ヒルトンのラグジュアリーLXR、雅叙園東京で2027年開業 ― 普段使いではないけれど、選択肢が増えるのは嬉しい話
ヒルトン傘下のラグジュアリーブランド「LXR ホテルズ&リゾーツ」が、旧ホテル雅叙園東京の場所で2027年に開業するというニュース。客室60室、料飲施設が5軒、スパとフィットネス、約5,700平方メートルのミーティングスペースと、フルコースのラグジュアリー仕様で、ニュースを開いた瞬間に「ヘぇ、ここまで本気の旗艦級が東京に来るんだなぁ」と感心してしまいました。私たちの普段の運用は沖縄のヒルトン系を中心に回す質素なローテなので、LXRは日常使いの拠点ではないんですが、ヒルトンオナーズ系全体の選択肢が広がっていくこと自体はありがたく感じます。
ニュースのあらまし
「雅叙園東京 LXRホテルズ&リゾーツ」、2027年開業 東京初のLXRブランドホテル - TRAICY(トライシー)
ヒルトンは、「雅叙園東京 LXRホテルズ&リゾーツ」を2027年に開業する。 旧ホテル雅叙園東京で、客室は60室を設ける。館内にはフィットネスセンター、スパ、約5,700平方メートルのミーティングスペースを備える予定。料 […]
開業予定は2027年。場所はJR山手線目黒駅から歩いて3分ほどの旧ホテル雅叙園東京の跡地で、建物所有者との定期建物賃貸借契約満了のため2025年9月に休館していたあの場所です。客室は60室、料飲施設はオールデイダイニングやスペシャリティレストランなどを5軒構える予定。LXRブランドとしては2021年開業のROKU KYOTOに続いて国内2軒目、東京には初進出になります。広島・箱根強羅・北海道ニセコでも同ブランドのホテル開業を予定しているそうで、日本国内のラグジュアリー枠を一気に広げにきている印象です。
開業に先立って、2026年半ばには宿泊と料飲施設の運営をいったん再開する予定とのこと。フル開業まで約1年かかる段取りで、計画としてはかなり丁寧な進め方ですね。
私たちの普段のヒルトン系運用は「ラグジュアリー」とはちょっと違う
このニュース、「東京で旗艦級のヒルトン系ラグジュアリーが復活」という意味では業界的に大きな話題なんですが、いま自分たちの定宿リストにLXRを組み込もう、という気持ちにはあまりなっていません。ここはちょっと事情を補足させてください。
私たちが普段ヒルトンオナーズ系で泊まっているのは、沖縄に飛んだときの拠点が中心。那覇市内ならダブルツリーbyヒルトン那覇(旭橋駅前)が定宿で、ゆいレールを降りて目の前という立地が決め手です。歩いていける範囲に居酒屋や食堂がたくさんあって、滞在中はだいたいご近所のお店で晩酌するスタイル。スタッフさんとも顔見知りレベルになっていて、行くたびに気持ちのいい挨拶をもらえます。
那覇に少し飽きてきたら、北谷のヒルトン沖縄北谷リゾートやダブルツリー、瀬底島のヒルトン沖縄瀬底リゾート、宮古島のヒルトン沖縄宮古島リゾートあたりに気分転換で移る、というローテーション。沖縄県内だけでヒルトン系が現時点で6拠点あるので、ラウンジ飲みでのんびり過ごすパターンと、駅前で晩酌に出るパターンを使い分けつつ、毎回じゅうぶん満足できています。
そういう運用を続けていると、ホテル選びの基準は自然と「立地」「ラウンジ」「朝食ビュッフェ」「お部屋のウォシュレット事情」あたりに寄っていくんですよね。ラグジュアリーブランド特有のアートやデザイン性、5軒揃った料飲施設の充実度、スパでのリラクゼーション体験……正直なところ、いまの自分たちの旅のスタイルには出番が少なめなジャンルです。
それでも、ROKU KYOTOからの広がりは興味深い
ここで大事にしたいのは、「自分たちが今選ばない」と「興味がない」はイコールじゃないということ。
