今日は前回のHGVのエリートプログラムのステータス到達条件と会員特典の紹介に続いて、ヒルトンオナーズのステータス到達条件と会員特典について紹介したいと思います。
ヒルトンオナーズステータス到達条件
ヒルトンオナーズには4つのランクがあり、基本的にはヒルトン系列のホテルを利用すればするほどランクが上がっていきます。具体的な到達条件は以下の通りです。
ステータス | 到達条件 |
メンバー | ヒルトンオナーズ入会 |
シルバー | 4回の滞在 or 10泊 |
ゴールド | 20回の滞在 or 40泊 or 75,000ベースポイント獲得 |
ダイヤモンド | 30回の滞在 or 60泊 or 120,000ベースポイント獲得 |
1年間で上記の条件を満たすと、達成した年の残りと翌年の1年間、該当するステータスを保有することができ、様々な特典を得ることができます。
ゴールドとダイヤモンドの到達条件に記載されている「ヒルトンオナーズベースポイント」は、客室料金の支払い金額に応じてもらえるポイントで、支払い金額1USドルにつき10オナーズベースポイントがもらえます。
簡単のため、1ドル=100円とすると、ゴールドに到達するには年間75万円、ダイヤモンドは年間120万円の支払いが必要になる計算です。
また、保有するだけでゴールド会員資格が無条件でもらえるクレジットカードも存在します。
中にはカード利用でダイヤモンド会員資格までもらえるカードも存在します。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
また、ヒルトン・グランド・バケーション(HGV)のエリートステータスを取得することでオナーズのゴールド、ダイヤモンドの資格を手に入れることもできます。詳細については下記の記事にまとめています。
ヒルトンオナーズ会員特典
会員特典をまとめてみました。
灰色の文字はシルバー以上、オレンジ色の文字はゴールド以上、紫色の文字はダイヤモンドのみの特典です。
上記のゴールド以上の特典(オレンジと紫の文字)については、ヒルトンブランドのホテルのうち、コンラッド、ヒルトン、キュリオ・コレクション、ダブルツリーに適用される特典で、他のホテルブランドについては若干内容が異なります。詳しい内容については、ヒルトンのホームページに記載があります。
シンプルステイ料金からの割引
ヒルトンオナーズ会員になると、シンプルステイの料金から2〜10%の割引価格で宿泊することができます。
この割引料金では、変更および返金可能なので使い勝手が良いです。
エリートステータス・ボーナスポイント
全てのヒルトンのナーズ会員は宿泊料金1USドルの支払いあたり10ベースポイントをもらえます。
さらにステータスに応じて上乗せでボーナスポイントがもらえます。
各ステータスに応じてもらえるポイントは以下の通りです。
シルバーは+20%なのに対し、ゴールドは+80%、ダイヤモンドは+100%となっていて、もらえるボーナスポイントがゴールド以上でぐんと上がる設計です。
ダイヤモンド会員であれば100%も上乗せされるのでポイントの貯まり具合もグンと加速します。
デジタルチェックイン&客室の選択
チェックイン、客室の選択、滞在時のリクエストを、24時間前からスマホやタブレットといったモバイル機器で行うことができます。
客室及びロビーでの無料のWi-Fi接続
ヒルトンオナーズの会員に登録するだけで、客室やロビーで無料のWi-Fiを利用できます。日本のビジネスホテルでは無料でWi-Fiが使えるのは当たり前のところがほとんどなので、そもそも何で有料なのよという話ですが、会員登録するだけで無料で使えますので登録しておいて損はないかと思います。
ダイヤモンド会員であれば、より回線速度の速いプレミアムWi-Fiを利用することができます。
スタンダードルーム特典の5泊目宿泊無料
シルバー会員以上であれば、スタンダードルーム特典で5泊以上滞在すると、5泊ごとに5泊目が無料になります。
例えば1泊50,000ポイントのホテルに宿泊しようとした場合、200,000ポイントで5泊宿泊できるということです。
1年間にこの特典を利用できる回数に上限はありません。
同一のホテルにて、全額ポイントを使用した同一のスタンダードルーム特典での5連泊以上20連泊までのご滞在のみに適用され、予約時に確定します。
20連泊までなので、無料宿泊は1滞在につき4泊までということです。
1滞在につき2本のミネラルウォーター
何気に嬉しいミネラルウォーターのサービスです。特に海外の場合、水道水が飲めないことがほとんどですから、水を自分で買う必要があるので、ありがたいサービスです。
1滞在につき2本となっていますが、毎日2本もらえることが多いような気がします。
エリート会員の繰越特典
エリート会員の繰越特典とは、エリート会員資格をいち早く獲得できる特典です。
シルバー会員資格から利用できる特典で、暦年末の時点でエリート会員資格の維持に必要な宿泊日数を超えている対象となる宿泊日数を繰り越して、翌暦年(1月1日から12月31日)のエリート会員の資格獲得に向けて利用できます。
例えば、ある年にヒルトンに30泊したとすると、10泊でシルバー会員資格が取得できるので残りの20泊は翌年に繰り越すことができるので、翌年はあと20泊すれば合計40泊でゴールド会員資格が取れるということですね。
空室状況に基づく客室のアップグレード
空室があればいい部屋にアップグレードしてくれます。
ゴールド会員はエグゼクティブルームまで、ダイヤモンド会員は1ベッドルームスイートまでアップグレードの可能性があります。
ダイヤモンド会員であれば一番安いお部屋を予約してもスイートルームに泊まれる可能性があるというのは夢がありますね!
