ハワイ島コナの築100年近い老舗「コナ・イン・レストラン」が代替わりで再出発 ― 島渡りしない私たちが、コナビールでおなじみの土地の海沿いの老舗を眺めてみました


ハワイ島コナにある築100年近い老舗レストラン「コナ・イン・レストラン(Kona Inn Restaurant)」が、新しいオーナーのもとで内装とメニューを一新して再出発した、というニュースが入ってきました。コナと聞いて私たちが真っ先に思い浮かべるのは、ワイキキの部屋で箱買いして飲むコナビールなんですよね。その名前の本場にある海沿いの老舗が、代替わりして元気にやり直すという話です。島渡りをしない私たちには縁の薄い場所ですが、これは温かい気持ちで読めるニュースだなと思って、夫婦でじっくり眺めてみました。

ニュースのあらまし

Business Monday: Century-old Kona Inn Restaurant celebrates new ownership with revamped menu, dining space | Big Island Now

Business Monday: Century-old Kona Inn Restaurant celebrates new ownership with revamped menu, dining space | Big Island Now

The new owners, the Island Restaurant Group, are working to breathe life into the struggling old eatery while maintaining its vibe and nostalgia.

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| Business Monday: Century-old Kona Inn Restaurant celebrates new ownership with revamped menu, dining space

コナ・イン・レストランは、1928年に建てられた海沿いの老舗で、ハワイ島コナのアリイ・ドライブ沿いにあります。この春、地元でいくつかの飲食店(Jackie Rey’sなど)を手がけるアイランド・レストラン・グループ(Island Restaurant Group)が、2か月ほど前に引き継いだとのこと。

新オーナーは約20万ドルをかけて改装し、テーブルや椅子を新しくして、キッチン・ダイニング・バーに手を入れました。一方で、天井で滑車を使って回す昔ながらのレトロなベルト式ファンは、そのまま残して修復したそうです。新しくしつつ、残すところは残す、というあたりにお店への思いが出ているなと感じます。

メニューも、名物のカニケーキ、カラマリ(イカ)、名物のマッドパイ、そしてマイタイはそのまま継続。そこに、毎晩いつでも頼めるプライムリブを新しく加えて、ハワイ風のビーフウェリントンやベジタリアン向けのお皿も用意したとのこと。地元の漁師さんから仕入れる新鮮な魚を大事にして、ワインのリストやカクテルも新しくしたそうです。再オープンの記念イベントは6月18日に予定されています。

ここに至るまでには、2023年に有料駐車場を導入したことで客足が鈍り、2024年に運営権を売りに出し、2025年には価格を下げ…という経緯があったようです。そこを地元の会社が引き受けて、お店を元気に立て直そうとしている、という流れですね。

私たちは島渡りをしないので、行く機会はないのですが

正直に言うと、私たちがこのお店に実際に足を運ぶことは、おそらく当分ありません。

ハワイ滞在中の我が家の行き先は、ワイキキ周辺と、ピンクトロリーで行けるアラモアナくらいまでにほぼ集まっています。レンタカーを借りない夫婦なので、ハワイ島やマウイへ島を渡って出かける、ということ自体が普段の過ごし方に入っていないんですよね。なので、コナの海沿いのレストランは、地理的にはかなり遠い場所です。

ただ、行く機会がないからといって、興味がないわけではありません。少し前にも、ハワイ島ヒロのクラフトビール施設のニュースを同じような気持ちで読みました。自分たちは足を伸ばさないけれど、ハワイ島の食やお酒の文化が一段豊かになっていくのは、ハワイ好きとして見ていて嬉しいものです。今回のコナ・インの話も、その延長で楽しく読めました。

100年近く続いたお店が「遺産を大事にしながら」変わるということ

このニュースでいいなぁと思ったのは、新しいオーナーが「お店の遺産を大事にすることが大切」と話していたところです。

築100年近い建物のレトロなファンを残し、長年愛されてきたマイタイやカニケーキをメニューに残す。そのうえで、毎晩のプライムリブのような新しい看板を足していく。19年もこのお店のマネージャーを務めてきた方が「毎日、楽しみにできることがある」と語っていたのも、引き継いだ人たちの温かい気持ちが伝わってきて、読んでいて気持ちのいい話でした。

ハワイの老舗といえば、少し前に85年続いた生魚・ポキの老舗マーケットが閉店する話を書いたばかりでした。あのときは、ハワイの食文化のひと層が薄くなっていくような寂しさがありました。閉じてしまうお店もあれば、こうして代替わりして続いていくお店もある。どちらもハワイの食の歴史なんだなと、二つの話を並べて思いました。

海を見ながらの一杯、という風景はやっぱりいいなぁ

スタイルはずいぶん違いますが、私たちも「海を見ながらお酒」という根っこの部分では、コナ・インに通うお客さんと同じものを楽しんでいる気がします。

我が家の定番は、ワイキキの部屋のラナイで、よく冷えたコナビールを片手にポキをつまむ、というもの。並ばずに部屋でビールとポキ、というのが結局いちばん好きという話は前にも書きました。お店の海沿いのテラスで名物のマイタイ、というのとは過ごし方がまるで違いますけれど、目の前に海があって、その景色を眺めながら飲む一杯がいちばん、というところは、たぶん一緒なんですよね。

海を見ながらだったら、普段はあまり頼まないマイタイの一杯も、案外いいかもしれないなぁと想像してみたりします。

次にハワイに行く時に

当面、我が家の滞在はワイキキ周辺で完結する形が続くと思います。それでも、こういう古いお店が新しい人の手で元気にやり直すニュースは、ハワイ全体がほんの少し明るくなるようで、読んでいて嬉しくなります。

コナの方まで足を伸ばす機会は今のところありませんが、もしいつかハワイ島に行くことがあれば、海沿いで一杯、というのも頭の片隅に置いておこうと思います。築100年近いお店が、これからも長く続いていくといいなと、ワイキキの部屋からコナビールを傾けつつ、のんびり応援しています。

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