LXRはROKU KYOTOが2021年に国内1号店として開業して、それから5年かけて2軒目が東京・雅叙園、そして広島・箱根・ニセコにも控えている、という流れですよね。「ヒルトンが日本のラグジュアリー枠をかなり本腰で広げに来ている」動きとして眺めると、これはなかなか面白い時代に入ったなぁと思います。
私たちの定番がエグゼクティブラウンジで一杯やる系のヒルトン・ダブルツリー・コンラッド寄りである一方で、ヒルトン傘下にはこうしたブランド階層があって、ROKU KYOTOやLXRのようなラグジュアリー特化のラインも育ってきている。同じヒルトン本社配下のブランドファミリーの中で、用途別にきれいに棲み分けが進んでいるのが、外から見ていてもよくわかる流れです。
雅叙園東京は、もともと旧ホテル雅叙園東京として歴史のある建物が拠点ですから、リブランドというより「歴史ある場所に新しい看板を載せ直す」感じの開業になるんでしょうね。目黒駅から歩いて3分という立地も、東京を訪れる出張客や記念日利用には扱いやすい距離感です。
「普段の固定運用」と「縁があったら一回」は別枠で整理
少し補足ですが、私たちは「普段の固定運用」と「縁があったら一回きりの体験」はあえて別枠で整理するようにしています。普段はダブルツリー那覇でフーチャンプルーとオリオンビールでじゅうぶん幸せ、というのが揺らがない核の部分。
その一方で、結婚記念日やここぞという節目に「ヒルトンオナーズのポイントでLXRに泊まってみよう」みたいな遊びの選択肢が出てきたら、それはそれで楽しむと思うんです。料飲施設が5軒あって、スパで一日過ごせて、館内で完結できる、というスタイルは、確かに普段の自分たちの動き方とはまったく違うんですが、その違いを「一回限りのご褒美」として味わうのなら、それはそれで素敵な使い方だよねぇ、と。
ROKU KYOTOも、いつか京都に行く機会があれば候補のひとつとして頭の片隅に入っていますし、雅叙園LXRも同じ枠に入ってくる予感があります。「自腹で固定費的に通う対象ではないけれど、ポイントや特別な機会で一度くらい体験できたら嬉しいなぁ」という距離感の楽しみ方ですね。
業界全体としても、選択肢が増えるのはありがたい
ヒルトン傘下のブランドが日本国内で広がっていくと、結果的にヒルトンオナーズ会員にとっての選択肢が増えていきます。沖縄でラウンジ飲みでのんびり、というのが私たちの主軸であることは変わらないけれど、「ここぞというときに泊まってみたい」枠が一つ増えるのは、純粋に楽しみが広がる話です。
LXR以外にも、東京・京都・広島・箱根・ニセコと、各地に広がる開業計画を眺めていると、ヒルトン側がしっかりと日本市場に投資をしているのがわかります。沖縄で6拠点も使い分けられている恩恵を日々受けている身としては、こうした拡張のニュースは「ありがたいなぁ」という気持ちで眺めるのが素直なところです。
ラグジュアリーブランドの旗艦級が東京に出てくることで、出張や記念日で東京方面に向かう方の選択肢にも厚みが出るでしょうし、海外からのインバウンド客にとっても受け皿が増える。日本のヒルトンエコシステム全体が育っていく動きの一部として、興味深く見守りたいなぁと思います。
おわりに
雅叙園LXRの正式オープンは2027年、フル稼働まで約1年かけての準備ということで、まだ少し先の話。それまでに私たちは引き続き、那覇・北谷・瀬底・宮古を中心とした沖縄ローテで楽しみつつ、ハワイのHGVリゾートでのんびり過ごす、いつもの調子を続けていくと思います。
普段の旅はダブルツリー那覇でフーチャンプルーとオリオンビール、それで毎回しっかり満足。でも、心のどこかに「いつかLXRやROKU KYOTOに、特別な機会で一度くらいお邪魔できたら楽しそうだねぇ」という余地は残しておきたい。そんな距離感で、今回のニュースも興味深く拝見しました。