに条件が変わるので、心当たりのある方は早めに確認しておくと安心です。
そもそもアライアンスって何だっけ、を一応おさらい
ふだんマイルを貯めていない方からすると、「アライアンス脱退」と言われてもピンと来ないかもしれません。ごく簡単に言うと、世界の航空会社がいくつかのグループに分かれて手を組んでいる、その仲間分けのことです。代表的なのが、ANAやユナイテッド航空が属するスターアライアンス、JALやアメリカン航空のワンワールド、デルタ航空や大韓航空のスカイチームの3つ。
同じグループ同士だと、片方の会社のマイルをもう片方の便で貯めたり使ったり、ラウンジを共通で使えたりと、地味に便利な仕組みになっています。なので「アシアナがスターアライアンスを抜けてスカイチームに移る」というのは、ANA側から見ると同じ仲間で行き来できる相手がひとつ減る、という話になります。
ハワイにANAで通う私たちへの影響は、ほぼなし
では我が家への実害はどうかというと、これがほとんどありません。
理由は単純で、ハワイへ行くときの飛行機はいつものANA直行と決めているからです。マイルと上級会員の維持を1社に集中させたいので、同じ目的地にANAが飛んでいるなら、わざわざスターアライアンスの他社便を選ぶことはまずありません。ましてやアシアナは韓国の会社で、ハワイ路線の主役というわけでもないので、日々の動きとしては影響を受けない側です。
それでも少しだけ寂しく感じたのは、マイルで取れる選択肢の引き出しがひとつ閉じるからだと思います。たとえば「韓国へ飛ぶならアシアナ便も選べる」という余白が、スターアライアンスの地図から消える。自分たちが普段使う道ではないけれど、いざという時の脇道が一本減るような、そんな感覚です。乗る方にとっては大韓航空と一緒になってネットワークが広がるとも言えるので、これはこれで前向きな再編なのだろうな、とも思います。
貯めたマイルや予約済みの特典航空券はどうなる
ここは少し丁寧に整理しておきます。ANAのマイルを貯めている立場として読み解くと、ポイントは3つです。
ひとつめ。アシアナ便にANAのマイルを積みたいなら、10月15日出発分までが目安になります。それ以降は同じ仲間ではなくなるので、スターアライアンスのルールでの積算は基本的にできなくなります。
ふたつめ。すでに自分の口座にあるマイルは、何も消えません。残高も有効期限もそのまま。脱退で困るのは「これからアシアナ便で貯める・使う」部分であって、手元のマイルが目減りするわけではない、という整理です。
みっつめ。もしアシアナ便などで特典航空券をすでに発券済みなら、払戻手数料が免除になります。予定が変わってしまった人への配慮ですね。
ANAの特典航空券まわりは、これだけ長く旅をしていれば当然知っている仕組みなので、我が家にとっては「ふむ、今回はこういう移行スケジュールか」と確認する感覚です。読者のみなさんの中で関係しそうな方に向けて噛み砕くと、上の3点さえ押さえておけば慌てずに済みます。
航空連合の地図が、また少し塗り変わる
こうした航空会社の合従連衡は、数年に一度くらいのペースで話題になります。少し前には、逆にITAエアウェイズがスターアライアンスに加盟するというニュースもあって、あのときは「ANAのマイルでイタリアに行きやすくなるかも」と仲間が増える側を喜んで眺めていました。今回はその反対で、仲間がひとつ抜ける側。出入りがあって、地図がじわじわ書き換わっていくんだなぁと思います。
最近はANA出資のフィリピン航空がワンワールドに加盟する話もありましたし、ハワイ便で言えばハワイアン航空がワンワールドに動いた件も記憶に新しいところです。こうして並べてみると、ここ最近はアライアンスの再編がやけに続いている時期なのかもしれません。自分たちが乗るかどうかとは別に、世界地図の上で陣営がパタパタ入れ替わっていくのを外から見ているのは、なかなか面白いものです。
韓国は昔ふらっと旅行したことがあって、近いのに最近すっかりご無沙汰なのですが、アシアナと聞くとあの頃をちょっと思い出します。あの会社が今度はスカイチームの一員として、新しい体制で飛んでいくわけですね。
我が家はこれからも、いつものANA直行でハワイに行くだけ。仲間の地図が少し変わっても、自分たちの航路はぶれずにいこう、と思っています。
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