ハワイのシェフがアメリカの料理対決番組「トップシェフ」で全米の頂点に ― 得意はフィリピン料理。我が家のフィリピン料理はジョリビーとレチョンです


ハワイのシェフが、アメリカの人気料理対決番組「トップシェフ(Top Chef)」で全米の頂点に立った、というニュースが入ってきました。優勝したのはビッグアイランドのレストランで腕をふるうシェフで、得意はフィリピン料理だそうです。私たちは遠出が苦手で、滞在はほとんどワイキキの近くで完結してしまうのですが、ハワイのお店から全米一の料理人が出た、という話は、食いしん坊として素直にうれしくなりました。しかもフィリピン料理と聞くと、我が家にとっても意外と身近な話なんですよね。

ニュースのあらまし

Big Island chef shares secret ingredients to her victory in Bravo’s ‘Top Chef’ competition | Big Island Now

Big Island chef shares secret ingredients to her victory in Bravo’s ‘Top Chef’ competition | Big Island Now

After a dramatic journey from elimination to victory, Rhoda Magbitang, the executive chef of CanoeHouse at the Mauna Lani, won the 23rd season of the popular cooking series.

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| Big Island chef shares secret ingredients to her victory in Bravo’s ‘Top Chef’ competition

優勝したのは、ロダ・マグビタング(Rhoda Magbitang)さん。ビッグアイランドのマウナラニにあるレストラン「CanoeHouse(カヌーハウス)」で料理長を務めている方です。アメリカの人気料理対決番組「トップシェフ」のシーズン23で、16人のシェフを勝ち抜いて優勝しました。

すごいのは、その勝ち上がり方です。途中の課題で一度敗退したものの、敗者復活のしくみ(「ラスト・チャンス・キッチン」というコーナー)から這い上がって、最後は優勝まで駆け上がったそうです。番組の歴史でも、この敗者復活から頂点に立ったのは4人目とのこと。決勝では、自分のルーツであるフィリピン料理を現代風に仕立てた4品のコースを出して、審査員をうならせたと伝えられています。

マグビタングさんは現在、CanoeHouseと、同じマウナラニにある「Surf Shack」というお店で、6月7日から9月7日まで他のシェフとのコラボディナーも開いているそうです。

ハワイのお店から全米一、は素直にすごい

私たちはレンタカーを借りずに過ごすので、ビッグアイランドのリゾートにあるレストランとなると、今すぐ駆けつけられる場所ではありません。それでも、ハワイのお店で腕をふるうシェフが、アメリカ中の料理人と競って一番になった、というのは、聞いていて気持ちのいいニュースだなぁと思いました。

ハワイの食というと、つい私たちはガーリックシュリンプやポケ、バーガーといった気軽なローカルフードを思い浮かべます。でも当然ながら、その先には、きちんとコースで腕を見せるお店の世界も広がっているんですよね。普段あまりのぞかない方の世界で、ハワイの料理人がこうして評価されているのを知ると、自分たちの好きな土地の懐の深さを、あらためて感じます。

しかも、決め手になったのが故郷のフィリピン料理だった、というところに、ハワイらしさがあるなと思いました。ハワイはいろんな土地から来た人たちの料理が当たり前に混ざっている場所で、フィリピン料理もそのなかにしっかり根づいています。その味で全米の頂点まで行った、というのは、ハワイの食の幅広さがそのまま形になったような話ですね。

我が家のフィリピン料理は、ジョリビーとレチョン

フィリピン料理と書きましたが、私たちにとってもこれは決して縁遠いものではなくて、むしろハワイ滞在中によくお世話になっている料理です。

まず外せないのが、フィリピン発のファストフード「ジョリビー(Jollibee)」です。ここのフライドチキンが、私たちはハワイで一番おいしいフライドチキンだと思っているくらいで。アラモアナのフードコートで10ピースのバケツを買って、部屋の冷凍庫にストックしておくのが我が家の定番です。オリジナルとスパイシーを半分ずつにして、よく冷えたコナのビールと合わせると、これがたまらないんですよね。

もうひとつはレチョン。これはフィリピンなどでよく食べられる、豚をまるごと焼いたごちそうです。滞在中、カラカウア通りを車両通行止めにして開かれるお祭り(ブロックパーティ)に出くわすことがあって、そこの屋台でレチョンを売っていることがあるんです。お祭りはちょうどホテルの目の前で開かれるので、列に並ばずにひょいと買って部屋に持ち帰り、おつまみにできてしまう。これがまた、ビールによく合います。

つまり、優勝したシェフが出すような4品のコース料理と、我が家のジョリビーやレチョンとでは、同じフィリピン料理といっても、ずいぶん遠いところにある食卓です。それでも、根っこは同じ料理なんだと思うと、テレビの向こうの華やかな話が、ちょっとだけ自分たちの晩酌とつながっているような気がして、楽しくなりました。

ビッグアイランドのコースは、いつか縁があれば

とはいえ、せっかくこういう話を聞くと、本場の腕で仕立てたフィリピン料理がどんなものか、少し気にはなります。CanoeHouseはマウナラニのリゾートのなかにあって、私たちの普段の過ごし方からは距離がありますが、いつかビッグアイランドにゆっくり滞在するような機会があれば、こういうお店で一度コースをいただいてみるのも悪くないなと思いました。今すぐではなくても、頭の片隅に置いておきたいお店がひとつ増えた、という感じです。

私たちは普段、評判のいいお店でも歩いて行ける範囲かどうかをまず気にしてしまう方なので、こうして「いつか縁があれば」と思えるお店に出会えること自体が、ちょっとうれしい出来事だったりします。

おわりに

ビッグアイランドのマウナラニにあるCanoeHouseのシェフ、ロダ・マグビタングさんが、アメリカの料理対決番組「トップシェフ」のシーズン23で優勝しました。得意はフィリピン料理で、敗者復活から頂点まで駆け上がった、という見事な勝ち上がりです。

ハワイのお店から全米一の料理人が出た、というだけでうれしいニュースですが、それがフィリピン料理だったことで、我が家にとっても急に身近な話に感じられました。次のハワイ滞在では、ジョリビーのバケツを買って、よく冷えたビールと一緒に、私たちなりのやり方でこの優勝をお祝いしようと思います。

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