ユナイテッドとアメリカン航空が合併?ハワイ行き航空券が高くなっても私たちには関係ない理由
航空業界がざわついています。アメリカの二大航空会社が合体するかもしれない、というなかなかインパクトのあるニュースが飛び込んできました。
United-American merger could raise fares, face scrutiny | Honolulu Star-Advertiser
A potential deal between United Airlines and American Airlines would create an industry behemoth and invite extraordinary scrutiny from regulators, labor unions and consumer advocates, all wary of higher fares and reduced competition.
今回のニュースのポイントをまとめます。
- ユナイテッド航空のCEOがトランプ大統領にアメリカン航空との合併を提案したと報道された。
- 実現すれば159空港で国内シェア50%超の巨大航空会社が誕生する。
- 規制当局、労働組合、消費者団体は航空運賃の値上がりと競争の減少を懸念している。
- アメリカン航空の株価は7%上昇、他の航空会社株も軒並み上昇した。
有償航空券の世界がどうなろうと、私たちの旅は変わらない
このニュースを見た瞬間、正直に言って「ふーん」という感想しか出てきませんでした。
なぜなら、私たちがハワイに行くときに使うのは「有償航空券(お金を出して買う航空券)」ではなく、貯めたマイルで発券する特典航空券だからです。ユナイテッドとアメリカン航空がどれだけ巨大になろうとも、私たちが乗るのはANAです。ANAの特典航空券に必要なマイル数は、アメリカの航空会社が合併したからといって変わるものではありません。
むしろ、有償航空券の価格が上がれば上がるほど、「マイルで飛ぶ」という選択肢の相対的な価値はどんどん高くなります。周りが「ハワイの航空券が高すぎて行けない」と嘆く中、特典航空券でサクッと2席確保して出発する。これほど気持ちの良いことはありません。
「Big 4がBig 3に」なる世界で、ANAマイルの価値はさらに光る
記事によると、もし合併が実現すれば、アメリカのビッグ4(デルタ、ユナイテッド、アメリカン、サウスウエスト)がビッグ3になり、競争が減って運賃が上昇する可能性があるとのこと。消費者にとっては明らかにネガティブな展開です。
しかし、スターアライアンスに所属するANAのマイルで飛ぶ私たちにとっては、この構図がむしろ有利に働きます。有償で買えば1人往復20万円以上するハワイ行きの航空券が、マイルを使えば実質的にはるかにお得に確保できる。その「お得感」は、有償運賃が高騰すればするほど増していきます。
大事なのは、日々の決済をメインカード1枚に集中させてコツコツとマイルを貯め、必要な分だけ資産運用等で補填する、という仕組みを一度作ってしまうことです。一度この「マイル供給ライン」を構築してしまえば、あとは航空業界がどう動こうと、私たちの旅行計画に影響はほとんどありません。
ハワイ路線にとっての本当のリスクとは
合併そのものよりも、私たちが気にしているのは別のことです。
それは、ANAのハワイ路線(ホノルル線)の便数や座席数が減らされること。特典航空券はそもそも座席数に限りがあるため、便数が減ると予約の競争率が跳ね上がります。これは有償航空券の値段がいくら上がることよりも、はるかに深刻な問題です。
だからこそ、スケジュールの自由度を最大限に活かして、繁忙期を避け、混まないタイミングで長めに滞在する。これが私たちのスタイルであり、最大の防御策です。短い旅行を繰り返すよりも、1回の渡航でできるだけ長く滞在したほうが、フライトの摩擦もコストも最小限に抑えられます。
総評:航空業界の激動こそ「マイル戦略」の価値を証明する
ユナイテッドとアメリカン航空の合併話は、まだ提案段階です。実現までには規制当局の厳しい審査が待ち構えており、先行きは不透明です。
ただ、このニュースが教えてくれるのは、航空業界がどれだけ再編されようとも、「マイルで飛ぶ」という戦略は揺るがないということ。有償運賃が上がれば上がるほど、特典航空券の相対的な価値は高まります。カード1枚にすべてを集約し、マイルを淡々と貯め、好きなタイミングで長くハワイに滞在する。私たちのやり方が正しいと確信を深めるニュースでした。