JALが札幌で「二地域居住」を実証実験 ― 航空券と住まいをまるごとパッケージ。長く旅行する派の我が家が面白いと思った話
JALが「二地域居住」の実証実験を札幌で始める、というニュースを見ました。都市と地方の二つの拠点を行き来しながら暮らす人のために、飛行機の航空券と札幌の住まいをセットにして用意してくれる、という新しいサービスです。私たちは出歩くのがあまり得意ではない夫婦で、ハワイへ行くときも一度の滞在をなるべく長くする方が好み。なので「月に何度も都市と地方を往復する」という暮らし方そのものは、我が家にはちょっと縁遠く感じます。それでもニュースの中身をよく読んでみると、自分たちが普段から大事にしている考え方と、どこか通じる部分があって面白く眺めました。
飛行機まわりのニュースはついチェックしてしまうので、今回も中身と合わせて、感じたことを書いておきます。
JAL、札幌で「二地域居住」実証実験 航空券・住居をパッケージ、コンシェルジュがサポート
ニュースのあらまし
事実の部分を、コンパクトにまとめます。
- JALが、都市と地方の二つの拠点で暮らす「二地域居住」を支える実証実験を始める
- 行き来に必要な「航空券」と、滞在先の「住まい」をセットにしたパッケージになっている
- 実験の期間は2026年7月1日〜12月31日。申し込みの受付は5月22日〜6月7日
- 滞在先は札幌市内の中心部にあるマンション。家具や家電があらかじめ付いている
- 航空券は月4回または6回の往復が選べて、羽田・伊丹・関西・中部の各空港と新千歳空港を結ぶ直行便が対象
- 滞在中は専用のコンシェルジュが相談に乗ってくれる
- 対象はJALカードの会員で、1組2名まで。受け入れは1日あたり最大20組
- 1か月あたりの料金は、羽田の発着で基本のプランがおよそ29万6,000円から。時期によって変わる
ざっくり言うと、「札幌に部屋を借りて、東京などとのあいだを月に4〜6回飛行機で往復する暮らし」を、住まい探しから移動の手配までまるごとセットにして用意してくれる、ということですね。
月4〜6回の往復は、出歩かない我が家には新鮮でした
このニュースを読んでまず思ったのは、「月に4回も6回も飛行機で往復するのか、すごいなぁ」ということでした。
私たちは、飛行機に何度も乗ること自体がわりと体力勝負だと感じる夫婦です。ハワイへ行くときも、短い旅行を何度も重ねるより、一度行ったらなるべく長く滞在する方を選んできました。荷造りも、空港までの移動も、機内で過ごす時間も、回数が増えればそれだけ体にこたえてきます。だったら往復の回数を減らして、一回の滞在をゆっくり長く楽しむ方が我が家には合っているんですよね。
なので、月に4〜6回の往復を前提にした暮らし方は、我が家からするとなかなか新鮮に映ります。仕事や家族の都合で二つの土地に生活がある人にとっては、これくらいの回数が必要なんだろうなと想像します。そういう人に向けて、移動と住まいをまとめて引き受けてくれるサービスが出てきたのは、なるほどなぁと思いました。
惹かれたのは「まるごとセットにしてくれる」ところ
縁遠いと書きましたが、このサービスで一つ、私たちがはっきり「これはいいなぁ」と思った部分があります。それは住まい探しから移動の手配まで、まるごとセットにして引き受けてくれるところです。
知らない土地でしばらく暮らそうとすると、本当はやることが山ほどあります。部屋を探して、契約して、家具や家電をそろえて、飛行機を何度も予約して……考えるだけで腰が重くなります。出歩くのが苦手な私たちにとって、こういう「あれこれ手配する手間」は、できれば誰かにまとめてお願いしたい部分です。
今回のパッケージは、その面倒なところをJALがまとめて引き受けてくれる作り。家具や家電が最初から付いた部屋が用意されていて、飛行機もセット、困ったときには専用のコンシェルジュに相談できる。「身ひとつで行けば、あとはなんとかなる」という安心感は、出不精の私たちにはありがたく感じられます。
私たちがハワイで使っているタイムシェアも、考え方はどこか似ています。毎回ホテルを一から探さなくても、行けば慣れた部屋がある。買い出しはするけれど、暮らしの土台になる部分は手配しなくていい。手間のかかるところを先に片付けておくと、滞在そのものに気持ちを向けられます。今回のJALのパッケージにも、それと同じ「摩擦を減らす」考え方を感じました。
我が家にとってのハワイは「住む」より「長く旅行する」
ここまで書いて、ひとつ自分たちのことをはっきりさせておきたくなりました。今回のニュースは「二地域居住」、つまり二つの土地のどちらにも生活がある暮らし方の話です。私たちのハワイ滞在は、それとは少し違います。
私たちはハワイにずいぶん通っていますが、ハワイに暮らしているわけではありません。あくまで「長く旅行する」のであって、生活の本拠地は日本のまま。長めに滞在しても、それは長めの旅行であって、住んでいるのとは違う。この感覚は、自分たちのなかではけっこうはっきりしています。
だから二地域居住のニュースを読んでも、「私たちもハワイでこれをやりたい」とはなりません。日本に生活の足場を置いて、そこからハワイへ長い旅行に出かける。今のこの形が、我が家にはいちばん落ち着きます。
ただ、もし将来こういうパッケージの旅行版、「長期の滞在まわりをまるごと引き受けてくれる仕組み」がハワイ方面にも出てきたら、それはちょっと気になります。住むのとは違う、あくまで長期の旅行として。手配の手間が減るのはいつだって嬉しいので、そういうサービスが広がっていくのなら、楽しみに眺めていたいなと思います。
まとめ
今回のニュースをひとことでまとめると、「JALが、航空券と住まいをセットにした二地域居住のパッケージを、札幌で試しに始める」ということ。月に4〜6回の往復を前提にした暮らし方は、出歩くのが苦手な私たちには新鮮に映りました。
それでも、住まい探しから移動の手配までまるごと引き受けてくれる仕組みには、出不精として素直に「いいなぁ」と思いました。手間のかかる部分を先にまとめて片付けておけば、滞在そのものを気持ちよく楽しめる。私たちがハワイで大事にしているのも、結局は同じことなんだなと、このニュースを読みながら思い直しました。
私たち自身がこのパッケージを使う場面はなさそうですが、こういう「移動と住まいをまとめて引き受ける」サービスが増えていくのは、面倒くさがりにとってはありがたい話です。札幌での実験がうまくいって、いろんな土地に広がっていくと面白いなと思います。
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