ANA国内線タイムセール開始、でも5/19新料金体系では"基本買わない"に戻った話
ANAの国内線タイムセールが、4月24日0時から始まりました。販売は4月30日まで、搭乗期間は5月23日から8月31日までです。
ANA、国内線でタイムセール実施 5月〜8月搭乗分 - TRAICY(トライシー)
全日本空輸(ANA)は、「国内線航空券タイムセール」を4月24日から30日まで実施する。 エコノミークラスの片道最低運賃と主な対象路線は、東京/羽田発着では大阪/伊丹が9,570円、広島が10,230円、松山が10,56 […]
まず事実を整理
- セール販売期間: 4月24日〜4月30日
- 搭乗期間: 5月23日〜8月31日
- 羽田発の片道最低運賃(エコノミー・主要路線の抜粋):
- 大阪/伊丹: 9,570円
- 広島: 10,230円
- 松山: 10,560円
- 鹿児島: 11,110円
- 札幌/千歳: 11,220円
- 福岡: 11,880円
- 沖縄/那覇: 11,880円〜
- 沖縄/那覇ー石垣: 5,720円〜(離島路線も対象)
- ファーストクラス(プレミアムクラス)のセール運賃もあり
- 旅客施設使用料は別途必要
「沖縄線はセール対象外」というイメージを持っている人も多そうですが、今回は羽田ー那覇がしっかり11,880円〜で入っています。離島の沖縄ー石垣に至っては5,720円〜で、数字だけ見るとかなり強気なセールです。
ただし、搭乗期間が5月23日から、というのが大事
ここからが本題です。
ANAは2026年5月19日搭乗分から国内線の運賃体系を全面リニューアルしています。今回のタイムセールの搭乗期間(5/23〜)は、まるごと新料金体系下のセール第一弾、という位置づけです。
新料金体系下のセール運賃は、ざっくり言うと「シンプルプラン」のルールに準拠する形になりました。具体的に我が家が引っかかっているのがここ:
座席指定は、搭乗24時間前から
つまり、予約時点で事前に座席を選ぶことができない。ファーストクラス(プレミアムクラス)のセール運賃も同じ扱いです。
ファーストクラスに乗る一番の理由は、PP獲得
ここで一旦、我が家がなぜ国内線でファーストクラスを選んでいるか、前提を少しだけ置かせてください。
一番の動機は、正直PP獲得=ダイヤ維持です。月1〜2回程度のフライト頻度で年間のダイヤ基準を達成しようとすると、現実的にはファーストクラスに乗るしか道がありません。搭乗回数をそれ以上増やすと単純に身体が疲れてしまうので(出不精なので)、「少ない回数で効率よくPPを積む」=ファーストクラス、という制約から出てきた選択です。
ただ、せっかくファーストクラスに乗るのなら、やっぱり目一杯楽しみたい。その「目一杯楽しむ」の中身が、夫婦2人で横並びに座って、機内食を肴に乾杯することなんですよね。PP獲得が主で、横並び乾杯は副、という順序ではあるのですが、副のほうが崩れるとフライト全体の満足度がごっそり落ちるので、これも譲れない条件になります。
これが搭乗24時間前にならないと座席を指定できないとなると、かなり厳しい。運よく2人並びで空いていればいいけれど、繁忙期ほど並び席はバラけやすいし、そもそも「当日まで分からない」こと自体が出不精的にはストレスです。
ということで、今回のセールに対する我が家の基本方針はこうなります。
基本スルー。沖縄線が対象に入っていようが、札幌・福岡が1万円台前半で出ていようが、横並び席が事前に確保できない運賃は買わない。シンプルに、これだけです。
旧体系時代の「美味しいセール」とは何が変わったのか
5月18日までの旧料金体系下では、ANAのタイムセールはかなり違う楽しみ方がありました。
特にプレミアムクラス(ファーストクラスの前身)のセール運賃。これには美味しい特徴があって、株主優待割引と同じだけのPPが付く設計になっていました。しかも座席指定は予約時点で可能。
