9月1日(火)の午前11時45分、ハワイ州じゅうの屋外警報サイレンが1分間いっせいに鳴ります。毎月はじめの営業日に組まれている定例のテストで、避難訓練も演習も伴いません。滞在中に突然あの音を聞くと何ごとかと思いますが、その時刻なら慌てなくて大丈夫、というだけの話です。私たちはお昼を食べないので、11時45分といえばだいたい部屋にいる時間帯。テレビもラジオもつけていない部屋にこもっていると、外から入ってくる知らせはこういう音くらいになります。何が鳴って、どう聞き分ければいいのかを、確かめられた範囲で並べてみます。
ニュースのあらまし
Big Island Nowが8月30日に伝えたところによると、2026年9月1日(火)の午前11時45分、ハワイ州全体の屋外警報サイレンがいっせいに1分間鳴らされます。毎月行われている定例のテストで、同じころに緊急警報システム(Emergency Alert System)のうち、生の音声を流す部分もあわせて確認される予定です。こちらはハワイの放送局と協力して行うものだと伝えられていました。
そして記事にはっきり書かれているのが、このテストに合わせた訓練や演習は行わないという一文です。サイレンが鳴ったからといって、どこかへ移動したり、避難の手順を確かめたりする必要はありません。窓の外がにぎやかになって1分で終わる、それだけです。
Hawaiʻi’s emergency siren test scheduled for Sept. 1 | Big Island Now
The monthly outdoor warning siren test will occur at 11:45 a.m. on Tuesday, Sept. 1.
鳴るのは「途切れない一定の音」が1分間
同じ月例テストを伝えた8月2日の記事には、音の種類まで書かれていました。流れるのは1分間の注意を促す合図で、途切れない一定の音(steady tone)だと説明されています。上がったり下がったりを繰り返す音ではなく、まっすぐ伸びた1本の音、という言い方が近いと思います。
Hawai‘i’s monthly test of its emergency warning system scheduled | Big Island Now
The siren test will be coordinated with a test of the Live Audio Broadcast segment of the Emergency Alert System.
その記事には、もう一つ大事な案内が添えられていました。テスト以外の場面でこの音を聞いたら、公的な機関が出す情報と指示に従ってください、というものです。案内先として挙がっているのは、地元のラジオやテレビ、それから携帯電話に届く緊急速報(Wireless Emergency Alert)。携帯に音と文字で警報を送るこの仕組みは、アメリカの連邦緊急事態管理庁(FEMA)が動かしている全国的な警報の仕組みを通じて配信されるとのことでした。
音そのものは同じでも、鳴る時刻で意味が変わります。そこだけ押さえておけば、9月1日の11時45分に驚かずに済みますし、逆にそれ以外の時間に聞こえたときには「今のは何だろう」と一度立ち止まれます。
テストは月はじめの営業日、時刻は11時45分
ハワイ州の緊急事態管理局(Hawaii Emergency Management Agency)の案内を見ると、サイレンと緊急警報システムのテストは毎月はじめの営業日、つまり土日や祝日を除いたその月の最初の日に行う、と書かれています。9月でいえばそれが1日(火)にあたるわけです。
この仕組みは州の案内で「あらゆる災害に対応する屋外警報サイレンの仕組み」と呼ばれていて、州の説明によれば公共の安全のために作られたものとしては世界でいちばん大きな一体の仕組みなのだそうです。島がぽつぽつと離れて並んでいる場所だと、こういう形になるんですね。
分かっているところだけを並べると、こんな形です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付 | 2026年9月1日(火) |
| 時刻 | 午前11時45分(ハワイ時間) |
| 鳴る長さ | 1分間 |
| 音 | 途切れない一定の音(注意を促す合図) |
