ANA・JALの燃油サーチャージ緊急値上げ。ハワイ往復7万円、特典航空券でも逃げ切れない現実


ハワイ好き・マイラー界隈にとっては、なかなか胃が痛くなるニュースが飛び込んできました。ANAとJALが、2026年5月1日発券分から国際線の燃油サーチャージを緊急値上げするというのです。

ANAもJALも燃油サーチャージ緊急改定でほぼ倍に。欧米は往復で11万円超え。 | すけすけのマイル乞食

ANAもJALも燃油サーチャージ緊急改定でほぼ倍に。欧米は往復で11万円超え。 | すけすけのマイル乞食

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すけすけのマイル乞食

ニュースのポイントを整理するとこんな感じです。

  • ANA・JALとも2026年5月1日発券分から燃油サーチャージを改定。
  • 通常は偶数月に改定するが、今回は奇数月での異例の「緊急」改定
  • ハワイ往復は約7万円以上に増加。
  • 欧米往復は約11万円以上に増加。従来の5万円台後半からほぼ2倍。
  • 新たに「ゾーンQ」という区分も追加される。
  • 背景はホルムズ海峡の封鎖状態など中東情勢で、原油価格が1バレル23,000円を超えている。
  • 特典航空券(マイル発券)でもサーチャージは別途必要。

ちなみに同じ日、米アラスカ航空も「第2四半期だけで燃料費が6億ドル増える」という理由で通期利益見通しを取り下げています。どこの航空会社も同じ殴られ方をしている、構造的なやつです。

「マイルがあればハワイは無料」という幻想

私たちはコツコツANAマイルを貯めて、ハワイ行きは基本的に特典航空券で賄っています。フライングホヌ(FLYING HONU)のプレミアムエコノミー、いわゆる「ホヌのプレエコ」が定番です。

で、マイラーがよく言う殺し文句に「マイルで取れば航空券が実質無料」というのがありますよね。これ、昔から半分ウソなんです。特典航空券でも燃油サーチャージと空港使用料は現金で払う。で、今回の改定で、ハワイ往復のサーチャージが夫婦2人で14万円超えることになるわけです。

正直、「マイルで取れたからラッキー」というより、「発券画面で出てきた支払額を見て無言でカードを出す」感じになりつつあります。

「もう貯める意味ないじゃん」とはならない理由

じゃあ特典航空券をやめて現金で買うのかというと、それはそれで違います。

だって現金で買ったハワイ往復航空券にも、同じサーチャージは乗っかっているから。むしろ運賃本体がそれなりに高いハワイ路線(プレエコだとローシーズンでも結構な額)を、マイルで運賃部分だけでも浮かせられるメリットは消えません。

「マイル=完全無料」ではなく「マイル=運賃部分のディスカウントチケット」くらいに認識をアップデートしておく方が、精神衛生上もよさそうです。

じゃあどう戦うか。結論は「ロングステイで薄める」

ここで出てくるのがいつもの出不精理論です。

夫婦2人のハワイ往復サーチャージが14万円超というのは、たしかに痛い。でも、これって「1回の渡航で発生する固定費」なんですよね。滞在日数が長かろうが短かろうが、往復のサーチャージは同じ額がかかります。

ということは、同じ14万円を払うなら、

  • 5日間ハワイに行く → 1日あたり2.8万円の固定費負担
  • 3週間ハワイに行く → 1日あたり6,700円の固定費負担

1回の滞在を長くすればするほど、1日あたりのサーチャージ負担は勝手に薄まっていきます。2週間〜3週間のロングステイスタイルが、結果的にサーチャージ値上げへの最強の防衛策になるわけです。

数泊の弾丸ハワイ旅行を何度も繰り返すスタイルの方ほど、今回の値上げはボディーブローのように効いてくる気がします。

シーズン選びも今まで以上に大事

もうひとつ、以前から私たちが大事にしているのが「シーズン選び」。

ANAのハワイ特典航空券は、必要マイル数がローシーズン・レギュラーシーズン・ハイシーズンで大きく変わります。サーチャージが上がった今、マイル数も高いハイシーズンを選ぶと「マイルも現金もダブルで痛い」ことになります。

私たちは年末年始や夏休みといったピークを基本的に避け、マイルが少なくて済むシーズンを狙って動きます。「いつでも行ける」という時間の自由があるからこそ使える戦略ではありますが、そもそも混む時期に旅行したくないタイプなので、相性もいい。

ここはまだ値上げされていない部分(マイル数)なので、ローマイルのシーズンで特典航空券を取るというシンプルなコツが、これまで以上に効いてきそうです。

結論:原油価格は動かせない。動かせるのは滞在日数と時期

中東情勢もホルムズ海峡も、残念ながら私たちが動かせる変数ではありません。航空会社も収益を守らないといけないので、サーチャージ改定は仕方ない面があります。

そうなると、動かせる変数は2つだけ。

  • 1回あたりの滞在日数を伸ばして、往復サーチャージを日割りで薄める
  • マイルが安くつくシーズンを選んで、現金負担を最小化する

結局のところ、短期でパパッと行って帰ってくるスタイルほど今回の値上げに弱く、のんびり2〜3週間ハワイで何もしない側に振り切ったスタイルほど影響が少ない、という構造になっています。

部屋のラナイで窓を開けて、ロングスで買ってきたビッグウェーブ ゴールデンエールを飲みながら「サーチャージ、まあ日割りで考えれば仕方ないか」と納得する。たぶん今回も、そういう落とし所になりそうです。

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出不精夫婦

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