HART(ホノルル都市鉄道)に州補助金$89.43M、第3期カカアコ延伸は2030年完成目標 ― ワイキキ徒歩+ピンクトロリー派の私たちは乗りませんが、ハワイの公共交通進捗として読みました


HART(ホノルル都市鉄道)に州補助金が$89.43M(約140億円)入る、というニュースを読みました。第3期はチューター・ペリーニ社がカカアコまで延ばす計画で、2030年完成目標。私たち自身はワイキキとアラモアナの間が徒歩とピンクトロリーで完結するスタイルなので、HARTに直接乗る場面は今のところなさそうですが、ハワイの公共交通の進捗としては読み応えのあるニュースだったので、距離感の話とあわせて書いておきます。

HART to receive $89M rail reimbursement, state says | Honolulu Star-Advertiser

HART to receive $89M rail reimbursement, state says | Honolulu Star-Advertiser

The Honolulu Authority for Rapid Transportation is slated to receive more than $89.43 million in reimbursements toward the cost to construct the city’s over $10-billion rail project, state officials say.

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Honolulu Star-Advertiser

ニュースの骨子

  • 補助金: 2026年3月期分の州補助金として$89.43M(約140億円)
  • 用途内訳:
    • 建設費 $72.9M
    • 債務利息 $7M
    • コンサルタント費 $3.5M
    • リスク管理保険 $6M
  • プロジェクト総額: $10億超
  • 連邦FFGA(修正完全資金供給協定): $1.55億ドルのうち2027会計年度で$125Mが配分
  • 現在の運用区間: キリヒ(Middle Street駅)まで(部分開業中)
  • 第3期延伸: チューター・ペリーニ社がキリヒ→カカアコ間を2030年完成目標で建設予定
  • 地元税収源: 資金の43.3%超
  • 審査: DAGS(州会計・一般サービス部)監査部が各請求書を審査、行政費$42,888.25などは除外

四半期だけで$89.43Mが投入されている時点でプロジェクトの規模感が伝わってきますし、地元税収源43.3%超ということは、地元の住民の方々の負担とリターンの両方が乗ったプロジェクトでもあります。

私たちのワイキキ-アラモアナの移動は「徒歩+ピンクトロリー」で完結

正直に書くと、私たちのハワイ滞在中の行動範囲は、ホテルから歩いて行ける範囲+アラモアナセンターまでがせいぜい、というかなり狭いものです。

アラモアナセンターのフードコートで晩酌のつまみを調達するのが「唯一遠出を許す例外圏」で、その移動手段はJCBカードを提示するだけで無料で乗れるピンクトロリー。お金を払ってまでバスに乗ろうとは思わないので、ピンクトロリーが基本ルートです。

ワイキキ内なら基本徒歩。ABCストアやロングスドラッグスやワイキキマーケットに歩いて行って買い物をして、部屋に持ち帰って晩酌、という流れです。これだけで日々のハワイ滞在は完結するので、HARTのお世話になる動機が現状はあまり立ち上がってきません。

第3期がカカアコまで(2030年)、ワイキキ直行ではない点が距離感の核

今回のニュースで個人的に確認したかったのが、HARTがどこまで延びてくるか、というところでした。

現在はキリヒ(Middle Street駅)まで運用、第3期でカカアコまで延伸する計画で2030年完成目標。カカアコはワード/カピオラニ寄りのエリアで、ワイキキの直接の隣ではありません。ワイキキから乗りたい場合は、結局トロリーかバスかタクシーでカカアコ駅まで出る必要があります。

ローカルの方々の通勤・通学・買い物の動線が伸びるのは間違いなく便利になる進捗で、地元税収源で支えてきた事業がきちんと前進しているのは、地元の皆さんにとっては嬉しい数字だと思います。一方、観光でワイキキに泊まっている私たちのような滞在者にとっては、「ワイキキからまっすぐ乗り込める駅ができる」までは生活動線に組み込みにくい、というのも正直な距離感です。

ホテル滞在者の動線とローカルの動線は別レイヤー

HARTが完成形に近づいたとしても、私たちの滞在スタイルが大きく変わるかは未知数です。徒歩+ピンクトロリーが今のところ「歩いて行ける買い出しと、晩酌の準備」と完璧に噛み合っているので、HARTを能動的に使うシナリオが思いつかない、というのが本音。

ただ、空港(ダニエル・K・イノウエ国際空港)からホノルル中心部・カカアコ方向に向かう経路としては、HARTが将来的に観光客の選択肢に入ってくる可能性はあります。私たちはハワイへの空港送迎にHGV(ヒルトン・グランド・バケーションズ)の特典で使えるLyftクレジットを充てているので、現状はLyft一本ですが、将来HARTが空港〜カカアコまで含めてシームレスにつながった時には、選択肢の幅としては気になる存在ではあります。

まとめ:乗る予定はないが、ハワイの公共交通の進捗として歓迎

私たちは引き続き、ワイキキの歩いて行ける範囲+ピンクトロリーでアラモアナ往復、という最小構成のハワイ滞在スタイルを続ける予定です。HART自体の利用者になる可能性は当面低いです。

その上で、ハワイ現地の通勤・通学の足が前進し、地元の方々の暮らしの動線が広がっていくのは、ハワイに通う一観光客としては素直に歓迎したい話。$89.43Mという四半期の補助金額や、2030年カカアコ延伸という具体的なマイルストーンが見えていることで、HARTが現実に前に進んでいるのが分かるニュースとして、興味深く読みました。

カカアコまで来た先に、いつかワイキキ近辺までつながる日が来るのかどうか。長い時間軸で気にして読んでいきたい話です。

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出不精夫婦

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