なので我が家の当時の定番は、「株主優待価格より安いプレミアムクラスセールが出ていたら、迷わず買う」でした。株優よりPP単価が良くなり、横並び席も事前に押さえられる。PP稼ぎの効率化と、機内食で乾杯したいという動機が、綺麗に両立する運賃でした。むしろセールが出るたびに、沖縄路線の株優予定を切り替えて乗り直す、くらいには積極的に拾っていました。
その「美味しい設計」が、5月19日以降は静かに終わっています。セール運賃のPP付与自体は残っていても、座席指定ルールがシンプルプラン準拠に揃えられた時点で、我が家の判断軸の中では「値段が多少安くても買わない運賃カテゴリ」に移動してしまいました。
セールでお得に飛ぶ、というハックが1つ消えた、とも言えます。
これから我が家はどう動くか(運賃選択の話)
そんなに複雑な話ではなく、要するに5月19日以降は、セールを最初から「ないもの」として予約計画を組み直す、という方針です。
新料金体系の中で我が家が選ぶのは、基本「スタンダード」一択になります。なぜその1点に収斂するか、運賃ごとに消去法で並べると分かりやすいです。
- シンプル: 一番安いが、座席指定が搭乗24時間前からなので横並びが確保できない → ×
- フレックス(旧・普通運賃相当): 変更自由度は高いものの、単純に値段が高すぎるので買わない → ×
- 株主優待割引: フレックスの半額まで落ちるが、スタンダードのほうがさらに安いので、わざわざ株優にする意味が薄い → 基本×
- スタンダード: シンプルよりはちょっと高いが許容範囲で、予約時点で座席指定ができる → ◎
つまり「横並びが事前に取れて、かつ一番安い」ところに自然に落ちていくのがスタンダード、という話です。安さがマスト要件を塗りつぶしてくれない、というのが我が家の運賃選択ルールになります。
路線別の方針はこんな感じ。
- PP稼ぎの沖縄線(那覇・石垣・宮古): ファーストクラスのスタンダード運賃で、予約時点で横並び席を確保する
- 札幌・福岡の「ヒルトン晩酌路線」: ヒルトンのカクテルタイムに間に合う便を起点に、これもスタンダード運賃で事前座席指定まで終わらせる
- 伊丹・広島・松山・鹿児島: そもそも用事がなければ買わない。安くても「夜の過ごし方まで含めて効率が合わないと意味がない」という感覚は変わらず
値段より「予約時点で2人並びの席が取れるかどうか」を先に決めて、そこから最安を探す運用、という感じです。
SFC PLUS/LITE判定期間への影響は?
少し話を広げると、ANAカード・ANA Payの年間決済300万円を基準にSFCがPLUS/LITEに分かれる2028年4月改定を見据えると、「ANAカードでフライトを堂々と買う」という動線自体は引き続き大事です。
ただし、「セールで安く回数を飛ばして決済額も稼ぐ」という二兎追い作戦は、我が家の場合は成立しなくなったと考えていて、これも方針転換ポイントです。沖縄線のスタンダード運賃をきちんと積む、ホテル代や日常決済も含めて300万円ラインを作っていく、という地味な積み上げ型に寄せていく予定です。
セール運賃に飛びついて横並びが崩れたストレスを抱えるくらいなら、そのストレス分を回避できる運賃を淡々と買う、というのが、結局出不精夫婦のコスパ判断では正解だったりします。
まとめ
- ANA国内線タイムセール、沖縄線を含めて広く対象。数字だけ見ると過去の「美味しいセール」の匂いがする
- ただし、5月19日からの新料金体系でセール運賃=シンプルプラン準拠に変更。座席指定は搭乗24時間前から
- 夫婦横並びで機内食を楽しむのが絶対条件の我が家は、今回のセールは基本スルー
- 旧体系時代の「プレミアムクラスセール=株優並みPP+事前座席指定」という美味しい設計は、静かに役目を終えた
- PP稼ぎはファーストクラスのスタンダード運賃で「席まで含めて予約時点で確定」する運用に戻す(フレックスは高すぎ、株優はスタンダードより高いので基本選ばない)
セールという言葉に惹かれて計画を歪めるより、横並びで乾杯できる席を先に押さえて、そこから予算を逆算する。これくらいの淡々とした運用が、結局我が家には一番ストレスが少ないみたいです。