シンガポール航空 A380・A350にStarlink機内Wi-Fiを2027年第1四半期から導入(2029年末完了予定)、全クラス容量無制限の無料Wi-Fi継続 ― ANA派の私たちは乗りませんが、機内通信業界の進化として読みました


シンガポール航空がA380とA350の長距離機にStarlink(イーロン・マスク氏のSpaceX社が運用する衛星インターネット網)ベースの機内Wi-Fiを2027年から入れていく、というニュースを読みました。アンテナ1基あたり最大1Gbpsで、しかも容量無制限の無料Wi-Fiが全クラスで使える、というスペックがなかなか強烈です。私たちはシンガポール航空に乗る予定がないので体験者ではないですが、機内通信業界の進化のニュースとして読み応えがあったので、距離感の話とあわせてメモしておきます。

シンガポール航空、A380・A350にStarlink 27年から高速Wi-Fi

シンガポール航空、A380・A350にStarlink 27年から高速Wi-Fi

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Aviation Wire

ニュースの骨子

  • 導入機材: A380+A350-900(長距離仕様・ULR超長距離仕様)
  • 導入時期: 2027年第1四半期から順次2029年末までに完了見込み
  • 通信スペック: アンテナ1基あたり最大1Gbps、マルチギガビット級・低遅延、離陸から着陸まで全クラスで利用可能
  • 料金体系:
    • 容量無制限の無料Wi-Fiを継続
    • 無条件無料: スイート/ファースト/ビジネスクラス、PPS会員、クリスフライヤー会員(プレエコ以上利用時)
    • プレエコ・エコノミー非会員も無料登録で利用可
  • 既存のWi-Fiサービスも継続

「容量無制限の無料Wi-Fi」というのは航空業界の中ではまだ少数派で、その上にStarlinkの低遅延・高速通信が乗ると、長時間フライト中の動画視聴・ビデオ会議・テザリングが地上並みに使える可能性があります。

ANA派の私たちはシンガポール航空に乗らない

正直に書くと、私たちのフライトはほぼANA一択です。マイル積算とPP(プレミアムポイント=ダイヤ会員資格を保つために積み上げる得点)獲得を1社に集中したいので、同じ目的地にANA直行便があれば他社便はほとんど選びません。シンガポール航空はスターアライアンス加盟の他社便ですが、アジア線でANAが直接飛んでいる路線が多いので、シンガポール航空便を能動的に選ぶ場面は今のところ出てきていません。

なので、Starlink Wi-Fiの導入を「実際に乗って体験した」という記事は、私たちには書けない立場です。

それでも機内通信業界の進化として面白い

ANA派の自分たちでも、Starlink Wi-Fiが長距離国際線で広がっていく動向はかなり気になる話です。理由は、私たちのハワイ便がフライングホヌ(ANAのA380、ハワイ便愛称)のプレミアムエコノミー(プレエコ)で、約7時間の太平洋横断フライト中に機内Wi-Fiの速度・容量がどう進化していくかは、滞在体験そのものに直結する関心軸だからです。

シンガポール航空がA380・A350の長距離機をまるごとStarlink化する、というのは、業界全体に「容量無制限の無料Wi-Fi」を当たり前のラインに押し上げる影響があるかもしれません。日本の航空会社が同じ水準を提供するには時間がかかるかもしれませんが、長距離国際線の機内通信のスタンダードが一段階上がる話として、フライングホヌのプレエコでiPhoneを開いている私たちにも、いつかは効いてくる進化です。

機内のiPhone利用と地続きの話

私たちの場合、長距離フライト中のiPhoneの使い方は、本を読むか地図を眺めるか写真を整理する程度で、ビデオ会議をしたり大容量のクラウドアップロードをしたりはしません。2026年4月24日以降、機内でモバイルバッテリーから機器に給電できなくなったので、私たちは座席のUSB-Aポートから直接iPhoneに充電できるUSB-A→USB-Cケーブルを鞄に常備する形に切り替えています。

機内通信が地上並みに使えるようになると、自分たちのライト級の使い方ですら「ハワイ滞在前にBooking確認しておこう」「友人に着陸時刻を伝えておこう」程度の動きが快適になります。重い使い方をしないからこそ、低遅延で安定した接続環境のありがたみは小さく積み重なるタイプです。

ANAもいつかこの水準に来ることを期待しつつ

最後にちょっと余白の話。ANAの長距離国際線(特にハワイ線のフライングホヌ・A380)は、機内Wi-Fi自体は提供されていますが、容量無制限の無料Wi-Fi×全クラスというシンガポール航空の水準に追いつくには、機材・コスト両面の判断が要りそうです。

私たちは引き続きフライングホヌのプレエコで太平洋を渡る予定なので、ANAの機内Wi-Fiもいつか同じ水準で容量を気にせず使えるようになると、長時間フライトの過ごし方の幅が一段広がります。今すぐの話ではなく、2027〜2029年にかけて業界全体がどう動くか、長い時間軸で気にして読んでいきたいニュースでした。

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出不精夫婦

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