オアフ島の『おまかせ寿司』4軒紹介(スター・アドバタイザー) ― 私たちはハワイで寿司を選ばない派なので眺める側
ホノルル・スター・アドバタイザーの “Chew on This” コラムに、オアフ島でおまかせ(omakase)を楽しめる寿司屋4軒のまとめ記事が出ていました。Yohei Sushi Kahala、Hide Sushi、Sushi Aki、Izakaya Matsuriの4軒で、価格帯も予算別に並んでいます。我が家はハワイで寿司屋に行くことがほとんどない夫婦なので、自分たちが行く前提では読めないのですが、ワイキキ・カラカウア通り沿いに1軒入っていたこともあって、距離感をひと整理しておこうと思いました。
ニュースのあらまし
Leave it to chef | Honolulu Star-Advertiser
From delicate bites of seafood to flame-kissed specialties, sometimes the best way to enjoy a favorite sushi spots is through its omakase menu. Here are a few that deliver unforgettable meals. Yohei Sushi Kahala Yohei Sushi Kahala offers omakase that fits any budget. Its Noa lunch omakase features a seven-course menu with seasonal sushi. For
記事に出ていた4軒を、こちらでも整理しておきます。
- Yohei Sushi Kahala(4210 Waialae Ave. Ste. 102, Honolulu / カハラ)
- 予算別に複数のおまかせコース(昼の Noa 7品、夜の Hauoli 7品・Kinohi 11品)
- カウンターでシェフの調理を眺めながら食べるスタイル
- Hide Sushi(2270 Kalakaua Ave. 19階, Honolulu / ワイキキ)
- ワイキキ・カラカウア通りの建物19階、屋上バー内の隠し扉の先という独特の立地
- シェフ Tsukasa Okino による刺身盛り・炭火焼き・握り・季節のデザートのコース
- 予約必須
- Sushi Aki(1137 11th Ave. Ste. 102, Honolulu / カイムキ)
- 6席カウンターの19〜21品おまかせ
- 冷たいコーンスープが評判
- Izakaya Matsuri(1436 Young St. Ste. 103, Honolulu)
- 居酒屋スタイルで握り10品・刺身盛り(2人用)など
- 4軒の中では比較的リーズナブルな価格帯
「おまかせ」というのは、お客が個別の注文をせずにシェフの組み立てるコースを任せる形式の食べ方で、日本では寿司屋のカウンターでよくあるスタイルです。アメリカではこの「omakase」という言葉自体が外来語のまま定着していて、寿司屋の中でも一段格上げされた体験コースという扱われ方をしています。
我が家はハワイで寿司を食べに行かない派
ここから先は我が家の話ですが、ハワイで寿司屋に行くことはほぼありません。理由はだいたい4つあって、
- ① 日本で食べる寿司より高くなりがち(現地物価+チップが乗るので)
- ② 同じお金を払うなら日本で食べた方がたぶん美味しいと思ってしまう
- ③ そもそも家の晩酌でも、刺身を買うより焼いた魚や干物を選ぶ頻度の方が高い夫婦
- ④ せっかくハワイに来たんだから、寿司よりもアメリカンなもの(バーガー、バッファローチキン)かハワイらしいもの(ポケ、ガーリックシュリンプ、カルアピッグ)を食べたい、という気持ちが強い
という具合で、ハワイ滞在中に「今夜は寿司にしようか」となる確率が、ガーリックシュリンプやバーガー、ポケに比べてだいぶ低いのです。生魚そのものが嫌いなわけではなくて、Foodland や Whole Foods で買ってくるアヒポキは部屋飲みの定番おつまみとして週に何度も登場しています。ただ、寿司屋のカウンターでおまかせをコースで頼む、となると急に優先順位が下がります。
