A380の主翼に亀裂で16機が緊急点検、ANAは対象外 ― ハワイ便フライングホヌの3機は無事、と落ち着いて確認した話
エアバスのA380という大きな飛行機に、主翼の亀裂が見つかって緊急の追加点検が入る、というニュースが流れてきました。A380と聞くと、私たちの頭にはまっさきにハワイ便の「フライングホヌ」が浮かびます。なにせ毎回ホノルルへ連れて行ってくれる相棒のような機体ですから、つい気になって中身をのぞいてみました。結論から言うと、ANAが持つフライングホヌの3機は今回の点検対象には入っていません。ほっと胸をなでおろしつつ、落ち着いて読んだ話をまとめておきます。
ニュースのあらまし
A380、主翼スパー亀裂で16機追加点検 EASAが緊急AD、ANAは対象外
ヨーロッパの航空安全をまとめている欧州航空安全庁(EASA)が、2026年6月22日に緊急の点検命令を出しました。航空業界ではこういう命令を「耐空性改善命令(安全のために点検や修理を義務づける指示)」と呼びます。今回はそれが緊急扱いで、6月24日付で効力を持ちました。
点検の対象になったのは、A380の主翼の中にある「スパー」と呼ばれる桁(けた)の部分。建物でいう梁(はり)のような、翼を支える大事な骨組みです。一部の機体でこの桁に亀裂が見つかり、翼の丈夫さに影響するおそれがあるとして、合計16機に追加点検を求める内容でした。
対象機を多く持っているのはエミレーツ航空で、ほかにカンタス航空が1機。点検のタイミングは機体のグループによって分かれていて、急ぐものは次に飛ぶ前に、もう一方も決められた飛行回数のうちに点検する、という段取りになっています。
ハワイ便のフライングホヌは大丈夫? ― ANAの3機は対象外
さて、我が家がいちばん気になったのはここです。ANAのフライングホヌは、今回の対象に入っているのかどうか。
結論は冒頭の通りで、ANAが保有するA380の3機は、EASAが示した対象機リストに含まれていませんでした。フライングホヌはANAのA380につけられた愛称で、成田発ホノルル線の専用機として飛んでいる、海亀の絵が描かれたあの大きな機体です。我が家のハワイ行きは、このホヌのプレミアムエコノミーで行くのが毎回の定番なので、対象外と分かって素直にほっとしました。
専門的な背景はわかりませんが、同じA380でも製造された時期や機体ごとの状態によって対象が分かれるようです。少なくとも今回の命令に関しては、ホノルル便のホヌに乗る予定の人が慌てる必要はなさそう、というのが落ち着いた読み方になります。
こういう点検は、むしろ安心材料だと思っています
亀裂と聞くとぎょっとする方もいるかもしれませんが、うちはこういうニュースをわりと前向きに受け止めています。
というのも、点検命令が出るというのは、裏を返せば「ちゃんと見つけて、早めに手を打っている」ということだからです。飛行機の安全は、こうした地道な点検の積み重ねで保たれているわけですよね。対象になったエミレーツやカンタスの機体も、これから順番に点検を受けて、問題があれば直してまた飛んでいく。表に出てこないだけで、こういうやり取りが日々あちこちで続いているのだと思うと、むしろ信頼できるなぁと感じます。
ハワイ便の取り方そのものについては、ANAの国際線タイムセールでフライングホヌのプレミアムエコノミーを狙う話も前に書きました。どの便で行くにせよ、その機体がきちんと整備されているという土台があってこそ、安心して座席指定の話もできるんだなぁと、あらためて思った次第です。
やっぱり、次のハワイもいつものホヌで
我が家にとってフライングホヌは、ただの移動手段というより、ハワイが始まる合図のような存在です。あの大きな2階建ての機体が、海亀の絵を背負ってのんびり海の上を進んでいく。プレミアムエコノミーの座席で機内食をつまみながら、夫婦で軽く乾杯する時間も込みで、ホヌでの移動そのものを楽しみにしています。
だからこそ、その相棒が今回の点検対象に入っていなかったのは、地味だけれど嬉しい確認でした。これからも安全に飛び続けてくれることを願いつつ、次のハワイもいつものホヌで、と気持ちを新たにしたニュースでした。
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