ハワイ・コナのシェフが料理対決番組「トップシェフ」で優勝 ― 決勝はフィリピン料理、リゾートには行かない私たちが身近な味を見直した話
朝のニュースを眺めていたら、ちょっとうれしい話が目に留まりました。ハワイ島(ビッグアイランド)のコナにあるリゾートで働く料理長さんが、アメリカの人気料理対決番組「トップシェフ」で優勝したというのです。しかも決勝で披露したのがフィリピン料理だったそうで、そこに惹かれて中身を読んでみました。
Kona’s Rhoda Magbitang wins ‘Top Chef’ with Filipino dish | Honolulu Star-Advertiser
At 17, Rhoda Magbitang arrived in California from her native Philippines. A quarter-century later after countless hours logged in some of the nation’s finest commercial kitchens, she has truly arrived — as an embodiment of the American dream.
ニュースのあらまし
優勝したのは、ローダ・マグビタングさん。ハワイ島コナのリゾート「マウナ・ラニ」の中にあるレストラン「カヌーハウス」の料理長を務めている方です。アメリカの料理対決番組「トップシェフ」のシーズン23で優勝し、賞金25万ドルに加えて、番組内の早押し料理対決でも4万ドルを獲得したとのこと。
注目したいのは、その決勝で出した料理がフィリピン料理だったという点です。お粥のようなルガウ、揚げナスのオムレツトルタ、牛バラ肉を煮込んだカルデレタといった、フィリピンの家庭の味が並んだそうです。さらに、優勝を決めた一皿は、ローストしたさつまいもに味噌バターとウニを合わせた前菜で、審査員からも「今までにない」と高く評価されたと書かれていました。
マグビタングさんは42歳。17歳のときにフィリピンから移り住み、もともとはカリフォルニアのレストランで料理長をしていた経歴の持ち主だそうです。
コナのリゾートには行かないけれど
ただ、私たちはこのニュースを「すぐにお店に行こう」という気持ちでは読んでいません。優勝の舞台になったカヌーハウスは、ハワイ島のリゾートの中にあるレストランです。私たちはオアフのワイキキ周辺でのんびり過ごすのが好きで、わざわざ別の島のリゾートまで足を延ばすことは、なかなかありません。
それでも、このニュースは面白いなぁと感じました。理由は、フィリピン料理が、実はハワイではとても身近な存在だからです。
ハワイには昔からフィリピンにルーツを持つ人がたくさん暮らしていて、ハワイの食文化のひとつの土台になっています。ローカルの定食(プレートランチ)のお店をのぞくと、フィリピン由来のメニューに出会うことも珍しくありません。番組の決勝で並んだような家庭料理が、この土地の暮らしの中にちゃんと根づいている、というわけですね。
うちにとってのフィリピンの味
そう考えると、私たちにも思い当たる味があります。ハワイで時々食べるジョリビーのフライドチキンです。ジョリビーはフィリピン発祥のファストフードのお店で、あの少し甘めの味付けのチキンが、我が家はわりと好きなんです。
優勝メニューの上品なフィリピン料理と、ファストフードのチキンを並べるのは少し気が引けますが、どちらも同じ食文化の流れの中にある、と思うと急に親しみがわいてきます。番組で世界的に評価された料理と、私たちがいつも気軽につまんでいるチキンが、ゆるくつながっている感じがして、なんだか楽しい気持ちになりました。
ハワイ滞在中は、ガーリックシュリンプやバーガー、フライドチキンといった、こってりした油ものや肉ものが続きがちです。たまにポケで魚を入れてみたりと、献立に変化をつけるのが我が家のいつものやり方なのですが、そこに「今日はフィリピン系の味にしてみようか」という選択肢が増えるのは、地味にうれしいことです。
次の滞在で覚えておきたいこと
リゾートのレストランまで出かけるかというと、たぶん今回も行かないと思います。それでも、こういう優勝のニュースをきっかけに、自分たちの身近なところにある味を見直すのは、なかなか良いものだなぁと感じました。
次にハワイへ行ったら、ワイキキから歩いて行ける範囲で、フィリピン系の味をいつもより少し意識して楽しんでみたいです。まずは滞在初日に、ジョリビーのチキンあたりから始めるのが、私たちにはちょうど良さそうです。
スポンサーリンク
広告なしで読みたい方へ
note メンバーシップ「出不精夫婦のハワイ通信 余談つき版」にご加入いただくと、 本ブログと同じ記事を 広告なし + 記事ごとの 編集後記つき でお読みいただけます。 月額500円、いつでも退会できます。
note メンバーシップを見る