ハワイ州が200万ドルで観光回復キャンペーンを始動 ― 3月のコナロー暴風雨後、ジョシュ・グリーン知事が業界パートナーと立ち上げ。HGV在宅派の我が家からは観光モデルが違うけれど、ハワイの賑わいが戻ってほしいと願って読んだ話
ハワイ州のジョシュ・グリーン知事が、ハワイ観光局(HTA)とハワイ訪問・会議局(HVCB)を中心とした業界パートナーと組んで、200万ドル規模の観光回復キャンペーンを立ち上げた、というニュースを読みました。3月のコナロー(Kona Low、ハワイで西側から低気圧が居座る冬〜春の悪天候パターン)による暴風雨被害のあと、訪問者数・滞在日数・支出が静かに落ちている状況を立て直すための施策です。我が家はHGV(ヒルトン・グランド・バケーションズ、ヒルトンのタイムシェアブランド)のコンドミニアム滞在中心で、観光ツアーをガッツリ詰める側ではないのですが、ハワイの賑わいが戻ってほしいなぁと願いながら読みました。
Hawai’i launches campaign to rebuild visitor confidence following Kona Low storms | Maui Now
March visitor statistics released Thursday by the Department of Business, Economic Development and Tourism showed statewide visitor arrivals declined 1.7% in March 2026 compared to March 2025, while visitor spending declined 1.6% to $1.96 billion.
ニュースの骨子
- 立ち上げ主体: ハワイ州(ジョシュ・グリーン知事主導)、ハワイ観光局(HTA)、ハワイ訪問・会議局(HVCB)、業界パートナー
- 予算規模: 200万ドル(知事の制限付き資金配分)
- メッセージ: 「ハワイは訪問客を温かく歓迎する」「訪問が経済回復を支援する」
- 対象: 米本土および国際市場全般を想定
- 背景となる落ち込み(2026年3月の数字):
- 訪問者数: 前年同月比1.7%減
- 訪問者支出: 19億6000万ドル(1.6%減)
- 1日あたりの平均滞在者数: 5.1%減
200万ドルというと日本円で約3億円弱。州全体のキャンペーンとしては大きな額ではない、という感覚もありますが、「メッセージを揃えて広く届ける」ためのスタートアップ予算としては自然な規模だなぁと感じます。
コナローからの流れで読む
3月のコナロー暴風雨では、ハワイ全体で大きな観光損失が出たことを以前にも書きました。州全体で約3億2500万ドル規模の観光損失、ホテル需要はオアフで16%減、マウイで14%減、カウアイ・ハワイ島で12%減という整理でした。
この流れの直後に、グリーン知事と観光業界が「もう大丈夫、ぜひ来てください」というメッセージで動き始めた、というのが今回のニュース。被害集計の段階から、ゲストを呼び戻すフェーズに公式に切り替わった節目だなぁと感じます。
HGVコンドミニアム派の我が家とは観光モデルが違う
正直に書くと、我が家のハワイ滞在はHGVのコンドミニアムに長めに滞在して、ヒルトン村周辺やワイキキで歩いて過ごすスタイルです。ノースショアまで足を延ばしたり、マウイ島・ハワイ島・カウアイ島まで離島ホッピングしたり、というアクティビティ重視の観光モデルでは動きません。
天気が悪い日は、コンドミニアムのリビングのソファで窓を開けて、ライオンコーヒーやコナブリューイングを淹れてだらだら過ごします。雨でツアーが飛ぶような体験はそもそも組み込んでいないので、コナローの被害が直接的に滞在の楽しみを削るタイプではありません。
なので、観光回復キャンペーンが届けたい主役のお客さん像とは、自分たちの滞在モデルはちょっと位置がずれていると感じます。
それでもハワイの賑わいが戻ってほしい
とはいえ、ハワイ滞在を支えてくれているのは現地の事業者さんです。スーパーで売られているフルーツやポキも、近所のフードトラックでテイクアウトするガーリックシュリンプも、晩酌のおつまみを並べるアラモアナのフードコートも、根っこは観光経済の上に乗っています。アクティビティに行かなくても、滞在中に「普通に買い物して、普通に食べて、普通に飲んで」を続けるだけで、間接的にこの経済の一粒に乗れている感覚はあります。
だからこそ、グリーン知事とHTA/HVCBが200万ドルで「ハワイは普通に開いていますよ、来てください」と発信する動きは、自分たちが楽しんでいるハワイ滞在の足元を支えてくれる話として、応援したいなぁと感じます。観光客の賑わいがビーチやアラモアナに戻ってくると、自分たちが歩く道のりの空気感も明るくなります。
旅行需要を呼び戻すフェーズへ
今回のキャンペーンは、コナロー後の落ち込みからの「呼び戻し」のための初手という位置付けで読みました。具体的なメディア展開や対象市場の優先順位は記事内で詳細まで触れられていませんが、グリーン知事が表に立って「ハワイは温かく歓迎する」というメッセージを打つこと自体に、ゲストにも事業者にも安心感を出す意味があるなぁと感じます。
我が家は引き続きHGVのコンドミニアム+ワイキキ中心の在宅スタイルで滞在を続ける予定なので、観光モデルとしては今回の主役層とはちょっと違います。ただ、ハワイ全体に旅行需要が戻ってきて、自分たちが歩くワイキキやアラモアナにも明るい空気が戻ってくることは、滞在の楽しさそのものに直結する話です。長く効いてくるタイプのニュースとして、興味深く読みました。