ハワイといえば、ワイキキビーチが真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、実はオアフ島には人混みを避けてゆったりと過ごせる穴場のビーチが数多く存在します。
観光客で賑わうスポットを離れ、静かな自然の中でハワイの魅力を満喫したい方のために、今回は隠れた名所を5つ厳選しました。
シュノーケリングやサーフィン、のんびりとしたピクニックなど、さまざまな楽しみ方ができるビーチを紹介します。
アクセス方法や現地のヒントも合わせて、旅行計画に役立つ情報をまとめました。
1. ハロナ・ビーチ・コーブ (Halona Beach Cove)
場所: オアフ島南東部、ハロナ・ブロウホールの隣 (地図)
特徴: 映画「地上より永遠に」で有名になった小さなビーチで、「エタニティ・ビーチ」とも呼ばれます。狭い砂浜と透明度の高い海が特徴で、近くには探検心をくすぐる洞窟があります。観光客が少なく、ローカルに愛される隠れ家的なスポットです。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」などのロケ地としても知られています。
アクセス: ワイキキから車で約20分。ハロナ・ブロウホールの展望台から岩場を下ってアクセスします。岩場は滑りやすく、急な斜面もあるため、適切な靴を履いて注意深く進んでください。
ヒント: 波が穏やかな夏場(5月~9月)に訪れるのが最適です。強い流れがある場合があるため、泳ぐ際は十分に注意してください。トイレやシャワーなどの施設はないので、飲み物や軽食、日焼け止めを持参しましょう。美しい写真を撮りたい方は、岩場からの景色も見逃せません。
おすすめの理由: ハロナ・ビーチ・コーブは、ワイキキから近く、アクセスしやすいにもかかわらず、観光客が少ないため静かな時間を過ごせます。映画のロマンチックな雰囲気を味わいたい方にもぴったりです。
2. ベローズ・フィールド・ビーチ・パーク (Bellows Field Beach Park)
場所: オアフ島東部、ワイマナロ (地図)
特徴: 米空軍の施設内にあるビーチで、週末(金曜午後~日曜)と祝日のみ一般開放されます。白い砂浜とエメラルドグリーンの海が広がり、混雑が少ないのが魅力。透明度が高く、穏やかな波はボディボードやスイミングに最適です。広々としたビーチはピクニックや家族連れにも人気です。
アクセス: ワイキキから車で約40分。H1とHI-72を経由してワイマナロへ向かいます。入口でIDチェックがあるため、パスポートなどの身分証明書を持参してください。駐車場は広く、無料で利用可能です。
ヒント: トイレ、シャワー、ピクニックテーブルなどの施設が整っています。週末は地元の人々でやや賑わうため、早朝に訪れるとより静かに楽しめます。キャンプも可能なエリアですが、許可が必要です。詳細は 公式サイト で確認してください。
おすすめの理由: 軍施設内にあるため観光客が少なく、広大なビーチをゆったりと楽しめます。家族や友人とリラックスした時間を過ごしたい方に最適です。
3. スリー・テーブルズ (Three Tables)
場所: オアフ島北岸、ププケア地区 (地図)
特徴: シュノーケリングの名所として知られるビーチ。名前の由来は、低潮時に水面に現れる3つの平らな岩(テーブル)です。透明度が高い海には、ハワイの州魚「フムフムヌクヌクアプアア」をはじめ、色とりどりの魚やサンゴ礁が見られます。ププケア海洋保護区内にあり、豊かな海洋生物を観察できます。
アクセス: ワイキキから車で約1時間。北岸のカメハメハ・ハイウェイ沿いに位置します。駐車場は限られているため、早めの到着がおすすめです。
ヒント: 夏場(5月~9月)がシュノーケリングに最適なシーズンで、波が穏やかです。冬場は波が高くなり危険なため、泳ぐのは避けてください。岩場が多く、深いエリアもあるため、泳ぎに自信のある方やシュノーケリング装備を持参する方におすすめ。シュノーケリングの詳細は To-Hawaii.com を参照してください。