全てのホテルでの朝食無料
朝食なしの素泊まりで予約しても朝食を無料で食べられます。ホテルの朝食はブッフェのところがほとんどで金額もなかなかのものですので、嬉しい特典です。
無制限のマイルストーンボーナス
一暦年に一定の対象宿泊日数を達成すると、固定数のヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント(マイルストーンボーナス)がもらえます。
具体的には宿泊40泊達成で10,000ポイントもらえ、それ以降は10泊ごとに10,000ポイントもらえます。
さらに60泊達成で追加の30,000ポイントがもらえます。
エグゼクティブラウンジの無料利用
ダイヤモンド会員であれば、たとえ一番安い部屋に宿泊したとしても、無料でエグゼクティブラウンジを利用することができます。
エグゼクティブラウンジは、滞在中いつでも利用でき、コーヒー、お茶、ソフトドリンクとクッキーなどが常に用意されているだけでなく、朝はブッフェ形式の朝食、軽食やデザートが食べられるアフターヌーンティー、お酒と軽食が食べられるカクテルタイムが用意されています。(ホテルによっては提供されていないサービスもあります。)
夜はお酒も飲めるので、エグゼクティブラウンジを備えるホテルに宿泊すると食事も含めてホテルから一切出来ることなく快適に過ごすことができてしまいます。
出不精夫婦をますます出不精にしてしまうありがたくも恐ろしい特典です。
ダイヤモンド会員資格の延長
ヒルトン・オナーズのダイヤモンド会員資格は、理由にかかわらず1度だけ、ステータスを1年間延長できます。
ただし延長できるのは以下の条件をクリアしている場合のみです。
- ダイヤモンドステータスを通算で3年獲得している(連続していなくてOK)
- ベースポイントを通算で250泊 or 500,000以上獲得している
48時間客室保証
どんなに混雑した時期でも到着48時間前に予約すれば、客室を用意してくれるサービスです。
エリート会員資格の譲渡
ダイヤモンド会員は、所定の泊数をクリアすると、ヒルトンの上級会員資格を家族などに贈呈することができます。
具体的には60泊でゴールド、100泊でダイヤモンド会員資格を贈呈できます。
一暦年に会員資格を贈呈できる会員は1人のみです。ゴールドまたはダイヤモンド会員資格を贈呈した後は、同じ暦年内に追加の贈呈特典は利用できません。
例えば、年200泊したとしても、ダイヤモンド会員資格をを2人に贈呈することはできません。
また、60泊達成後にゴールドを贈呈した場合、100泊に到達しても別の人にダイヤモンドは贈呈できません。
贈呈した会員がその後100泊を達成した場合、贈呈したゴールド会員資格は、自動的にダイヤモンド会員資格にアップグレードされ、最新のアップグレード日から365日間有効になります。
会員資格の贈呈の選択は達成年の翌年1月31日23:59(東部標準時)までに行う必要があります。
贈呈された会員資格はすぐに有効になり、ステータスの有効期限は贈呈日から365日間となります。
翌年も会員資格の贈呈資格を得た会員は、同じ会員に贈呈できます。ただし、贈呈特典は自動的に持ち越されないため、同一の会員を毎年改めて選ぶ必要があります。
会員資格を受け取る人はヒルトン・オナーズの無料会員に登録されている必要があり、ヒルトン・オナーズ・アカウントを持っていない方には贈呈できません。
最後に
今回はヒルトン・グランド・バケーションのエリートステータスを取得すると一緒についてくるヒルトンオナーズのエリートステータス到達条件と特典について紹介しました。ヒルトンオナーズにもお得な特典がたくさんありますのでうまく活用してバケーションをより楽しいものにしたいですね!