| 範囲 | ハワイ州全体の屋外警報サイレン |
| 同時に行うもの | 緊急警報システムの音声放送部分のテスト |
| 訓練・演習 | なし |
| テストの周期 | 毎月はじめの営業日(州の案内による) |
日本時間だと9月2日の朝になります
ハワイと日本の時差は19時間です。ハワイの9月1日午前11時45分は、日本時間だと9月2日(水)の午前6時45分ごろにあたります。これから行く予定があって「自分の滞在中はいつ鳴るんだろう」と気になる人は、月はじめの営業日のお昼前、と覚えておけばだいたい足りるはずです。
テスト以外の時間に鳴ったら、そちらが知らせです
この定例テストのありがたいところは、本物が来たときに音を知っている状態にしてくれる点だと思っています。初めて聞く音がいきなり本番だと、何が起きているのか分かる前に固まってしまいます。月に一度、何も起きていない場面で同じ音を聞いておけば、次に聞いたときに「あ、これはテストの時間じゃない」と気づける。それだけでも、その場でできることがひとつ増えます。
ハワイのハリケーンシーズンは6月から11月まで。9月はちょうど真ん中あたりです。2026年もここまでにいくつか名前のついた嵐が近づいてきていて、ワイキキに滞在しているあいだに嵐が来たら何が閉まって何が動くのかは別の記事にまとめてあります。そちらでも書いたのですが、旅行で来ている立場でいちばん効いたのは、英語のニュースを毎朝探しにいくことではなく向こうから知らせが届く形を先に作っておくことでした。オアフなら「HNLALERT」と書いて888777にショートメッセージを送れば、市の緊急連絡に登録できます。
サイレンは、その「向こうから届く知らせ」のいちばん古い形なのだと思います。登録も電源も要らず、窓さえ開いていれば勝手に耳に入ってくる。スマートフォンを手に持っていない1分間にも届く、というのは意外と大きいことのはずです。
昼前の11時45分は、いちばん部屋にいる時間です
我が家のハワイでの一日は、朝に部屋のキッチンでライオンコーヒーを淹れてフルーツを少し食べたら、晩酌の準備が始まる午後3時か4時までがぽっかり空いています。お昼は食べません。その空いた時間に軽く体を動かしたり、お風呂に入ったり、ビールと食材の買い出しに歩いていったりして過ごしているので、11時45分というのは、たいてい部屋にいる時刻なんです。
しかも部屋にいるあいだ、テレビやラジオをつけっぱなしにしていることはほとんどありません。現地の放送を流す習慣もないので、外で何かが起きたときに最初に入ってくるのは、たいてい窓の外の音ということになります。出歩かない過ごし方をしているほど、こういう昔ながらの知らせのほうがまっすぐ届く。考えてみると面白い話だなぁと思います。
ワイキキの夜に鳴っているサイレンとは、別の音です
念のため書いておくと、今回の話は街に立っているスピーカーから流れる警報の音のことで、ワイキキの夜に鳴っているパトカーや消防車のサイレンとはまったく別のものです。あちらは9月1日も、それ以外の日も、いつもどおり鳴ります。私たちも本音を言えばあの音は気になっていて、なるべくカラカウア通りから離れた部屋をお願いしたり、寝るときはエアコンを止めたりと、地味な自衛を続けています。
同じ「サイレン」という言葉でも、片方は毎晩の騒音で、片方は月に一度の1分間。混ざりやすいので、頭の中で分けておくと落ち着きます。
覚えておくのは「月はじめの営業日のお昼前」だけです
まとめると、こんな内容でした。
- 2026年9月1日(火)午前11時45分、ハワイ州全体の警報サイレンが1分間鳴ります
- 音は途切れない一定の音で、訓練や演習は伴いません
- 同じころ、緊急警報システムの音声放送部分もあわせてテストされます
- テスト以外の時間に同じ音を聞いたら、ラジオ・テレビ・携帯の緊急速報で情報を確かめます
- 州の案内では、このテストは毎月はじめの営業日に行われています
滞在の予定にわざわざ書き込むような話ではありません。ただ、月はじめの営業日のお昼前に窓の外から1分間の音が聞こえてきたら、それは今日の予定どおりのもの。そのまま買い出しに歩いて出ても、部屋でだらだらしていても大丈夫です。
そして音が止まったら、また普段どおりの午後が始まります。私たちの場合はもう少ししたら、冷蔵庫の中身を数えながら「今日の晩酌どうする?」の相談が始まる時間です。











