日本人観光客の86%がオアフ島に集中 ― ハワイ州の最新レポートと、ワイキキで完結する私たちの滞在
ハワイ州が、日本との経済的なつながりをまとめた最新のレポートを発表しました。その中で目を引いたのが、日本からハワイを訪れる観光客のうち86.4%がオアフ島に集まっているという数字です。マウイ島・ハワイ島・カウアイ島をあわせて訪れる人は13.6%ほど。私たちのハワイ滞在もほぼワイキキだけで完結しているので、「あぁ、我が家もまさにその86%のうちの一組だなぁ」と思いながら読んでいました。レポートはこの偏りを課題として扱っていて、マウイ島はもっと日本人に足を運んでほしいと考えているようです。
ニュースのあらまし
State targets Japan tourism gap as Maui seeks big-spending visitors | Maui Now
Japanese visitors have been drawn more to Waikīkī than to Maui's resorts, and a new state report calls for changing that by rebuilding and diversifying Japanese visitor demand.
レポートの中身を整理すると、こんな内容でした。
- 発表元はハワイ州の経済開発観光局(DBEDT)。日本とハワイの経済的な関係を、観光・不動産・教育などの面から幅広くまとめた報告書
- 日本人観光客の戻りはコロナ前の46.4%まで回復。ただしアジア太平洋の他の地域に比べるとペースは遅め
- 2026年1月は、前の年の同じ月より4.5%増
- 日本人観光客の86.4%がオアフ島を訪れ、マウイ・ハワイ島・カウアイの3島はあわせて13.6%にとどまる
- マウイ島は訪問客の約9割をアメリカ本土からの旅行者に頼っている状態。ホテルの稼働率は2026年3月時点で68%ほど
州としては、航空会社や旅行会社、お店と組んで新しいツアーを企画し、オアフ島以外にも足を運んでもらう形を増やしたい、という方針のようです。
日本人観光客の8割超がオアフ島に集まっている
この86.4%という数字、私たちには「そりゃそうだろうなぁ」とすんなり腑に落ちる話でした。日本からハワイに通っている人の多くは、ワイキキの土地勘がしっかりあります。どこにスーパーがあって、どこで安くお酒が買えて、どのお店のハッピーアワーが何時から始まるか。何度か通ううちに、その地図が自然と頭の中にできあがっていきます。
そうなると、せっかくの滞在をわざわざ知らない島に振り分けるより、勝手知ったるワイキキでゆっくり過ごす方が気楽です。オアフ島の中だけでも、ワイキキの賑わいから静かなビーチまでひと通りそろっています。「ハワイに来た」という満足感が、オアフ島だけで十分に満たせてしまうんですよね。
私たちのハワイも、ほぼワイキキで完結しています
我が家の滞在も、見事にこのパターンそのものです。ヒルトン系のお部屋に腰を落ち着けて、近所のロングスドラッグスでビールやワインを買い、ワイキキマーケットまで歩いて食材を選ぶ。キッチンでローカルスーパーの肉を焼いて、窓を開けてのんびり晩酌する。これで一日が気持ちよく回ってしまうので、ほかの島に移る理由がなかなか見つかりません。
島を移動するとなると、国内線の予約をして、空港に行って、荷物をまとめ直して、現地ではレンタカーを借りて……と、私たちがいちばん避けたい「移動の手間」が一気に増えます。出不精の身には、この手間の多さはなかなかのハードルなんですよね。一度ワイキキに落ち着いてしまえば、あとは歩いて行ける距離でほぼ何でもそろう。この身軽さが、つい同じ場所を選ばせるんだなぁと思います。
それに、緑が豊かで開放的なリゾートよりも、きちんと管理された高層階のお部屋の方がうちは落ち着きます。このあたりの好みも、ワイキキにとどまる理由の一つになっています。
マウイが呼びたい「たくさん使う観光客」と、私たち
レポートで少し気になったのが、マウイ島は「買い物にしっかり予算を使ってくれる日本人観光客」を呼び込みたい、という部分でした。経済的な価値がいちばん高い旅行者として期待されているようです。
我が家は、その期待にはあまり応えられないお客かもしれません。ブランド品をたくさん買い込むより、ローカルスーパーで食材を選んでキッチンで焼く方が楽しい効率派だからです。お金の使いどころも、並ばずに快適に過ごすことや、おいしいお酒に向かいがち。マウイが思い描く「たくさん使ってくれる観光客」とは、ちょっと違う種類の旅行者なんだろうなぁと感じます。
とはいえ、これはどちらが良い悪いという話ではありません。島ごとに来てほしいお客さんの顔ぶれがあって、私たちはたまたまワイキキと相性が良かった。それだけのことだと思っています。
次のハワイ滞在も、たぶんワイキキで
こうして書いていても、次のハワイ滞在もやっぱりワイキキで完結させるんだろうなぁ、という気がしています。歩いて行ける距離でお酒も食事もそろう安心感は、私たちにとってなかなか手放せません。
ただ、マウイ島やほかの島に魅力がないと思っているわけではありません。きっかけさえあれば、いつかのんびり足を延ばしてみたい気持ちはあります。州や各島がこれからどんなふうに日本人観光客を迎える形をつくっていくのか、同じハワイ好きとして楽しみに眺めていきたいニュースでした。