ハワイの2026年ハリケーンシーズン開幕、最初の熱帯低気圧Amanda発生 ― ビーチに出ない私たちでも他人事ではない理由


ハワイの2026年のハリケーンシーズンが、6月1日から始まりました。さっそく6月3日には、東太平洋で今シーズン最初の名前付きの熱帯低気圧「Amanda」が発生したというニュースが入ってきています。といっても、今のところハワイに近づいてくる気配はありません。私たちはビーチにほとんど出ないので、波や海の様子のニュースは正直あまり追いかけないのですが、ハリケーンの話だけは毎年この時期になるとつい気になってしまいます。海で遊ぶ・遊ばないとは別のところで、滞在そのものに関わってくる話だからです。

ニュースのあらまし

今回のニュースを整理すると、こんな内容です。

  • 熱帯低気圧(まだ勢力の弱い段階の、台風のたまごのようなもの)「Amanda」が6月3日に発生
  • 位置はメキシコのバハ・カリフォルニア半島南端から、西南西に約1,475マイル(およそ2,400キロ)離れた海の上
  • 北西へ時速8マイルほどとゆっくり移動中。週末以降は西寄りに進路を変えて、だんだん弱まっていく見込み
  • ハワイ周辺(中部太平洋)への直接の脅威は今のところなし。沿岸の警報や注意報も出ていません
Amanda strengthens into first tropical storm of 2026 Eastern Pacific Hurricane Season | Maui Now

Amanda strengthens into first tropical storm of 2026 Eastern Pacific Hurricane Season | Maui Now

At 8 a.m. on Wednesday, June 3, 2026, the center of Tropical Storm Amanda was located about 1,475 miles WSW of the southern tip of Baja California. Amanda is moving toward the NW near 8 mph and this motion is expected to continue through Friday, according to the National Hurricane Center.

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| Amanda strengthens into first tropical storm of 2026 Eastern Pacific Hurricane Season

ハワイ周辺を見張っている中部太平洋ハリケーンセンターの担当エリアは、西経140度より東の海域です。Amandaはまだそのさらに外側にいるので、今のところは「シーズンの幕開けを告げる1個目」というくらいの位置づけですね。

ビーチに出ない私たちでも、他人事ではないんです

ワイキキ周辺で歩いて行ける範囲のことが多く、海に入って遊ぶこともほとんどない我が家にとって、高波やうねりの注意報は、そこまで生活に響きません。けれどハリケーンは、高波の注意報とは話のスケールが違います。大きな嵐になれば、海で遊ぶかどうかとは関係なく、島全体の電気や交通、そして飛行機に影響が出ます。

部屋でのんびり過ごす時間が長いからこそ、むしろ「島のインフラ(電気・水道・交通といった生活の土台)が無事かどうか」は、私たちのような過ごし方の旅行者にこそ効いてくる話なんですよね。

いちばん効くのは、飛行機と停電

具体的に何が困るかというと、我が家の場合は大きく2つです。

ひとつは飛行機。ハワイ便が遅れたり欠航したりすると、行きも帰りも予定が変わります。我が家は時間にたっぷり余白を持たせて動くので、多少の遅れで大慌てすることはありませんが、それでも帰りの便がずれれば、その後の段取りはまるごと組み直しです。シーズン中は、自分が乗る便のあたりに大きな嵐の予報が出ていないか、ちょっと気にかけておくと安心です。

もうひとつは停電です。ワイキキのど真ん中にいても、強い嵐のときには停電が起こり得ます。部屋にこもってのんびり飲んでいる時間が長いだけに、停電は地味に効きます。冷蔵庫で冷やしておいたビールがぬるくなっていくのを眺めるのは、ちょっと切ないものがありますからね。

高層階の部屋と、いつもの買い出しが備えになる

とはいえ、特別に何か身構えているかというと、そうでもありません。普段のスタイルが、そのままちょっとした備えになっている部分が大きいんです。

まず泊まる場所。きれいに管理が行き届いたヒルトン系の高層階に滞在しているので、低い土地の浸水のような心配はあまりしなくて済みます。これは思っている以上に安心材料です。

買い出しも普段の延長です。夫婦でビールや飲み物を数日分まとめて買っておくことが多いので、いざというときに慌てて買い占めに走らなくても、ある程度はそのまま手元にあります。水は重いペットボトルを積む生活をやめて、日本から持ってきた浄水ポットで水道水を濾して飲んでいますが、嵐が近そうなときだけは、念のためペットボトルを数本置いておくくらいはしてもいいかな、と思っています。

それから、我が家はレンタカーを借りない派です。移動は歩きとThe Bus(市バス)、それにUberやLyftが中心なので、道路の冠水や通行止めのニュースが出ても、自分たちの足が大きく乱れる以外は、直接そこまで響きにくいというのもあります。

今年はやや活発の予報、それでも慌てずに

最後に、今シーズン全体の見通しにも触れておきます。アメリカ海洋大気庁(NOAA)の予報では、2026年の中部太平洋は平年並みからやや活発とされています。シーズン全体で発生する熱帯低気圧は5〜13個の見込みで、平年の4〜5個より多めです。やや活発になる確率が70%と出ていて、背景にはエルニーニョ(太平洋の赤道あたりの海面水温が高くなる現象で、中部太平洋の嵐が増えやすくなると言われています)があるそうです。

ただ、これはあくまで「シーズン全体でいくつ発生しそうか」という予報で、「いつ・どこに来るか」を当てるものではありません。だから、今からむやみに身構える必要はないと思っています。毎年6月になったらニュースを少し気にかけておいて、自分の便のあたりが荒れそうなら早めに情報を集める。それ以外は、いつもの晩酌スタイルを崩さずのんびり過ごす。それくらいがちょうどいい距離感です。

窓を全開にして、リビングのソファでビールをだらだら飲む夜が、今年も大きな嵐に邪魔されずに続きますように。そんなことを思いながら、シーズンの入り口を眺めています。

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