おすすめの理由: ワイキキから少し離れた北岸にあり、観光客よりもローカルやシュノーケリング愛好者に人気。海洋保護区ならではの豊かな海の生態系を楽しみたい方にぴったりです。
4. ホワイト・プレインズ・ビーチ (White Plains Beach)
場所: オアフ島西部、カラエロア (地図)
特徴: ローカルに人気のサーフスポットで、初心者にも優しい波が特徴。白い砂浜からはダイヤモンドヘッドやワイキキの遠景が望め、開放感があります。ハワイアンモンクシールが見られることもあり、自然愛好家にもおすすめです。
アクセス: ワイキキから車で約45分。H1とH201を経由して西部へ向かいます。駐車場は無料で利用可能です。
ヒント: サーフボードのレンタルやレッスンも現地で利用可能。ビーチでのんびり過ごすのも良いですが、日差しが強いので日焼け止めや帽子を忘れずに。トイレやシャワーがありますが、飲食店は近くに少ないため、軽食を持参すると便利です。
おすすめの理由: 西海岸のローカルな雰囲気と美しい景色が魅力。サーフィンを試してみたい初心者や、ワイキキから離れたビーチでリラックスしたい方に最適です。
5. マクア・ビーチ (Mākua Beach)
場所: オアフ島ワイアナエ海岸 (地図)
特徴: オアフ島で最も人里離れたビーチの一つ。金色の砂浜とワイアナエ山脈、緑豊かなマクア渓谷を背景にした壮大な景色が広がります。週末以外はほぼ無人で、静寂を求める方にぴったり。観光客よりもローカルや自然愛好者が訪れる隠れ家です。
アクセス: ワイキキから車で約1時間。ワイアナエ海岸沿いのファーリントン・ハイウェイを進みます。公共交通機関ではアクセスが難しいため、レンタカーが必要です。
ヒント: トイレやシャワーなどの施設はありません。食料や水、日焼け止めを十分に準備してください。波の状態を事前に確認し、泳ぐ場合は注意が必要です。詳細は Condé Nast Traveler を参照してください。
おすすめの理由: 手つかずの自然と圧倒的な静けさが魅力。ハワイの原風景を体験したい方や、日常から離れてリフレッシュしたい方に最適です。
まとめ
以上、ハワイの穴場ビーチ5選をご紹介しました。
ワイキキの喧騒を離れ、オアフ島の自然を満喫できるこれらのビーチは、静かな時間を求める旅行者にぴったりです。
ハロナ・ビーチ・コーブのロマンチックな雰囲気、ベローズ・フィールドの広々とした砂浜、スリー・テーブルズの海洋生物、ホワイト・プレインズのサーフィン、マクア・ビーチの静寂――それぞれが異なる魅力を持っています。
訪れる際は、波の状態や現地のルールをチェックし、安全に楽しみましょう。
ハワイの隠れた魅力を発見する旅に出かけてみませんか?
ビーチ比較表
ビーチ名 | 場所 | 主なアクティビティ | アクセス(ワイキキから車で) | 施設の有無 | 特徴的なポイント |
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ハロナ・ビーチ・コーブ | 南東部 | スイミング、写真撮影 | 約20分 | なし | 映画のロケ地、洞窟 |
ベローズ・フィールド | 東部、ワイマナロ | ボディボード、ピクニック | 約40分 | トイレ、シャワー | 週末のみ開放、軍施設内 |
スリー・テーブルズ | 北岸、ププケア | シュノーケリング | 約1時間 | 限定的 | 海洋保護区、透明な海 |
ホワイト・プレインズ | 西部、カラエロア | サーフィン、ビーチ散策 | 約45分 | トイレ、シャワー | ローカル向け、シール観察 |
マクア・ビーチ | ワイアナエ海岸 | ビーチ散策、リラクゼーション | 約1時間 | なし | 非常に静か、山脈の景色 |