なので、今回のおまかせ寿司4軒のニュースも、書いてある内容は丁寧に読むのですが、自分たちが行きたい店リストに足すかどうかというと、たぶん足しません。「へえ、ハワイのおまかせシーンって今こうなってるんですね」というレベルで、静かに眺めています。
ワイキキ19階の Hide Sushi だけは地理的に気になる
4軒の中で唯一、我が家のいつもの動線に重なるのがHide Sushi(2270 Kalakaua Ave. 19階)です。住所だけ見ると、ワイキキ・カラカウア通り沿いの建物なので、ホクラニから歩いて行ける範囲に入ります。屋上バーの中に隠し扉があってその奥が寿司カウンター、という設えは、純粋に建物の使い方の発想として面白い。レストランの新店を眺める時の楽しみ方として、料理ジャンルより「街のどの建物のどの階に何が入っているか」に目が行くタイプの我が家には、こういう立地ネタは引っかかります。
ただ、そこから「じゃあ予約して行こう」とはなりにくいのが正直なところです。Hide Sushi のコース料金帯は、シェフが個別に組むタイプの寿司カウンターでよくある1人$200前後〜のレンジに入ってくる想定で、夫婦2人で予約を入れると一晩でなかなかの金額になります。同じ予算があるなら、我が家としてはYardHouse のハッピーアワーでアペタイザー半額を3〜4皿頼んでクラフトビールを飲む晩を2〜3回まわした方が、たぶん楽しめます。「歩いて行ける範囲のお店で、そこでしか飲めない美味しいお酒がお得に楽しめる」というのが、我が家が店内ダイニングに足を運ぶ条件の中心にあって、純粋な寿司カウンターはそこから少し外れます。
それから、寿司を食べたい気分そのものがハワイ滞在中にあまり立ち上がらない、というのも大きい。札幌や富山に出かけた時は「せっかく魚の美味しい土地に来たから」と寿司屋に入ることもあるのですが、ハワイは我が家にとって寿司の土地ではなく、「ポケとガーリックシュリンプとバーガーの土地」に分類されています。同じ「生魚を扱う料理」でも、ポケは別ジャンルとして部屋飲みのおつまみに必ず入る一方、寿司カウンターは情報として眺めるだけ、という線引きが我が家の中ではかなりはっきりしています。
それでも紹介記事を読む価値はある
自分が行かない店の紹介記事を、なぜわざわざ読むのかという話なのですが、これはワイキキに長く通っている身として、自分が行かない店も一通り知っておきたいから、というのが我が家の理由です。日本から遊びに来た友人と食事の話になった時に、「ワイキキで寿司カウンターのおまかせを試したい」という相談をされることはあります。そういう時に、自分が行かないジャンルでも「ワイキキ歩いて行ける範囲なら Hide Sushi が屋上隠し扉スタイル、車を出すならカハラの Yohei、カイムキの Sushi Aki、もう少しカジュアル寄りなら Young Street の Izakaya Matsuri」と、ざっくり距離感の地図を返せると話が早いです。
それから、ハワイの寿司シーンが「ハッピーアワーでつまむカジュアル寿司」だけでなく、シェフ任せのコース体験のレンジまで広がっているという観察そのものは、街の食文化の話として普通に面白い。Ki Club / Caleta at Ki の日系ペルー料理(Nikkei)のような融合系の店が出てくる流れと、純日本式の omakase カウンターが増えていく流れは、ワイキキ近辺の日本食まわりの厚みが少しずつ変わっているサインだと感じます。我が家はその真ん中で皿を取りに行かないだけで、変化を眺めている側としては関心があります。
まとめ ― 行かないけど、知っておく距離感
オアフ島のおまかせ寿司4軒、結論としては「我が家は今回も行きません」の一言で済むのですが、Hide Sushi のワイキキ19階という立地と、Yohei Sushi Kahala の予算別おまかせという作り方は、頭の隅に置いておこうと思いました。寿司ニュースを見るたびに、自分たちの「ハワイでの食事はポケ・ガーリックシュリンプ・バーガー・タイ料理・テイクアウトポケボウルでだいたい回る」というスタイルが、改めて輪郭よく見えてきます。新店ニュースを眺めるのは、行かない店も含めて自分たちの基準を確認する作業なんだな、と毎回思います。
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