ハワイ路線の最安運賃、サウスウエスト以外はマイルもステータスも貯まらなくなる ― ANAを使い込む我が家が、アメリカ系航空会社の流れを眺めてみました
ハワイ路線の一番安い運賃で飛ぶと、これからはマイル(マイレージ)も上級会員の資格(ステータス)も、ほとんど貯まらなくなる。そんな流れを、ハワイの情報サイト Beat of Hawaii が整理していました。サウスウエスト航空という1社だけが例外で、それ以外のアメリカ系の航空会社は、最安の運賃だと「乗ってもマイルはゼロ」という形に揃ってきた、という話です。私たちはANAを使い込んでいて、ハワイへはマイルで取ることが多いので、この改定の直接の当事者ではないのですが、マイルをコツコツ貯める身としては「へぇ、そういう時代になってきたんだなぁ」と眺めてしまうニュースでした。
ニュースのあらまし
The Cheapest Hawaii Airfare Now Earns You Nothing On Every Airline But One
Book the cheapest seat to Hawaii and the old loyalty bargain is about to vanish. Alaska is the last major carrier to stop rewarding its bottom fare, leaving travelers to choose what they value more: the airline or the dollar.
まず言葉の整理からですが、ここで言う「最安運賃」というのは、各社が一番安い値段で売っているベーシックエコノミー(基本のエコノミー)や、アラスカ航空などがSaver(セイバー)運賃と呼んでいる、いわゆる「いろいろ制限がある代わりに安い席」のことです。これまでは、こうした安い席でも乗ればマイルや上級会員のポイントがそれなりに貯まっていました。それが各社で順に「ゼロ」に変わってきている、というのが今回の話です。
各社の状況を整理すると、次のとおりです。
- アラスカ航空・ハワイアン航空: 2026年6月11日以降の予約で、8月1日以降に乗るSaver(最安)運賃はマイルもステータスもゼロに。これまでは飛んだ距離の30%が貯まっていました。長年通算の「生涯マイル」にはこれまで通り100%カウントされるとのこと
- ユナイテッド航空: 2026年4月2日以降の新規予約のベーシックエコノミーで、一般会員はマイルが貯まらなくなりました
- アメリカン航空: 2025年12月17日からベーシックエコノミーでマイルと会員ポイントが廃止
- デルタ航空: 2021年12月と早い段階で、一番安い運賃での獲得を終了(この流れの先駆けですね)
- サウスウエスト航空: 唯一の例外で、一番安い運賃でも今もポイントが貯まります。ただし航空券の有効期限が6か月(上位の運賃は12か月)という違いはあります
アラスカ航空はあわせて、提携他社の特典予約の手数料を12.5ドルから20ドルへ、電話予約を15ドルから30ドルへ、といった値上げも進めています。「安い席はマイルが付かない、手数料は上がる」という方向に、全体がそろって動いている印象です。
我が家はANAを使い込んでいるので、直接の当事者ではないのですが
正直に言うと、この改定は私たちの普段の飛び方には直接ひびきません。
我が家は飛行機をほぼANAにまとめているので、アメリカ系の航空会社の安い席に乗る場面が、そもそもあまりないんですよね。ハワイへ行くときも、ANAのプレミアムエコノミーをマイルで取ることが多くて、現金で最安のエコノミーを買って飛ぶ、というスタイルからは少し離れています。なので、今回の「最安運賃だとマイルが付かない」という話は、私たちにとってはすぐ隣で起きている出来事を眺めている感覚に近いです。
ただ、日本からハワイへ行く方の中には、米本土を経由したり、アラスカ航空やハワイアン航空、ユナイテッド航空を使って、せっせとマイルを貯めている方もいます。少し前にハワイアン航空がエコノミーの機内食を有料にした話を書いたときと同じで、自分たちが乗らない側だとしても、その航空会社を使う方には影響の大きい動きだなと思いながら読みました。
「安いだけの運賃」を選ぶと後で物足りなくなる、というのは我が家にも通じます
直接の当事者ではないと書きましたが、今回の話の根っこにある「一番安いという理由だけで運賃を選んでいいのか」という部分は、私たちの飛行機選びにもそのまま通じます。
我が家がANAの国内線を取るときも、実は一番安い運賃は選んでいません。一番安い運賃だと夫婦の座席が乗る直前まで決められず、横並びで座れない可能性があるからです。なので、予約のときに席まで決められて、その中でできるだけ安いもの、という選び方をしています。「安ければ何でもいい」のではなく、安さと中身を両方見て決める、という感じですね。
今回のアメリカ系の改定も、見ているとよく似た構図だなと思います。値段だけを見て一番安い席を取ると、後から「マイルが付かなかった」「上級会員に近づけなかった」と気づくことになる。安さの裏で何が削られているのかを、買う前にちゃんと見ておく。これはハワイ路線に限らず、飛行機の運賃を選ぶときの普遍的な心構えだなと、あらためて感じました。
安さで割り切る人には、サウスウエストが残りました
そうは言っても、「マイルもステータスもいらない、とにかく安く飛べればそれでいい」という方も当然いますよね。そういう飛び方を否定する話ではまったくありません。
今回、最安の運賃でもポイントが貯まる唯一の例外としてサウスウエスト航空が残ったのは、安さで割り切りたい方にとっては嬉しい話だと思います。航空券の有効期限が6か月と短めという条件はありますが、「安い席でも少しはポイントが残る」というのは、貯める楽しみを完全には手放したくない方には、ちょうどいい落としどころなのかもしれません。
ドル(値段)を取るのか、航空会社(マイルやステータス)を取るのか。Beat of Hawaii はそんな問いかけで記事を締めていましたが、どちらが正解ということもなくて、自分の飛び方に合う方を選べばいいのだろうなと思います。
おわりに
ハワイ路線の最安運賃で、サウスウエスト以外はマイルもステータスも貯まらなくなる、という流れのニュースでした。
私たちはANAを使い込んでいて、ハワイへはマイルで取ることが多いので、この改定で直接困ることはありません。それでも、安いだけの運賃を選ぶと後で物足りなくなる、という根っこの部分は、運賃を選ぶ私たちにも通じる話だなと、夫婦でうなずきながら読みました。
これから日本からハワイへ向かう便でも、同じように「安い席はマイルが付かない」という整理が進んでいくかもしれません。マイルをコツコツ貯めるのが好きな身としては、安さと中身の両方を見て選ぶ、という当たり前のことを大事にしながら、これからもANAでのんびりハワイへ通おうと思います。
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