ユナイテッド航空が日本路線を冬から大幅拡大 ― SFO-札幌12月就航+成田-シカゴ10月再開、ANA派の我が家は乗らないけれど業界動向として面白いです


ユナイテッド航空(United Airlines、UA)が2026年冬ダイヤから日本路線を大きく拡大するニュースが出ていました。北海道のスキー需要を狙ったとみられるサンフランシスコ-札幌の季節便就航と、いったん休止していた成田-シカゴの通年運航再開という、ハワイ・米本土便と一緒に頭に入れておきたい動きです。私たちはANA一択でやっているのでUA自体に乗ることは普段ありませんが、ANAとUAはJV(ジョイントベンチャー、共同事業)を組んでいる関係で乗り継ぎは無関係ではないので、業界動向として整理しておきます。

ユナイテッド航空、札幌12月就航 成田-シカゴ10月から

ユナイテッド航空、札幌12月就航 成田-シカゴ10月から

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Aviation Wire

サンフランシスコ-札幌(週3往復・B787-9)が12月11日就航

UAは2026年12月11日から、サンフランシスコ国際空港(SFO)と新千歳空港(札幌)を結ぶ直行便を週3往復で運航開始します。期間は2026年12月〜2027年3月の季節便で、機材はボーイング787-9型機

UAによると、これは米本土と札幌を結ぶ初の直行便とのこと。今までは札幌から米本土へ直行で行くにはアジア各都市経由が必須で、米国側から札幌に直接来るルートも存在しませんでした。SFOはUAのハブ空港なので、ここを起点に約80都市から札幌に乗り継ぎできるようになる、と説明されています。

冬期間限定という設計から見て、北米から北海道のスキー・スノーリゾートに来るインバウンド客を主なターゲットにしている、と読むのが自然でしょう。ニセコ・ルスツ・キロロといった北海道のスキーリゾートは、近年欧米・豪州からの長期滞在客がかなり増えていると現地メディアでもよく見かけます。SFOからの直行便ができることで、北米からのスキー客にとっては動線が一気にシンプルになる動きですね。

成田-シカゴ(毎日運航・B787-8)が10月24日から通年再開

もうひとつは、休止していた成田-シカゴ・オヘア(ORD)線の運航再開。2026年10月24日から毎日運航で、機材はボーイング787-8型機です。こちらは季節便ではなく通年運航になります。

注目したいのは、この成田-シカゴが米系航空会社で唯一の両空港直行便であること。同じシカゴ便でも、ANAは羽田-シカゴを毎日運航している一方で、米系で成田-シカゴをやるのはUAのみ。羽田-成田で空港選好が分かれる旅行者にとっては、米系ルートでも成田選択肢が復活する形になります。

UAは既存の羽田-シカゴ線も継続するので、結果的に米系のシカゴ-日本路線が羽田1日+成田1日の2本立てに増える、ということです。

ANAとJV(共同事業)を組んでいる関係で乗り継ぎは便利になる

ここがハワイ・ANA読者にとっての一番の論点ですが、UAとANAは太平洋路線でJV(ジョイントベンチャー、共同事業)を組んでいて、運賃・スケジュール・座席在庫を一定範囲で共同管理しています。記事中でも「ANA便にも乗り継げるようにする」と明記されていて、UAの拡張がそのままANA経由旅客の乗り継ぎ動線拡張にもなる構造です。

たとえばですが、ANA成田-ホノルル便(フライングホヌのPEY)に乗ってホノルル経由で米本土に渡る、というルートを取る方にとって、UAの本土路線が増えるのは選択肢が広がるニュース。ANAの羽田・成田発でハワイに行った後、米本土・カナダに伸ばすパターンを考えている方にはシカゴ通年・札幌(冬)という2点が増える、と覚えておくと使い道がある話題かもしれません。

UAは2025年に米本土-日本間で180万人以上の旅客を運んでいたとのことで、コロナ後の太平洋路線の回復を引っ張ってきた航空会社のひとつ。ここでさらに札幌・シカゴで攻めるのは、需要が見えているということなんでしょう。

ANA派の我が家は自発的にはUAに乗りません

ここまで書いておいて何ですが、我が家はANA一択でやっているので、自分の意思でUAを選ぶことは普段ほぼありません。マイル積算とPP(プレミアムポイント)を1社に集中させたいので、スタアラ仲間のUAでも自発的には選ばない、というスタンスです。

ハワイ便はもう完全にANAのフライングホヌ(成田-ホノルル線専用のA380)のプレミアムエコノミーに絞っていて、夫婦並び席が確保できる予約タイプで取り続けています。米本土に伸ばす機会があったとしても、ANA直行便があるならまずANAを選ぶ。これは効率の話で、見栄や好き嫌いの話ではないです。

ただ、「ANAも飛んでいない区間」になった時はその限りではないです。たとえばメキシコ国内線のように、ANA・スタアラがそもそも飛んでいない区間は、現地の他社便に乗らざるを得ない。今回のUAの新路線でいうと、SFO-札幌の冬限定便は米本土と札幌を結ぶ唯一の直行便なので、もし冬の札幌へ米本土から1本で行きたい状況になれば、UAを使う合理性は普通に出てきます。

ANA派から見て覚えておきたいポイント

UAの今回の冬ダイヤ拡張を、ANA派のハワイ・米本土旅行者目線で整理しておきます。

  • SFO-札幌(週3・冬限定): 米本土と札幌を結ぶ初の直行便。北米からの北海道スキー需要が主ターゲットと推測
  • 成田-シカゴ(毎日・通年): 米系唯一の成田-シカゴ直行便。羽田線(UA・ANA共に運航)に成田の選択肢が加わる
  • 機材: 札幌便はB787-9、シカゴ便はB787-8。どちらもワイドボディの中型機
  • ANA関係: 太平洋路線でJV(共同事業)を組んでいるため、乗り継ぎは無関係ではない。ANA便→UA便、UA便→ANA便の動線が広がる
  • 我が家のスタンス: ANA一択でやっているので自発的にUAは選ばないが、米系の動向としては気になる話題

普段ANA直行で完結している私たちには直接の用事はないですが、米本土経由で第三国に伸ばしたい時の予備知識として頭の片隅に置いておくと、選択肢の幅が変わる場面はあるかもしれません。冬の札幌に米本土側から友人が来る、というような場面でも「あの時期だけSFO直行便があるよ」と教えてあげられる、というくらいの位置ではあります。

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出不精夫婦

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