雨粒のついたワイキキの高層階の窓越しに、灰色の雨雲とぼんやりかすむ海が見える昼下がりの部屋
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ハワイ全島に洪水注意報、ハワイ時間10月27日(火)朝から29日(木)朝まで ― ワイキキの部屋で大雨の3日間をどう過ごすか


ハワイの国立気象局が、ハワイの主な島すべてに洪水注意報(flood watch)を出しました。期間はハワイ時間10月27日(火)午前6時から29日(木)午前5時までで、日本時間に直すと28日(水)の午前1時から30日(金)の午前0時までです。ハリケーンや名前のついた嵐ではなく、気圧の谷(低い気圧が細長く伸びた帯)が島の上でしばらく足踏みして、熱帯の湿った空気を連れてくる形の大雨だそうです。私たちのようにワイキキの部屋で過ごす時間が長い滞在だと、こういう予報で変わるのは「買い出しを前の日に済ませるかどうか」くらいかもしれません。ただ、オアフは雨が多めになりそうだという見立ても出ているので、予報の中身と日本時間の目安、それから滞在中ならどう過ごすかを並べておきます。

ニュースのあらまし

国立気象局ホノルル予報事務所が、10月26日(月)午前3時5分(ハワイ時間)に洪水注意報を出しました。対象はハワイの主な島すべてで、カウアイ、オアフ、マウイ郡(マウイ・モロカイ・ラナイ)、ハワイ島がそろって入っています。注意報の文面では、気圧の谷が熱帯の湿った空気を運んできて、数日ほぼその場にとどまる見込みで、大雨と、ところによって雷雨が起きるかもしれない、としています。

Looming heavy rain prompts flood watch for Hawaii | Honolulu Star-Advertiser

Looming heavy rain prompts flood watch for Hawaii | Honolulu Star-Advertiser

All Hawaiian islands are under a statewide flood watch beginning Tuesday morning as a slow-moving weather system brings deep tropical moisture, heavy rain and isolated thunderstorms to the region.

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Honolulu Star-Advertiser
Flood Watch issued through Thursday as trough moves over Hawaiian Islands | Maui Now

Flood Watch issued through Thursday as trough moves over Hawaiian Islands | Maui Now

A trough moving over the state should bring abundant tropical moisture and is expected to remain nearly stationary for a few days. Heavy rain and isolated thunderstorms are possible, potentially leading to flooding across all islands.

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| Flood Watch issued through Thursday as trough moves over Hawaiian Islands
Anticipated heavy rain moving over Hawaiian Islands this week prompts flood watch | Big Island Now

Anticipated heavy rain moving over Hawaiian Islands this week prompts flood watch | Big Island Now

The heavy showers may develop Tuesday morning, bringing intense rain rates.

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| Anticipated heavy rain moving over Hawaiian Islands this week prompts flood watch

注意報で心配されているのは、雨が一気に降って起きる鉄砲水のような洪水(flash flooding)です。水がたまりやすい道路や低い土地は、川があふれたり水が流れ込んだりして通れなくなるかもしれず、街なかは雨水が一気に流れ込むため、建物への被害も含めて大きな洪水になりやすい、と書かれています。

ホノルル・スター・アドバタイザーは、火曜から木曜にかけての雨の量を2〜8インチ(50〜200ミリほど)と伝えていて、多くなるのは山のほうだそうです。

名前のついた嵐ではなく「気圧の谷」による大雨

10月下旬の大雨と聞くと、ハリケーンシーズン(11月30日まで)の残りの嵐を思い浮かべますが、今回は少し形が違います。

同じスター・アドバタイザーの別の記事では、国立気象局の話として、今回は「コナ・ロー」と呼ばれる低気圧でも熱帯の嵐でもなく、地上の気圧の谷が熱帯の湿った空気を北へ引っ張り上げているもの、と伝えていました。国立気象局ホノルル事務所の予報官、Stephen Parker さんは、心配なのは強い風より大雨のほうだ、珍しい形の気象だ、という言い方をしています。

Heavy rain, possible flooding expected | Honolulu Star-Advertiser

Heavy rain, possible flooding expected | Honolulu Star-Advertiser

Hawaii could see widespread heavy rain and possible flooding beginning Tuesday as an unusual low-pressure system pulls an exceptionally moist mass of tropical air north toward the islands, according to the National Weather Service.

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国立気象局の予報の解説(10月26日午前9時45分)には、熱帯低気圧オラナ(Olana)の名前も出てきます。ただ、オラナ本体はハワイのはるか西にいて直接の影響はない見込みで、そこから東へ伸びた気圧の谷が、26日の夜のうちにハワイの南西300マイル(480kmほど)以内までゆっくり寄ってくる、という書き方でした。嵐そのものが近づいてくる話ではないんですね。

日本時間に直すと、いつからいつまで?

