海の見える部屋の窓際のテーブルに、湯気の立つコーヒーとフルーツの皿、たたんだ地図が置かれている
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ヒルトンの2027年開業予定リスト ― ハワイからはマウイ島キヘイの「ホーム2スイーツ」、東京・日本橋にはウォルドーフ・アストリア


ヒルトンが10月29日、2027年に開業を予定しているホテルの一覧を出しました。ニューヨーク、デトロイト、シドニー、ミコノス島と世界中の名前が並ぶなかで、ハワイからはマウイ島キヘイの「ホーム2スイーツ by ヒルトン」が入っていました。長めに泊まる人向けのブランドです。1回の滞在で25泊くらいする私たちは、豪華なリゾートの話よりこういう宿の話のほうについ反応してしまいます。日本からは東京・日本橋のウォルドーフ・アストリアも載っていたので、あわせて気になったところを並べてみます。

ニュースのあらまし

ヒルトンの発表は、2027年に開業を予定しているホテルを地域ごとにまとめたものです。

New Hilton Openings in 2027 | Stories From Hilton

New Hilton Openings in 2027 | Stories From Hilton

In 2027, Hilton plans to welcome an exciting collection of new hotels around the globe, debuting new brands in more than 30 countries.

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Stories From Hilton

発表の書き出しでは、2027年は30か国以上で、ヒルトンのブランドがその国に初めて出るホテルがあるとしています。そのうえで「2027年に注目してほしい新しいホテルのいくつか」として、アメリカ大陸、ヨーロッパ・中東・アフリカ、アジア太平洋の順に紹介していました。あくまで「いくつか」なので、ここに載っているのが2027年に開くヒルトンの全部、というわけではなさそうです。

ハワイと日本の分を抜き出すと、こうなります。

ホテル場所ヒルトンの発表での開業予定
ホーム2スイーツ by ヒルトン キヘイ マウイハワイ・マウイ島キヘイ2027年10〜12月期(Q4)
ウォルドーフ・アストリア東京日本橋東京・日本橋2027年秋
ウォルドーフ・アストリア・レジデンス東京日本橋(住宅)東京・日本橋2027年秋の予定

発表の前置きには「ハワイやプリンス・エドワード島のような場所に、長期滞在向けの新しい選択肢」という一文もありました。ハワイの分として一覧に載っていたのが、このキヘイの1軒です。

マウイ島キヘイに「ホーム2スイーツ」

ホーム2スイーツ by ヒルトンは、ヒルトンのなかでも長めの滞在に向いたブランドとして知られています。今回のキヘイの1軒について、ヒルトンはハワイで最初のホーム2スイーツになると説明しています。

キヘイはマウイ島の南側の海沿いにある町です。発表では「日差しの明るい海辺のビーチがあり、毎年のように旅行者が訪れる町」といった内容で紹介されていました。

紹介文に出ていた中身

キヘイの紹介文で触れられていたのは、次の4つでした。

  • 広くて使い方を変えやすいスイートの部屋
  • 毎朝の温かい朝ごはんが無料
  • まわりの雰囲気を楽しめる屋外のスペース
  • ペットも一緒に泊まれる

部屋数や料金、ビーチまでの距離は、今回の紹介文には書かれていません。開業が近づいてから、ヒルトンの公式ページに詳しい案内が出てくるのを待つ形になりそうです。

ホーム2スイーツは、部屋にキッチンが付くのが標準

同じ一覧には、アメリカ本土やカナダのホーム2スイーツも3軒載っていました。テネシー州ナッシュビルの1軒は「部屋にキッチンがあるスイート」、同じくテネシー州ノックスビルの1軒は「ランドリールーム」と「自分で組み立てる朝ごはんのサンドイッチ」が紹介されていて、ブランドとしての色がなんとなく見えてきます。

キヘイの紹介文に台所の話は出てきませんが、ヒルトンのホーム2スイーツの紹介資料(ファクトシート)では、スイートにキッチンが付くのがブランドの標準とされています。フルサイズの冷蔵庫・食洗機・電子レンジ・トースター・コーヒーメーカーがあって、IHのコンロは追加料金なしで借りられるそうです。キヘイの1軒の部屋の詳しい作りは、開業が近づいてから出る案内を待つことになりそうです。

長めに泊まる私たちが、まず気になったこと

我が家のハワイ滞在は、1回で25泊くらいが当たり前になっています。長くいると、部屋に求めるものが少しずつ変わってくるんですよね。眺めや内装よりも、冷蔵庫の大きさや、テイクアウトのおつまみを並べられるテーブルがあるかどうか。晩酌は午後3時か4時には始まって、ビールが2本目に入るころには、もう部屋から出る気はほとんどありません。

なので「長期滞在向けの新しい選択肢」という言葉には、どうしても目が止まります。短い旅行ならホテルの部屋は寝られれば十分ですが、何週間もいるとなると、部屋がそのまま生活の場になるからです。

毎朝の朝ごはんは、場所によって楽しみ方が変わる

「毎朝の温かい朝ごはんが無料」というのも、ヒルトンらしいところだなぁと思いました。

ハワイにいるあいだの朝は、部屋のキッチンでライオンコーヒーを淹れて、前の日に買っておいたバナナやパイナップルをつまむくらいです。しっかりした朝ごはんは、普段のハワイでは食べていません。一方で、日本のヒルトン系のホテルに泊まるときは朝ごはんを楽しみにしているほうで、那覇のダブルツリーの朝食ブッフェでは沖縄そばやフーチャンプルーまでひと通り並んでいて、毎回うれしくなります。

