ANA国際線3月利用実績、旅客85.1万人で利用率89.3% ― コロナ後初の80万人超え(2020年1月以来6年2か月ぶり)、欧州LFは93.1%まで上昇


ANAホールディングスが2026年3月の利用実績を発表し、国際線の旅客数が85万1,284人(前年同月比18.2%増)でコロナ後初の80万人超えを記録したというニュース。80万人超えは2020年1月の86万9,111人以来6年2か月ぶりで、新型コロナの流行後としては初。利用率(ロードファクター/LF)は89.3%(前年比7.9ポイント上昇)、欧州方面に至っては93.1%まで上昇しています。我が家のように「ハワイ特典航空券で夫婦2席」を取ることが旅の前提になっている立場としては、ANA国際線全体の混雑が進んでいることは特典枠の競争激化と表裏一体なので、ロー・レギュラーシーズン狙いがますます重要になるニュースです。

ニュースのあらまし

ANA国際線、コロナ後初の80万人超え 利用率89.3%=3月実績

ANA国際線、コロナ後初の80万人超え 利用率89.3%=3月実績

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Aviation Wire

ANA国際線3月の主要数値を整理すると次のとおり:

  • 旅客数: 85万1,284人(前年同月比 18.2%増)
  • コロナ後初の80万人超え(2020年1月の86万9,111人以来 6年2か月ぶり)
  • ASK(有効座席キロ): 54億1,400万2,000座席キロ(6.0%増)
  • RPK(有償旅客キロ): 48億3,480万5,000旅客キロ(16.3%増)
  • 利用率(LF): 89.3%(前年比7.9ポイント上昇)
  • 運航率: 99.4% / 定時到着率 87.0%

方面別では:

  • 欧州方面: LF 93.1%(+8.2pt、最高水準)・旅客数 8万6,938人(+13.3%)
  • アジア/オセアニア方面: LF 86.9%(+9.3pt)・旅客数 52万8,914人(+20.4%、増加率トップ)

国内線も旅客数368万5,541人(+4.7%)・LF 85.4%(+6.0pt)で堅調。羽田発着の幹線4路線では那覇線が93.1%(+6.1pt)で最高、伊丹線のみ前年割れ(-4.3%)という結果でした。

利用率89.3%は特典航空券派にとって警戒水準

我が家のANAマイルの使い方は、ハワイ便の夫婦2席分の特典航空券を確実に取れるようにするために組み立てています。フライングホヌ(A380)のプレミアムエコノミーで夫婦並び席を取れる状態を年間で維持する、というのが現実的なゴールで、そのために必要マイルが急増するハイシーズンを避け、ロー・レギュラーシーズンを中心に予約を回しています。

そういうマイルの回し方から今回の数字を見ると、利用率89.3%は明確に警戒水準です。コロナ前の2020年1月でも86.9万人で利用率は今より低かったわけで、「需要は戻ったが供給(座席数)はまだコロナ前を完全に超えていない」状態が続いていて、結果として座席利用率が高くなっている=空席が少ない状況。これは特典航空券派にとって「希望日にプレエコの夫婦2席が空いているかどうかが厳しくなる」直接的なシグナルです。

特に注意したいのは、3月というハワイ春休み・卒業旅行・3月決算明けの法人移動が重なる需要ピーク期に、この数字が出ているという点。我が家のハワイ滞在はFIRE後の柔軟なスケジュールを活かしてピーク期を避けるのが基本ですが、それでも全体的な混雑感が上がってくると、ロー・レギュラーシーズンの「比較的取りやすい時期」が以前より狭まっている可能性が高い。早めの予約と複数日程の保険、という二段構えを意識する必要が出てきます。

方面別の動き ― アジア/オセアニアが+20.4%でけん引

方面別で目立つのはアジア/オセアニア方面の旅客数+20.4%増(52万8,914人)で、国際線全体の旅客数(85.1万人)の約62%を占めています。アジア/オセアニアにはハワイは含まれませんが、3方面すべてが前年大幅増という状況は、「ANA国際線全体が需要回復モードに入っている」ことを示しています。

欧州方面はLF 93.1%という、ほぼ満席に近い数字。これは欧州方面の旅客数が3方面の中で最も少ない8.7万人ではありますが、供給に対して需要が完全に追いついている状況です。同じパターンが北米方面(ハワイ含む)にも来ているとすると、ハワイ便でも空席が少ない状況が続いていることになります。

那覇線93.1%という国内事情も連動

副次的に気になるのが、国内線の羽田-那覇線がLF 93.1%で羽田発着幹線4路線のトップという数字。我が家はANAダイヤ獲得のためのPP単価が高い羽田-那覇線を主力ルートに据えて使っているので、国内線でも沖縄方面の混雑感が上がっているのは普通に肌で感じる話。スタンダード運賃で横並び席を予約時点で確保する運用は引き続き継続ですが、人気便のスタンダード席を早めに押さえる動きはますます重要です。

国内線全体のLF 85.4%(+6.0pt)も高水準で、ANAとしては「コロナ後のリセット期を抜けて、国内・国際とも需要が戻ってきた」局面に入っているのが見えます。我が家のようなANAに集中してマイルを貯めていくスタイルを続ける立場としては、混雑感の上昇とサービスの安定性は表裏一体なので、需要回復自体は応援したいニュース。ただし特典枠の競争激化という現実は分けて受け止める必要があります。

おわりに

ANA国際線3月の利用実績は、旅客85.1万人・利用率89.3%・コロナ後初の80万人超えという、業績的には明るいニュース。欧州LF 93.1%・那覇線LF 93.1%という個別数字も、ANA全体の需要回復をはっきり示しています。

私たちのようなハワイ特典航空券で夫婦2席を取りたい立場としては、需要が完全に戻った状況での特典枠争奪戦が一段厳しくなる、という現実を受け止める1ヶ月の数字。ロー・レギュラーシーズン狙い+早めの予約+複数日程の保険、という基本姿勢を改めて固める素材として、手元に置いておきたい数字でした。

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出不精夫婦

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