ハワイと日本の時差は19時間で、日本のほうが19時間進んでいます。ハワイ時間の発表を、日本時間にも直して並べてみました(日本時間は私たちが計算したものです)。

項目ハワイ時間日本時間
洪水注意報の始まり10月27日(火)午前6時10月28日(水)午前1時
洪水注意報の終わり(予定)10月29日(木)午前5時10月30日(金)午前0時
大雨がいちばん心配な時間帯27日(火)の夜〜29日(木)の明け方28日(水)の昼すぎ〜30日(金)の未明(午前1時ごろ)

いちばん心配な時間帯は、国立気象局の予報の解説で「火曜の夜から水曜の夜にかけて」とされていたところです。火曜の朝は注意報が始まっても、まだ広い範囲の雨にはなりにくく、湿った空気が入ってくる昼から夕方にかけて少しずつ危なくなっていく、という見立てでした。

木曜と金曜は雨の勢いが落ちていく見込みですが、湿った空気が残って強いにわか雨の可能性が続くため、注意報が延びるかもしれないとも書かれています。週末については、土曜に貿易風(ハワイでいつも吹いている東寄りの風)が少し戻り、日曜にはまた天気がぐずつくかもしれない、という見通しでした。どれも10月26日の時点の予報なので、数字や期間はこれから書き換わっていくはずです。

オアフとマウイ郡は雨が多めになりそう

島ごとの違いについて、国立気象局の予報の解説では、気圧の谷が島々の真ん中あたりにかかりそうなので、オアフとマウイ郡で雨がいちばん多くなる見込みとしています。ただし、どの島にも大雨のおそれはある、という書き方です。スター・アドバタイザーも、オアフとマウイ郡が少し多めになりそうだけれど、予報の計算どうしの結果がまだそろっていない、と伝えていました。

島予報の解説での扱い
オアフ雨がいちばん多くなりそうな島のひとつ
マウイ郡(マウイ・モロカイ・ラナイ)同じく、雨がいちばん多くなりそうな島
カウアイ・ハワイ島大雨のおそれはあり

ワイキキはオアフの南の海沿いで、普段は雨が少ないあたりです。ただ、スター・アドバタイザーは、雨が多くなりやすいのは風上側や山のほうだけれど、風下側でも、まとまった雨は否定できない、と伝えていました。ワイキキでも、いつもより雨の多い数日になるかもしれない、くらいに受け止めておくのがよさそうです。

注意報(watch)と警報(warning)のちがい

ニュースで並ぶ英語の言葉も、ひとつ押さえておくと読みやすくなります。今回出ているのは注意報(watch)で、「洪水が起きるかもしれないので、備えておいて」の段階です。実際に洪水が起きている、またはすぐに起きそうなときは、これとは別に鉄砲水の警報(flash flood warning)が出ます。

注意報の文面も、この先の予報に気をつけて、警報が出たらすぐ動けるようにしておいて、といった内容の呼びかけで締めくくられていました。スター・アドバタイザーの記事では、Parker さんが次のような内容も話しています。

  • できれば車は車庫に入れるか、木から離れた場所に停めておく
  • 水につかった道路には入らない

記事は、土が水を含むと木が倒れやすくなること、冠水した道の下で舗装がえぐれていることがあることも書いていて、最新の情報を国立気象局のハワイのページ(weather.gov/hawaii)で確かめるよう呼びかけて締めくくっていました。

道路の話はレンタカーを借りる方に関わるところが大きいので、運転の予定がある方は、移動の日を前後にずらせないかも見ておくと安心だと思います。

滞在中にこの予報が出たら、私たちはこう過ごします

我が家はレンタカーを借りない夫婦で、ワイキキの中を歩くのと、アラモアナまでのピンクトロリー、それにUberやLyftで移動がほぼ足ります。なので道路が通れなくなる話は直接は響きにくいのですが、雨の中を歩いて買い出しに行くのは、やっぱり面倒です。

滞在中にこういう予報が出たら、注意報が始まる前の日のうちに、歩いてすぐのロングスでビールとワインをそろえておくと思います。もともと私たちの滞在は、まとめて買い出しに行ったあと数日ほとんど外に出ずに部屋で消化する、という波で動いているので、大雨の3日間をそのまま「引きこもりの日」に当ててしまうのがいちばん楽です。アラモアナのフードコートで晩酌のおつまみを調達するのも、雨の日はお休みにして、冷蔵庫の残りと相談する晩にしそうです。

晩酌はいつもどおり午後の早い時間から始めて、窓を開けるか閉めるかだけ、雨の様子を見ながら決める、というところでしょうか。ビールが2本目に入るころに雨脚が強くなってきたら、窓を閉めて音だけ聞く。それくらいの変化で済むなら、雨の日の晩酌も悪くないなぁと思います。

飛行機や予定がある方へ

国立気象局の予報の解説には、空の便向けの見通しとして、火曜の午後から水曜にかけて雲が低く見通しの悪い時間帯が多くなりそうだ、という内容も入っていました。これがそのまま遅れや欠航につながるかどうかは、この予報からは分かりません。ハワイ発着の飛行機に乗る予定がある方は、航空会社からの案内を見ておくのが確実です。

ビーチや山歩き、ノースショア方面へのツアーのように外で過ごす予定がある方は、注意報の期間にかかっていないかを一度確かめて、ずらせるものはずらしておくと気が楽だと思います。

また、スター・アドバタイザーは、強まりつつあるエルニーニョがこの雨と関係しているかもしれない、とも伝えていました。エルニーニョの年のハワイの天気や、嵐のときにワイキキで何が閉まったかは、こちらにも書いています。

まとめ

  • 国立気象局がハワイの主な島すべてに洪水注意報(flood watch)を出しました
  • 期間はハワイ時間10月27日(火)午前6時〜29日(木)午前5時(日本時間28日(水)午前1時〜30日(金)午前0時)で、延びるかもしれません
  • 名前のついた嵐ではなく、気圧の谷が島の上で足踏みする形の大雨で、オアフとマウイ郡が多めになりそうという見立てです
  • 実際に洪水が起きそうなときは、別に鉄砲水の警報(flash flood warning)が出ます

注意報の期間や雨の見込みは、10月26日(月)のハワイ時間の発表と報道で確かめたものです。予報は日ごとに書き換わるので、予定がある方は国立気象局のハワイのページで最新の案内を見てください。私たちなら、前の日にビールをそろえて、あとは部屋で雨の音を聞いていると思います。

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