同じ朝ごはんでも、どこに泊まっているかで付き合い方がかなり変わるものです。部屋で暮らすように泊まる宿に、朝ごはんまで付いてくる。ヒルトンらしい組み合わせだなぁと思いながら読みました。

マウイ島は、私たちの今の滞在では足を延ばさない島

とはいえ、いつものハワイ滞在はワイキキとアラモアナのあたりでほとんど完結していて、マウイ島まで足を延ばすことはしていません。車を運転しない私たちにとって、島を渡った先の買い出しや移動は、ワイキキのようにはいきません。

なので泊まりに行く話ではなく、マウイ島に長く泊まれる宿が1軒増えるんだなぁ、と眺めている形です。レンタカーを借りてマウイ島の南側をのんびり回る方や、ペットと一緒に旅行する方には、気になる1軒になるのではと思います。開業は2027年10〜12月期の予定とされているので、予約を考えるのはもう少し先になりそうです。

東京・日本橋にはウォルドーフ・アストリア

日本の読者のみなさんには、こちらのほうが身近な話かもしれません。東京・日本橋にウォルドーフ・アストリア東京日本橋が2027年秋に開業する予定です。ヒルトンは、ウォルドーフ・アストリアのブランドとして東京で初めてのホテルになると説明しています。

項目ヒルトンの発表での紹介
場所日本橋の複合開発ビルの39〜47階(9フロア)
客室197室・60平方メートルから
飲食レストラン3つと、ブランドを代表するラウンジ&バー「ピーコック・アレー」
設備屋内プール、スパ、フィットネスセンター
宴会・挙式583平方メートルの宴会スペース(ボールルームとチャペルを含む)
アクセス日本橋駅に直結。東京駅・銀座・丸の内・八重洲・大手町に近く、羽田空港への行き来もしやすい

同じ建物には、三井不動産とヒルトンが手がける住宅「ウォルドーフ・アストリア・レジデンス東京日本橋」も入る予定で、こちらは71戸。ホテルのサービスを使える住まいになるそうです。

一番小さい部屋で60平方メートルからというのは、東京のホテルとしてはかなりゆったりしたほうだと思います。豪華さを求めて宿を選ぶことは私たちにはあまりないので、自分たちで予約しに行く対象ではないのですが、ヒルトンの特典や何かのめぐり合わせで泊まる機会があったら、それは素直に楽しんでみたいです。そのときはきっと、景色より先に冷蔵庫の中を確かめていると思います。

アジアには、昔行った国の名前も並んでいた

アジア太平洋の欄を読んでいると、昔二人で旅行した国の名前がいくつも出てきました。

ホテル場所開業予定発表に出ていた中身
シグニア・ヒルトン台南台湾・台南2027年1〜3月期アジア太平洋で最初のシグニア・ヒルトン
コンラッド・バンコク・スクンビット・クイーンズパークタイ・バンコク2027年1〜3月期300室。バンコクで2軒目のコンラッド。屋上のバーとプール
ザ・ノーチラス(キュリオ・コレクション)マレーシア・ランカウイ島2027年4〜6月期249室。チェナンビーチの近く。屋上のバーとプール

台湾、タイ、マレーシアは、どれも何年も前に二人で旅行したことのある国です。知っている国の名前が出てくると、ホテルの一覧でも少し身を乗り出して読んでしまいます。バンコクもランカウイ島も屋上にバーがあるそうで、暑い国の屋上で飲むビールはおいしいだろうなぁ、と思いながら眺めました。

ヒルトン・オナーズのポイントで泊まれる宿が増える

発表の前置き(冒頭のほう)では、ヒルトン・オナーズ(ヒルトンの会員プログラム)の会員は、広がっていくヒルトンのホテルでポイントを貯めたり使ったりできる、という一文もありました。

我が家はヒルトンをずっと使ってきたので、泊まれる場所が増えていく話は、行く予定がなくても読んでいて楽しいものです。ハワイだけを見ても、9月にヒルトンが出した秋の一覧ではカウアイ島の新しいリゾートが載っていて、今回はマウイ島。島ごとに少しずつ選択肢が増えていく感じがします。

まとめ ― 行く前に確かめておきたいこと

今回のヒルトンの一覧から、押さえておきたいことを並べておきます。

  • マウイ島キヘイの「ホーム2スイーツ by ヒルトン」は、10月29日の発表で2027年10〜12月期の開業予定とされています
  • キヘイの紹介文に出ていたのは、広いスイート・毎朝の温かい朝ごはん(無料)・屋外のスペース・ペット同伴の4つで、部屋数や料金は今回は出ていません
  • 東京・日本橋の「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」は2027年秋の開業予定で、197室・60平方メートルからと紹介されています
  • 開業の時期はどれも「予定」なので、予約を考えている方はヒルトンの公式ページで最新の案内を確かめてからが安心です

ホテルの新しい話は、泊まる予定がなくても、地図を広げて「ここかぁ」と眺めているだけで楽しいものです。私たちは次の滞在でもたぶん、ワイキキのスーパーで冷えたビールとワインを買ってきて、部屋で晩酌をしていると思います。それでも、長く泊まる人のための宿がハワイの別の島にもできると知っていると、ハワイの地図の見え方が少し変わってきます。

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出不精夫婦

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